富久ソラからのうちゅうだより～2月号～

副園長挨拶
暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続いています。園内は子どもたちの元気な声と笑顔が溢れ不思議と寒さを忘れてしまいます。2月3日は節分です。邪気を払い無病息災を願う行事と言われています。園では「節分の会」を予定しており、鬼退治のための準備を子どもたちと進めています。「鬼が来たらやっつけるよ！」と鬼退治にやる気満々の子どもたち。お言葉に甘えて、鬼を退治してもらおうと思います。そして、コロナウイルスも退治されたらと願わずにはいられません。
＜新年お楽しみ会＞
干支について「十二支のはじまり」という絵本を読んでもらいながらお話を聞いたり、
スクリーンを使ってお正月のお話を見たりしています。正月遊びでは福笑いと羽根つき
をしました。福笑いは最初に職員が手本を見せながら行ったのですが、「もっとしただよ。
もうすこし！」と目隠ししている職員へ言葉を掛けながら一緒に福笑いの顔を完成させ、
嬉しそうにしていました。羽根つきでは天井から糸で吊るした羽根を羽子板に上手に当
てることができ「やったー！できたよ！」と喜んでいました。
＜だるま＞
本園の5歳児クラスでは専属講師の指導のもと造形（アート）活動を行っています。
活動のなかで分園と地域交流館のために大型だるまを作り届けてくれました。だるま
には「みんなが健康で大きくなれますように」と願いをかけています。分園でもだる
ま作りをしたり、だるまが出てくる絵本を読んで、日頃から親しんでいることもあり、
だるまに気がついた子どもたちは「だるま、大きいね」などと、思い思いに声をかけ
ています。
＜新型コロナウイルス感染症対策について＞
先月は新型コロナウイルス感染症の園内での発生に伴い、登園自粛や休園等へ対応していただきありがとうございました。新型コロナウイルス感染症の位置づけが「5類」となることが決定し、今後、園ではどのような対策が必要なのか法人の新型コロナウイルス感染症対策プロジェクトチームでも検討しています。現在、保護者の皆さまには、玄関でのお子さまの受け入れ、引き渡しを行っておりますが、今後は、保護者の皆さまに園内に入っていただき、受け入れ、引き渡しを行っていきたいと考えています。別途、ご案内いたしますので、ご理解ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
＜２月の予定＞
・３日（金）　節分の会
・４日（土）　避難訓練
・９日（木）　身体測定
・17日（金）　誕生会
＜お知らせ＞
・3月4日（土）園にてクラス別の年度末懇談会を開催いたします。詳細は後日お知らせいたします。
・行事などのお知らせ、アンケートなど、今後は、紙媒体から電子データ(主にグーグルフォームを使用)にて集計をとらせていただきます。ご協力お願いいたします。

あひる組
＜たのしいな♪＞
寒さに負けることなく、外遊びが大好きなあひる組。保育者が「まてまて」と追いかけると、嬉しそうに笑いながら逃げ、追いかけてくる保育者の様子を確認しながら逃げる子もいます。また、少し離れた所にいる保育者に向かって走ることもできるようになってきました。室内でも、マットの階段や坂道を自分で登ってみようと挑戦しており、バランスを取りながら上手に歩けるようになっています。
月齢の低い友だちも、広いマットに寝転がるだけでなく、嬉しそうに手足を動かしたりつかまり立ちやお座りをしたりするようになり、いつもと違う視界に喜びを感じ笑顔を見せています。また、目の前にお気に入りの玩具があると、手を伸ばして、ずりばいやハイハイをしながら取りに行こうとしたり、寝返りをしながら移動したりとたくさん身体を動かせるようになってきました。今月も探索しながらたくさん身体を動かしていきたいと思います。
＜2月のねらい＞
・寒い冬を健康で元気に過ごす。
・簡単な言葉や仕草、喃語を通して自分の気持ちを表し、受け止めてもらう心地良さを感じる。

うさぎ組
＜げんきなうさぎぐみ！＞
子どもは風の子。そんな言葉がぴったりなうさぎ組の子どもたちは、追いかけっこが大好きで元気いっぱいに走り回っています。保育者が「散歩にいこう」と声を掛けると「どこいくの？」「あるきたい」と意欲的な返事が返ってきます。身体を動かすことが楽しくて、散歩先に着くと、待ちきれなかったように走り出します。最近はしっぽ取りなど簡単なルールのある遊びも楽しんでいます。自分のしっぽを取られないように必死に守る子や、「まて、まて～」と追いかけて走り友だちに追いつくと「やったー！」と声に出して喜んでいる子もいます。今月は走ることも楽しみながら、ジャンプやハイハイ遊び、屈伸運動などで、より健康な身体作りをしていきたいと思います。
＜2月のねらい＞
・食事や排泄、衣服の着脱など、身の回りのことを自分なりに試しながら取り組んでみようとする。
・友だちと同じ遊びに取り組み、関わりややりとりを楽しむ。

ひよこ組
＜いっしょにあそぼうよ！＞
先月の新年お楽しみ会で「十二支のはじまり」の絵本を見ると「どうして、どうぶつさんがおうさまなの？」と興味津々な様子で物語を集中して見ていました。また、正月遊びとして福笑いと羽根つきに取り組んでいます。福笑いでは「おめめはここ！」と、うさぎやひょっとこなどの顔にパーツを置いて「こんなかおなの～？」と友だちと笑い合い繰り返し楽しんでいました。羽根つきでは、天井から吊るした羽根に羽子板が当たると「あたったよ！」と大喜びしていました。普段、室内で落ち着いた遊びを好む子も羽根つきを通して活発に身体を動かし楽しんでいます。「つぎは○○ちゃんにかしてあげるの、はい、どうぞ」と、羽子板を貸し借りする姿に成長を感じました。
語彙も増え、ごっこ遊びや神経衰弱など複数で行う遊びを通して、子ども同士のかかわりも多くなっています。「いっしょにあそぼうよ！いーれーて」など相手に自分の思いを伝えています。これからも簡単なルールのある集団遊びを経験しながら、友だちと言葉でやり取りをしながら遊ぶ楽しさや気持ちが通じ合う心地良さを感じられるようにしていきたいと思います。
＜2月のねらい＞
・身の回りを清潔に保ち、健康的に過ごす心地よさを感じられるようにする。
・友だちや保育者とかかわりながら遊び、自分の気持ちを伝え、やり取りを楽しむ。

保健だより
まだまだ、寒い日が続きますが、元気に登園する子どもたちの明るい声が響きます。今年度も残り2ヶ月となりますが感染症対策や健康管理に気をつけて過ごしましょう。
＜寒さに負けない身体づくりをしましょう＞
・外でたくさん身体を動かしましょう。
・朝ごはんを食べて身体を温め、眠っていた脳や身体にスイッチを入れましょう。
・手洗いうがいをこまめにし、人ごみを避けウイルスを持ちこまないようにしましょう。
・22時頃に熟睡できるようにすると免疫力が高まります。そのために20時～21時台に眠りにつくのがポイントです。
＜2月20日はアレルギーの日＞
1966年この日に免疫学者の石井公成、照子夫妻がブタクサによる花粉症の研究から「IgE」免疫グロブリンを発見しました。財団法人日本アレルギー協会は毎年2月17日から23日の1週間を「アレルギー週間」と定めて様々な啓発普及活動を行っています。
（公益財団法人日本アレルギー協会ホームページより）
＜春の花粉飛散予測＞
関東は例年並みに２月上旬よりスギ花粉の飛散が始まるようです。
（日本気象協会　2023年春の花粉飛散予報より）
花粉症と風邪の違いには下記のような症状があります。
・鼻水がさらさらしていて透明
・目がかゆい
以上のような症状があれば花粉症の可能性が高いです。
＜花粉症対策＞
・散歩の時は帽子とマスクを着用（年中児以上）する。散歩後うがいをする。
・室内に入る時、衣類に付いた花粉を払う。花粉が付きやすいためウールの衣服は避ける。
・運動、睡眠、食事を整え免疫力を高める。
＜こんな時どうする？＞
～咳がひどいとき～
咳にはいろいろな原因があり症状によって薬の処方が違います。
以下の症状がある場合は受診をしましょう。
・発作的に激しく咳き込む
・のどがヒューヒューと鳴る
・呼吸の時ゼーゼーと音がする
・犬の遠吠えのような咳をしている
・発熱、鼻水、くしゃみなどの風邪症状を伴う
・顔色が悪くぐったりしている
・唇が紫色になっている
・息使いが速く、苦しそう
～ホームケアのポイント～
・部屋を暖かくして、湿度を上げる。
・水分をこまめに補給する。
・上体を起こして背中をさすり、安心させる。
寝る時、上半身を高くすると呼吸が楽になります。
＜2月のねらい＞
・寒さに負けず、元気に過ごす。

食育だより
ひよこ組の子どもたちは、『七草のお話』『ほうれん草ちぎり』『小倉トースト作り』を行いました。小倉トースト作りでは、トーストにあんこを塗ってみました。最初は「むずかしい」と言っていたものの、次第に「できたよ！」と声が上がり、自分で作った『小倉トースト』を喜んで食べていました。食材に触れる前には手を洗うことの大切さが分かり、しっかり洗えるようになっています。
分園で育てている冬野菜の収穫も最盛期を迎えます。種から育てた「二十日大根」や「菜の花」に子どもたちが水をあげています。野菜の成長を子どもたちと一緒に見守りながら、旬の野菜への興味を広げていきます。
＜2月献立について＞
2月に入りまだまだ厳しい寒さが続いています。今月のテーマ野菜は大根です。大根はビタミンCが　豊富で抵抗力を高める効果があるといわれています。大根の特徴に合わせ葉のシャキシャキとした食感が美味しい「菜飯」や皮の栄養の入った「皮入りみぞれ汁」等、様々な食感や風味を味わえるようにしていきます。献立では、節分ならではの食材を取り入れ「鰯の蒲焼」や大豆の入った「鬼除け汁」を提供する予定です。
＜節分について＞
節分とは「季節を分ける」という意味があり、それぞれの四季に存在します。特に、2月3日の春の節分は一年の区切りとされ、大切にされてきました。現在、一般的には冬から春の変わり目の「立春」の前日を「節分」と呼び、新しい季節を迎えるために豆まきや節分飾りで鬼や邪気を払う日とされています。
～節分献立紹介～
・鰯の蒲焼丼　：鰯には、焼く時に出る煙や強い臭いで邪気を追い払うという意味があります。
子どもたちが食べやすいよう甘辛い味付けにして提供します。
・鬼まんじゅう：鬼の金棒のようにゴツゴツしていることから鬼まんじゅうと呼ばれています。
どんな形に見えるかクイズなどしながら節分について楽しく伝えていきます。
＜感謝して食べよう＞
食事を摂るまでに、食べ物を育てたり収穫したりする農家・漁師・畜産家などの生産者、食べ物や食事を運ぶ運送業者、食べ物を売る小売店の人、それらを調理する人など、たくさんの人が関わっています。食事の前に言う「いただきます」には、食べ物と食に関わっている人たちに対する感謝の気持ちが込められています。毎日食事がいただけることに感謝の気持ちをもって、残さず食べられるように伝えていきます。

富久ソラからのうちゅうだより2月号

Letter

富久ソラのこども園ちいさなうちゅう分園令和5年園だより2月号