富久ソラからのうちゅうだより～１月号～

副園長挨拶

新春のお慶びを申し上げます。新しい一年が、お子様にとって、また保護者の皆様にとって笑顔がたくさんの年になりますようお祈りいたします。子どもたちの元気な声や挨拶と共に新しい年がスタートしました。今年は卯年です。うさぎは足が速く、跳躍力のある動物であることから飛躍や向上の象徴とされています。子どもたちがより一層飛躍できるように、そして、保護者の皆様と共に子どもたちの成長を喜び合える一年にしたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
静岡県の保育園において園児への虐待及び施設内での隠蔽行為が判明しました。子どもたちの笑顔や楽しい日常を守るべき、そして安全な場所であるはずの保育施設でこのような行為が行われていたことは、私たちにとって胸を締めつけられる衝撃的な事件でした。この事件をうけ、職員と日常行なっている教育保育や子どもとの関りが適切なものであるか振り返りを行いました。子どもの人権・人格の尊重の観点に沿った適切な教育保育となっているかを常に考えるとともに、職員相互で注意・指摘できる環境を整えてまいります。
＜0歳児クラス：親子ふれあい交流会＞
感染症の発生により延期させていただいた0歳児クラスの「親子ふれあい交流会」を、12月10日に行いました。日頃、保育者と楽しんでいる絵本やわらべうたを紹介し、玩具や保育室をご覧いただきました。また、ご家庭での様子を伺いながら和やかな雰囲気のなか、会をすすめることができました。
＜クリスマス会＞
帽子やリース、長靴を作って飾ったり、クリスマスにちなんだ歌や絵本を楽しんだりしました。
クリスマス会の時には、鈴の音と共に現れたサンタクロースからのプレゼントに、
目を輝かせていました。また、隣接する地域交流館の利用者様より手作りのプレゼ
ントをいただいております。感染症の状況をみながらとはなりますが、このような
近隣での世代を超えた交流の機会も増やしていきたいと考えています。
＜新年お楽しみ会＞
園では「新年お楽しみ会」を開催しています。お昼にはおせち料理を食べ、お正月の気分と伝承遊びを皆で楽しんでいます。遊びを通して日本の伝統や季節の行事を感じることができるようにしていきたいと思います。
＜1月の予定＞
・ 4日（水）保育始め
・10日（火）新年お楽しみ会
・12日（木）身体測定（0歳児）
避難訓練
・13日（金）身体測定（1・2歳児）
・26日（木）誕生会
＜お知らせ＞
◎インフルエンザ罹患時の意見書について
厚生労働省からの通達により、医療機関のひっ迫を回避するため、インフルエンザに感染し治癒後の登園再開にあたっては、当面の間、医師が記入する「意見書」の提出は不要といたします。登園の再開にあたっては、感染の状況や病状の把握のため、保護者が記入する「登園届」の提出をお願いいたします。

あひる組
＜ふれあい遊び大好き♪＞
親子ふれあい交流会で紹介しました『いっぽんばし　こちょこちょ』は、子どもたちに人気のわらべうたのひとつです。ちいさな手のひらの上で保育者がそっと指を動かすと、「つぎは？」「つぎは？」と先を予想して、わくわくした表情で待っている子どもたち。少し間をあけて「かいだんのぼって～」と歌うと、こちょこちょとくすぐられることを期待して、じっと保育者の顔を見つめる表情に成長を感じます。「キャッキャッ」と保育室に笑い声が響くと、周りで見ている子まで一緒に笑い、本当に可愛らしい光景です。
『バスにのって』は保育者の膝の上に子どもたちが1人2人と乗ってきてバスが出発します。歌いながら右に曲がったり、左に曲がったりなど、リズムに合わせて身体を揺らす楽しい歌です。わらべうたやふれあい遊びの機会を多くつくり、人とふれあうことの心地よさや温かさを感じる経験を積み重ねていきたいと思います。
＜1月のねらい＞
・休み明けの生活リズムを整えながら心地よく過ごせるようにする。
・自分の思いを指差しや喃語で保育士等に伝えようとする。

うさぎ組
＜お話上手になったよ！＞
最近のうさぎ組は、ブロックや積み木などの構成遊びが好きで、特に井形ブロックが大人気です。はじめのうちは「ここかなー？」と呟きながら、井形ブロックをはめていましたが、少しずつ上手になり、今では自分たちで乗り物の形を作れるようになってきました。はめることに苦戦している子がいると、「こうやってやるといいよ」とばかりに手を貸してあげたり、互いに同じように作れたことを喜んだりと、遊びの中で友だちとの関わりを楽しんでいます。
生活面では、排泄や衣服の着脱など『自分で』という意欲も高まっています。難しい部分は保育者と一緒に行い、保育者が「ここを持つと上手にできるよ」などと伝えると自分でやろうとしています。
これからは、今以上に話が上手になり、友だちとのコミュニケーションが増えていきます。その中で、子どもたちの表現を見守りながら、友だちと言葉のやり取りをする楽しさや伝わった喜びを感じていけるようにしていきたいと思います。
＜１がつのねらい＞
・簡単な身の回りのことを自分でやろうとする。
・保育者や友だちと触れ合いながら、伝承遊びや冬の遊びを楽しむ。

ひよこ組
＜じょうずに　たためたよ！＞
先月は、指先を使い集中して取り組む活動として、折り紙を取り入れました。角と角をきれいに合わせることは、なかなか難しいことですが、子どもたちは真剣なまなざしで最後までやり遂げようとしていました。また、昼寝から起きると自分の布団を折り紙のように角を合わせて畳み、「じょうずにたためたよ」と知らせてくれる子もおり、活動が生活にも繋がっています。楽しみながら、生活していくのに必要な力を身につけていきたいと思います。
また、クリスマスリースの制作や楽器遊びも行いました。紙皿を使用してクリスマスツリーに飾るオーナメントや、サンタクロース・トナカイを作ったり、クリスマスの曲に合わせて楽器を鳴らしたり…、楽しいひとときを過ごしました。サンタさんからもらった人形で遊びながら、服の畳み方や身の回りの始末に興味を持ち、自分でできることをさらに伸ばしていきたいと思います。
＜1月のねらい＞
・手洗い、うがいなど風邪予防を行い、健康的に過ごせるようにしていく。
・身の回りのことを自分でしようとする。

保健だより
あけましておめでとうございます。今年も、健康で元気で楽しく過ごせるように、食事、運動、睡眠のバランスを大切にしていきましょう。感染症から身体を守るためには、手洗い、消毒、うがいをひとつずつ、しっかり行っていきましょう。
＜加湿器のお手入れをしましょう＞
コロナ渦であることはもちろん、気温と湿度が低くなり、家の中で加湿器を使うことが多くなりました。加湿器は内部で雑菌が繁殖すると、湿気とともに雑菌が部屋中に放出されます。しっかりお手入れをして清潔に保つことが重要となります。
お手入れのポイント
①加湿器には「ハイブリッド式」「気化式」「スチーム式」「超音波式」の4つのタイプがあります。ご自宅で使用している加湿器の説明書にそって、正しくメンテナンスしましょう。
②毎日水を入れ替え、水をつぎ足しはしない。きれいな水を少し入れ、ふり洗いをして清潔にしましょう。
③加湿器に使う水は水道水にしましょう。
※浄水器を通した水やミネラルウオーターは、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。
④トレイやフィルターなどは、定期的にお手入れをしましょう。
（厚生労働省　レジオネラ症より・大阪健康安全基盤研究所より）
＜効な手指消毒とは・・・＞
インフルエンザや新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出先では、どこにでも「手指消毒」が設置されていますが、手に付けるだけでは不十分なため、有効な消毒方法を再度確認しましょう。
ポイント
①ポンプは押し切るまで１プッシュ。
１５秒以上すり込めないのなら
追加プッシュする。
②爪に消毒液がかかるように、左記の手順に
沿って（全体に消毒液がいきわたるように
すり込む。
（PROサラヤ～手洗いの科学より）
＜１月の目標＞
手洗い、うがいを丁寧に行い、
冬の感染症を予防する。

食育だより
先月、ひよこ組は『きのこ割き』『さつまいも洗い』『高野豆腐ちぎり』等を行いました。高野豆腐ちぎりでは、水で戻す前に触れ「とうふなのにかたいね！」と声が上がりました。水で戻した高野豆腐に触れると「やわらかくなった！」と驚きながらも、上手に一口サイズにちぎることができました。旬の野菜や高野豆腐に触れる活動を行うことで、「きのうちぎったやつだ！」と喜んで食べていました。
＜１月献立について＞
新年を迎え、日本伝統料理である『おせち料理』や『七草粥』を取り入れ、料理に込められた意味や『鏡開き』の由来について子どもたちに伝えていきます。また、今月の郷土食は愛知県です。テーマ野菜の小松菜やほうれん草などの葉物野菜も子どもたちが好き嫌いせずにバランスよく食べられるよう工夫した献立を考えています。
◎小松菜
新年を迎え、日本伝統料理である『おせち料理』や『七草粥』を取り入れ、料理に込められた意味や『鏡開き』の由来について子どもたちに伝えていきます。また、今月の郷土食は愛知県です。テーマ野菜の小松菜やほうれん草などの葉物野菜も子どもたちが好き嫌いせずにバランスよく食べられるよう工夫した献立を考えています。
◎ほうれん草
とても栄養価が高い緑黄色野菜で貧血を予防するための鉄分、免疫を高めるビタミンCやβカロテンなどミネラル類が豊富です。旬の冬には、栄養価も特に高くなります。園では副菜の胡麻和えやカレーライス、おやつのマフィンに使用し提供します。
＜おせち料理について＞
おせちとは、『お節句（おせっく）』という言葉からきていて、神様にお供えした後に私たちもいただくと、その恩恵が受けることができると考えられています。
子どもたちには、食材ごとに健康や幸せを願う気持ちが込められていることを伝えていきます。
◎園で提供する料理とその願い
・田作り～その年の豊作を願ってたくさん実るように～
・きんとん～黄金（お金）に見立て、豊かに暮らせまるように～
・紅白なます～紅白のお祝いの水引より、平和に暮らせるように～
この他に、松風焼きと黒豆蒸しパンを提供します。
＜鏡開き＞
鏡開きは毎年、松の内が明けてから1月11日に行います。お正月にお供えしたお餅を木槌等で割り、無病息災を願ってお汁粉やお雑煮で食べる行事です。園ではお餅の代わりに南瓜餅を使用して提供します。
※当法人では誤嚥・窒息につながりやすい食材のため、お餅の提供は行いませんが、ご家庭で食べる際は子どもの様子に合わせて、十分に注意して召し上がるようにお願いいたします。
３歳未満へのお餅の提供は咀嚼が不十分な為、控えることが望ましいとされています。

令和4年度富久ソラからのうちゅうだより1月号

Letter

富久ソラのこども園ちいさなうちゅう分園令和5年園だより１月号