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[インタビュー]一流アスリートから学ぶ“挑戦する力” オリンピック金メダリスト・水谷隼さんが来園!|ひらがなのツリーほいくえん
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都内に24園を運営する社会福祉法人・東京児童協会では、「本物にふれる体験」を大切にした保育の一環として、トップアスリートから直接指導を受けられる「スポーツプロジェクト」を展開しています。
今回、ひらがなのツリーほいくえんで行われた「卓球教室」には、オリンピック金メダリストの水谷隼さんが来園。
4,5歳児クラスの子どもたちへ卓球の楽しさを伝えてくれました。
体験を終えた水谷さんに、子どもたちへの印象やご自身が卓球を始めたきっかけ、そして金メダリストを目指すようになった経緯について伺いました。
“できなかった”が“できた”に変わる経験を

卓球界を代表するトップアスリートであり、オリンピック金メダリストの水谷隼さん。引退後は、タレント、スポーツキャスター、卓球解説者など幅広く活躍されていますが、卓球の普及活動にも力を入れているそうです。
――今日の体験会をやってみていかがでしたか?
保育園での卓球指導は初めての試みだったのですが、子どもたちの元気さがすごく伝わってきて、自分が元気をもらえました。

――初めて保育園の子どもたちに教えるということで、事前に準備されたことはありますか?
11歳の娘がいるんですけど、4歳、5歳の頃どんなふうにコミュニケーションを取っていたかなと思い出したりしていました。しっかりコミュニケーションを取ることが大事だろうと考えてきたのですが、元気に明るくコミュニケーションを取ることができたので良かったです。体験した子どもたちが、卓球を好きだと思ってくれるように教えることができたんじゃないかなと思います。
――今日は、4、5歳児クラスの子どもたちが体験しました。娘さんがそのくらいの年齢のときには卓球を教えたりしましたか?
教えていました。家に、テーブルのような卓球台を置いて、よく娘と卓球をしましたね。今はもう卓球やってないんですけど(笑)。
――保育園に通う年齢の子どもたちが、卓球を体験することで得られるものは何だと思いますか?
最初は、ラケットにボールが当たらない子や、当たっても返球することができないことがほとんどだったと思います。でも、教えてもらったことをやってみることで、できなかったことができるようになるんだっていう体験ができたと思います。無理だと思っていても、諦めずに努力すれば、必ずできるようになるということが伝わっていたらうれしいです。
――緒にラケットを持って打つという練習がありましたが、力が入っている子、入ってない子などの違いもありましたか?
ありました。力いっぱい握る子が多かったですが、「リラックスしてね」と声をかけて背中をそっと押すようにすると、急にうまくいったりするんです。
ボールが返せるようになるにつれて、みんな自然と力が抜けていきました。最後は、僕がほとんど添えているだけで、自分からゆっくりスイングする子も多かったのが印象的でした。

金メダリストを目指した“憧れの力”
――子どもを金メダリストにするにはどうしたらいいんだろうと考える保護者は多いと思います。水谷さんが金メダリストを目指したきっかけを教えてください。
「金メダルを取りたい!」という気持ちになったのは、やはりオリンピックを見たことがきっかけです。他のスポーツのアスリートが活躍しているのを見て、「自分もその場に立ちたい!」という気持ちになったのが一番強かったですね。
――憧れの存在というのは、やはり大きいですか?
とても大きいです。僕は、中学生のときに、アテネオリンピックで体操選手が金メダルを取る瞬間を見て、「いつか、自分も卓球でいろんな人に感動を与えられるような選手になりたい!」という気持ちを持ちました。人々に、感動や勇気、夢を与えられる存在になりたいという気持ちを強く持ったのは、金メダルを取る選手に憧れたというのが大きいと思います。
――その時にイメージした姿をしっかり現実化させたんですね。
ずっと続けてきた卓球ですが、金メダリストになりたいと思うようになった頃から、より一層努力をするようになりました。アスリートの方の記事を読んだりすると、みなさん一生懸命努力して、苦しいことを乗り越えているんですよね。まっすぐ競技と向き合って頑張っているんです。アスリートの方のインタビュ―を読むと、みなさん同じようなこと言っているんです。「地道に、一生懸命、努力を重ねることで成果が残せる」と。だから自分も、卓球を毎日、一生懸命努力して続けてきたことが、結果につながったんじゃないかなと思います。
――子どもの頃から家に卓球台があり、自然に卓球を始める環境で育った水谷さんですが、目標を持った瞬間から、伸び方って変わりましたか?
変わりました。覚悟が全く違うので。人間って、いろんなことに興味があるんです。シンプルに生活をしていても、食事だったり、人間関係だったり、いろんなことに力を分散しちゃうんです。でも、「自分は卓球で頑張らなきゃいけないんだ。卓球で本当にオリンピックを目指そう」となったら、まっすぐ卓球のことだけを考えるようになるんです。それが多分、僕の中で「卓球で勝ちたい」という覚悟を持った瞬間だと思います。
サイン入りラケットボードをいただきました

最後に、卓球のラケットの形をしたボードに水谷さんのサインを書いていただき、ひらがなのツリーほいくえんの仁和園長が受け取りました。
子どもたちにとって、そして園にとっても忘れられない“本物の出会い”となりました。
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水谷さんに来園いただき実施したスポーツプロジェクトの様子はこちらの記事より

