Letter
園便り
2024.06.03
富久ソラのこども園ちいさなうちゅう 分園 令和6年 6月号 園だより
富久ソラからのうちゅうだより(分園)~6月号~
紫陽花の蕾が少しずつ大きくなり、梅雨が近づいていることを感じさせるようになりました。先日は、はな組が「春風ランチ」を実施しました。あいにくの雨となり、戸外で春風を感じることはできませんでしたが、レジャーシートを優しく撫でるように敷いたり、友だちと隣り合い喜んで座ったりする様子から、子どもたちの嬉しい気持ちが伝わってきました。天気には恵まれませんでしたが「残念だね」で終わらず「楽しかったね」と感じられる経験となりました。今後も、一つひとつの経験が、楽しく子どもたちの心に残るものにしていきたいと思います。
入園進級から2ヶ月が経ち、子どもたちも新しい環境や生活の仕方に慣れてきました。誕生会では、全園児が集まって誕生児をお祝いしています。誕生児を祝う歌が流れると保育者と一緒に手拍子しながら歌い、保育者の出し物にじっと見入っており、他のクラスの友だちや保育者とかかわる機会にもなっています。今後も、分園内でいろいろなかかわりができる機会をもつと共に、本園や地域交流館とも交流し、様々な人とかかわる経験を重ねていきたいと思います。
この時期は、不安定な気候や気圧の変化、季節の変わり目の寒暖差から、体調を崩しやすくなります。園では、こまめな水分補給、室温や湿度の管理などを行い、子どもたちが健康に過ごせるように努めてまいります。ご家庭でも、早寝早起き朝ごはんを基本に生活リズムを整えていただきますようお願いいたします。また、熱中症対策として、暑さ指数(WBGT)を測定し、戸外活動実施の判断をします。暑さや雨天などにより園内で過ごすことも多くなりますが、室内でも身体を動かす遊びをしたり、梅雨ならではの体験をしたりし、子どもたちの興味関心を広げていけるようにしていきたいと思います。
6月予定
3日(月) 異文化交流(3歳)
04日(火) 身体測定 (0.1歳)
05日(水) 身体測定(2.3歳)
10日(月) 異文化交流(3歳)
11日(火) 歯科検診(全園児) 体育指導(3歳)
13日(木) 避難訓練(全園児) 健康診断(0歳)
19日(水) 地域交流館との交流(3歳)
21日(金) 誕生会(全園児)
25日(火) アトリエ(3歳)
27日(木) 健康診断(0歳)
【 お知らせ 】
- 7月20日(土) 夏まつり
富久本園にて「夏まつり」を開催予定です。当日は縁日をイメージしたコーナーを計画しています。詳細は後日、お知らせいたします。
- 6月11日(火) 歯科健診(全園児)
当日は、9:15までに登園してください。詳細については、保健たよりのページをご確認ください。
[嘱託医]歯科:畑田愼二郎先生
あひる組(0歳児クラス) すきなことがいっぱい
先月の連休明け、子どもたちの生活リズムや情緒の安定を促すため、友だちや保育者とのゆったりとしたかかわりやスキンシップをとる時間を大切にして過ごしました。愛着関係を築き、機嫌良く過ごすなかで、はいはいで保育者の元まで近づくと両手を広げて抱っこを求め、目が合うとにっこりと微笑み、安心して眠っています。
戸外では、バギーに乗って園庭やテラスなどに出て外気浴をすることが多く、シートを敷いてバギーから降りると心地良さそうな表情をして砂に触れたり、異年齢児から「○○ちゃん、○○くん」と名前を呼ばれて笑顔で応えたりして喜んでいます。室内では「だるまさん」の絵本を保育者が読み始めると高月齢児は側まで笑顔で近づき、セリフに合わせて手を上げ、喃語を発しています。低月齢児は保育者の声に合わせて絵本の方に顔を向け、楽しそうに手足を動かしています。また、音楽を流すと、さらに手足を上下に動かしたり室内を探索したりとよく身体を動かす姿も見られています。
今月もマット遊びやリズム遊びなどを通し、はいはいや伝い歩きなどの身体機能の発達を促し、一人ひとりに合わせて興味関心を広げられるように過ごしていきたいと思います。
<6月のねらい>
・保育者に見守られながら興味関心のあるものを楽しみ身体を十分に動かす。
・梅雨期の保育環境や感染症に留意し、健康に過ごせるようにする。
うさぎ組(1歳児クラス) そとあそびはたのしいね
先月は、気候が良く過ごしやすかったため、園庭や散歩など戸外で遊ぶ機会を増やし、ボールやバランスストーンなどの戸外遊び用の道具を用いて子どもたちが身体を動かして遊ぶことができるようにしました。ボール遊びでは、子どもたちが保育者に向かってボールを「ころころ」と言いながら転がして、それを保育者が受け取り、同じように転がし返すと繰り返し喜んで追いかけていました。ボールが自分の靴のつま先に当たると、それが蹴るという感覚の発見になり得意気に笑っていました。バランスストーンでは、保育者と一緒に手を繋いで「よいしょ」と言いながら、最後まで渡っています。全て渡りきることができると「やったー」と満足感を味わっていました。戸外遊びを通して身体のバランス感覚、昇降運動、体幹を養いながら、自分で「やってみたい」という気持ちに繋がっています。
今月は、梅雨の時期が近づき雨の降る日も増えますが、雨上がりの草花の観察など、梅雨ならではの自然に触れていきます。室内では小麦粉粘土や片栗粉、寒天などを使った感触遊びを取り入れ、ちぎったり、引っ張ったり、指先を使いさまざまな素材に触れることの楽しさを経験できるよう、今後も子どもたちの意欲を大切に活動していきます。
<6月のねらい>
・梅雨の時期ならではの身近な自然に触れてみようとする。
・保育者と一緒に身の回りのことをやってみようとする。
ひよこ組(2歳児クラス) 毎日が発見の連続
ひよこ組がスタートして2ヵ月が経ちました。子どもたちは新しい環境にも慣れ、自分のお気に入りの場所、興味のある遊びを見つけて過ごしています。遊びの中で、友だちや保育者と積極的にかかわろうとする様子が見られ、ブロックを電話に見立てながら「もしもし○○ちゃん?いまどこ?」と大人顔負けの会話を繰り広げています。時には思いがかみ合わず、言い合いになることもありますが「どうしたかった?」「そうだね。じゃあこう言ってみたら?」と保育者が子どもの思いを代弁し、自分の気持ちを伝えられる場面を作っています。保育者とくり返しやりとりすることで気持ちを切り替え、少しずつ友だちと会話を楽しむことができるようになってきています。また、散歩の際には全員で歩いていく機会をもつようにしました。自分の足で歩くと見える景色も違うようで、今後も「こんなのみつけた」と新たな発見をできるよう、様々な活動を取り入れていきたいと思います。
<6月のねらい>
・食事、排泄、着脱などの身の回りのことを自分から行おうとする。
・身近な環境に興味をもち、探索することを楽しむ。
はな組(3歳児クラス) 様々な人たちとのかかわり
先日、園舎の2階にある地域交流館を尋ね、端午の節句の際に作ったこいのぼりをプレゼントすると、そのお礼に交流館の利用者の方の手作りコマをいただきました。早速、その場でコマ回しが始まり「どうやってまわすの?」と子どもたちが聞くと「指を使うのよ」と利用者の方たちが遊び方を教えてくれました。やり方を聞いて上手に回せると笑顔で「できた」と伝えていました。また、園内では、ひよこ組の子どもたちが食事エプロンをつけようとすると、すっと後ろに回ってつけてあげようとしていました。言われたからではなく、進んでやってあげたいという優しい気持ちが育まれていることに心が温まります。友だちだけでなく、お年寄りや年下児など様々な人とかかわることで、自分の思いを伝え、相手の気持ちや伝えてくれる言葉を聞きながら、互いに言葉で思いを伝え合える楽しさを感じられる機会をこれからも増やしていきたいと思います。
<6月のねらい>
・思ったことや感じたことを言葉で伝えようとする。
・身近な道具の使い方を知り、表現することの楽しさを感じる。
保健だより
いよいよ梅雨の季節を迎えます。湿度や気温が高く、天気の変わりやすいこの季節は体調を崩しやすい時期です。体温調節が未熟な乳幼児は、特に注意が必要となります。健康管理に十分気を付けて過ごしましょう。
6月の目標
・歯を大切にする
・梅雨時期を健康に過ごす
歯と口の健康週間
6月4日~10日は歯と口の健康週間といい、歯や口の中の健康を見直す一週間とされています。
丈夫な歯を作り、生涯を健康的に過ごすためには歯磨きはもちろん、毎日の食生活が大切です。様々な食品をよく噛んで食べられるように、心がけましょう。しっかりご飯を噛んで出る唾液は虫歯予防にも効果的です。一日三食の食事をしっかりとりましょう。
6月11日(火)は歯科健診です。朝食後は歯をみがいて9:30までに登園してください。また、お子さまの口腔内のことで気になることがある場合は職員にお伝えください。当日お休みすることが事前に分かっている場合はお伝えください。
梅雨の時期の健康管理のポイント
・こまめに水分補給をすることと3食バランスよく食事を摂ることを心掛けましょう
・通気性のよい衣類の着用しましょう
・こまめに休憩と休息をとりましょう
・カビ対策として、室内はこまめに掃除、換気をしましょう
・食中毒予防として、手洗いや食品調理時の衛生管理も徹底しましょう
清拭についてお知らせ
これからむし暑く、汗をかく日が多くなります。園内では6月中旬より身体の清潔を保つために、その日の気候によっては清拭を行います。持ち物などの詳細は後日お知らせいたします。
これからの季節に気をつけたい子どもの皮膚トラブル
- 水いぼ
・特徴:アトピー性皮膚炎や、皮膚が乾燥しやすい子がかかりやすい傾向です。遊具を共有することにより他者へ感染する可能性があります。基本的にはプール・水遊びを実施することは可能ですが、皮膚の状態によっては活動を控えていただく場合もございます。
・症状:肌と同じ色をした丸くツルッとしたブツブツが身体に出現します。
・原因:小さな傷からウイルスが侵入して感染を起こし、毛穴で増殖します。
・対応:自然治癒しますが、広がるようであれば早めに受診しましょう。
- とびひ
・特徴:感染力が高く集団感染を起こす可能性があります。プール・水遊びは治るまで実施することができません。
・症状:水ぶくれが破け、中からジクジクした液が出てきます。
・原因:擦り傷や虫刺されをいじると傷から細菌が入り、化膿して起きます。
・対応:ジクジクしている場合はガーゼで覆い、広がらないようにしてください。早めに受診しましょう。
食育だより
【先月の様子】
春の食材の「たけのこ」と「スナップエンドウ」を観察しました。野菜の生長過程の写真を見て、どのように育つのか知り「つちほるのたいへんだね」「おおきくなるのゆっくりだね」と気づいたことを友だちと話していました。その後実物に触れ観察しました。当日の食事の際には「おいしいよね」「すなっぷえんどうにがて」と感想を伝えてくれました。
6月献立について
今月の目標は「よく噛んでたべよう」です。6月4日の虫歯予防デーには、咀嚼を促す食材を取り入れたカミカミランチを提供します。よく噛むことで唾液が分泌され、虫歯予防になるため、子どもたちに咀嚼の大切さを伝えていきます。また、むし暑い時期でも食べやすい「トマトとささみの素麺」や「レモン牛乳プリン」を献立に取り入れています。
季節のおすすめレシピ【レモン牛乳プリン】
【材料】(大人2人・子ども2人分)
A 牛乳 … 250ml グラニュー糖 … 大さじ2 ゼラチン … 4g
B 水 … 40ml ゼラチン … 2g グラニュー糖 … 大さじ1 レモン汁 … 大さじ1
【作り方】
①鍋にA(ゼラチン以外)を入れ、温めます。※沸騰しないように注意!
②①が煮詰まったらお湯(分量外)で溶かしたゼラチンを容器に入れ冷やし固めます。
③別鍋にBを入れ中火でふつふつするまでかき混ぜます。
④③がバットなどに流し入れ冷やし固めます。
⑤④がフォークなどでクラッシュし、固まった牛乳プリンの上にのせて完成です。
家庭でできる食育のポイント【旬の野菜~そら豆の剥き方~】
さやの剥き方
さやの筋部分にそって上から下に爪を入れ、左右に開き、豆を取り出します。
薄皮の剥き方
そら豆の黒い筋の反対側に爪を立てて、全体を剥き取ります。茹でてから剥く場合は、そら豆の黒い筋の反対側に大人が包丁で切れ目を入れてから剥いてください。