社会福祉法人 東京児童協会

Letter

便

2023.08.23

令和5年度 8月号

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暑い夏を迎えました。毎年毎年、猛暑の報道がなされていますが、今年は各地一番の暑さを更新していますね。体も暑さでだるさなどを感じます。体調に留意し、この夏もお過ごしください。

~七夕お楽しみ会~
願いが叶うようにと、皆さま、短冊に思い思いの願い事をありがとうございました。子どもたちは年齢ごと織姫彦星などの制作をしました。笹に飾る意味も子どもたちに伝えていきました。健康で優しい子に成長できるようにと願います。

~プール開き~
昭和こども園の子どもたちがインナーテラスで夏の水遊び、プール遊びをするにあたり、事前にルールや安全に行うことを伝えていますが、プール開き当日、水の神様にみんなを守っていただこうと、祈願しました。ジョーロの水の流れや水鉄砲の水の出るスピード、感触の違いなど、この時期ならでは遊びを十分に楽しみながら行っていきたいと思います。また洗濯ごっこ、フィンガー、ボディーペインティングも楽しみたいと思います。

~夏まつり~
夏を楽しむイベントとして、夏まつりを開催しました。4,5歳児が、お店屋さんになり、かき氷を作ったり、くじの景品を手づくりで作成するなど、夏まつりに向けての準備も行い、盆踊りの練習や、飾りとなる提灯を各クラスの子どもたちも制作し、手作りのあたたかい雰囲気が出ていました。4,5歳児の当日のお店屋さんの役割もそのお店の人になりきって、頑張っていた姿が印象的です。何がたのしかったか尋ねると、「色々な屋台を回ったこと」「くじのお店やさんとしてがんばったこと」「きんぎょすくい」とそれぞれの声がありました。

1,2歳の子どもたちもお店でわなげやさかなつりも経験し、楽しい思い出になったことと思います。
行事は、ねらいをもって、そのねらいを達成するまでの毎日を大切に取り組んでいきます。各年齢・発達ごと一人ひとりの子どもたちが成長する中で、友だちと一緒に行う遊びで力が育まれるように行っていきたいと考えています。
この夏を過ごした後、秋には、お月見お楽しみ会、敬老の日について、そして、運動会も10月下旬に予定しています。無理なく、安心感をもって、自発的に、意欲的に、主体となった各行事に取り組む、チャレンジする気持ちを持てるように援助していきたいと思います。

~夏野菜の育ち~
夏野菜の苗植えから始まり、育てておりますが、茎は成長するものの、日差しの関係か、トマトの収穫以来、他の野菜の実がなかなかならず苦戦しています。皆でお水をあげて大きく成長したのですが…。お隣のヤンマーさんにお声をかけるなど、なにかできることを考えています。何事にも、チャレンジ!と引き続き、「植える食」を体験しながら、トライしていこうと思います。

~幼児教育について~
3歳以上の幼児期の施設での教育を幼児教育と呼んでいます。幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領の3歳以上については、みな共有の記載となっており、5領域と呼ばれる健康、人間関係、環境、言葉、表現について同一のものが指導されるようになっています。
昭和こども園は公私連携保育所型認定こども園として、認可保育所としての機能に加え、幼稚園的な機能を備える認定こども園ですが、幼稚園・保育園機能、分け隔てなく教育保育を進めています。その目的は、先月号でお知らせした育みたい資質・能力、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿を培うこととなります。概要として、

➀安定した情緒の下で自己を十分に発揮し発達に必要な体験を得るために主体的な活動を促し、幼児期にふさわしい生活が展開されること 
➁環境を通して行う教育が基本であり、自発的な遊びは遊びを通しての指導を中心とする 
➂一人一人の特性に応じ発達の課題に即した指導
を行います。

法人では日々のカリキュラムの中(入園のしおり参照)に、法人プロジェクトとして、
➀異文化交流(外国人講師との英語、文化を楽しむ)
➁運動プログラム(外部講師により体をしなやかに育む)
➂ワンルーフゼミ(理念にあったワークブック 主として4,5歳)を行っています。
また、今後に向けて、
➃アート活動(大学教授による指導)
➄スポーツプロジェクト(各スポーツの代表、元選手の指導)
を5歳児で行えるようにしており、生きる力、思いやり、夢、学びに向かう力を育む機会として取り組んでいます。

3歳未満児の保育については、子どもの発達が飛躍的に進み、様々な成長がみられることから、学びの支援が生活や遊びの場面で適切に行われることが重要であり、発達の連促成を意識し、見通しを持ち教育保育を進めています。情緒の安定、幼児に進級する前の習慣作りなど養護を大切にしています。
また保育所機能として、長時間の生活という特性に配慮した時間の過ごし方も大事になります。乳幼児の主体的な遊びの展開は保育者が環境構成を適宜検討し、一日の流れの中で教育時間の遊びとそのほかの時間を一体的にとらえ、安心してゆったりと過ごし、ご家庭との連携を図り、ともに子どもたちの育ちを支えていきたいと思います。そして小学校への接続も常に視野に入れ進めていきます。(参考文献 無藤隆 今後の幼児教育とは )

~お知らせ~
1 8月1日(火)より、法人の利用者アンケートとして、LINEを使ったアンケートをお願いします。別途資料ご参照の上、ご協力をお願いします。(第三者評価アンケートは12月を予定しています)
2 9月1日(金)は引き取り訓練を行います。保護者の方にお子さまを安全にお引き渡しする訓練日となります。詳細はおって、お知らせいたします。

*上旬に身体測定します

~8月の予定~
1日(火) 異文化交流(英語)/ 幼児クラス
4日(金) 運動プログラム  / 幼児クラス
12日(土) 避難訓練(地震) / 在園児
16日(水) 1歳児健診    / 1歳児
22日(火) 異文化交流(異文化)/ 幼児クラス
24日(木) 誕生会 / 全園児
28日(月) 運動プログラム(振返分)/ 幼児クラス

~8月のご入園~
ご入園おめでとうございます。
入園
3歳児 1名 計16名
4歳児 1名 計 6名
全園児数   計48名

 

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夏の遊びとして氷や寒天などいろいろな素材を使った感触遊びをしています。
寒天遊びでは初めて触る感触に驚きながらも指で触ったり、スプーンのおもちゃですくう等していました。直に触った後はビニール袋やジップロックに入れてその上からも触っています。保育者が「プルプルだね」と話すと嬉しそうな表情を見せては袋を握る、指で押す等して存分に触って楽しんでいました。8月も様々な感触遊びをたくさん取り入れていきたいと思います。
また、友達との関わりも増えてきており、友だち同士で顔を見合わせて笑ったり、どうぞとおもちゃを渡す等の姿がありました。自分の思いがうまく伝わらずもどかしさを感じている様子もありますが、保育者が間に入り子どもたちの気持ちを代弁することでまた友だちとの遊びを楽しんでいました。引き続き、一人ひとりの思いを受け止めながら、友だちと関わることの楽しさを感じられるようにしていきます。(伊藤)

<今月の目標>
◇十分に休息をとりながら健康で快適に過ごせるようにする。
❖保育者や友だちと一緒に夏の遊びに興味を持ち十分に楽しむ。

 

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制作遊びが大好きな子どもたち。夏祭りに向けて、提灯お化けやスイカなどを子どもたちと一緒に作り
ました。保育者の話をよく聞いて上手に折り紙をちぎり、指先にのりを付けて丁寧にトイレットペーパーの芯に張り付けたり、スイカの形に切った画用紙に、指先に絵具を付けてスタンプをするなど、楽しみ
ながら可愛いらしい作品が出来ました。
また、初めての寒天遊びに興味津々で「プルプルしてるね」や「色が付いているね」などと話しながら寒天をじっくり観察し、コップに寒天を入れてジュース屋さんごっこをして遊びました。他にも水遊びで友達や保育者と水を掛け合って遊んだり、プールの中に手をいれ「冷たくて気持ちいね」と話しながら、全身が濡れるまで楽しんでいました。
8月になると、益々暑さが厳しくなることが予想されるので、水分補給をこまめに行い、子どもたちの体調に気を付けながら、様々な感触遊びを楽しんでいきたいと思います。

<今月の目標>
◇体調に注意しながら適度に体を動かし、健康に過ごせるようにする。
❖水遊びなど夏ならではの遊びを十分に楽しむ。

 

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暑い日が続き室内で過ごす時間が多くなりましたが、運動遊びや集団遊びを通して友だちと沢山関わりながら身体を動かして過ごせました。簡単なルールの
ある椅子取りゲームも少しずつルールを理解して楽しみながら参加していました。また、夏野菜を使っての野菜スタンプ制作では、輪切りのミョウガやズッキーニの香りを嗅ぎながら楽しそうに画用紙にスタンプを押していました。手に絵の具が付いても気にせず「きれいだね」「かわいいね」と友だちと会話を弾ませながら、しばらく夢中で取り組んでいました。
7月14日にプール開きがあり、少しずつ水に触れて遊ぶ機会を設けました。水遊び第一回目は様子を伺いながら遊ぶ子どもたち…何しようかな?となんだか静かに水に触れたり、水鉄砲やウレタンの魚を使って友だちと遊んでいましたが、二回目の水遊びでは水鉄砲を窓や芝生に思い切り噴射したり、友だちと一緒にコップやペットボトルを使っておままごと遊びを楽しんでいました。水遊び後は洋服が濡れてしまった子は保育者と一緒に着替えをしています。水で濡れた洋服は脱ぎにくいですが、一生懸命に自分でやろうとしたり、出来ないところは保育者に手伝ってもらいながら頑張って着替えています。着替えを自分でやろうとする姿が増えてきているので、自分で出来た事を十分に褒め自信に繋げていきたいと思います。また、今後は着替えの後始末も身に付くように洋服を畳んだり袋にしまう所も丁寧に見ていきたいと思います。
今月も暑い日が続くと思いますので、水や氷に触れて気持ち良さを感じながら水遊びやプール遊びを楽しみたいと思います。また、小学校の校庭に遊びに行く機会を設け遊具やトラックを使って思い切り身体を動かしたり、砂場遊びを楽しみたいと思います。沢山汗をかいた際はシャワーをして清潔に過ごしていきます。(久島)
<今月の目標>
◇快適な環境の中、夏を健康に過ごせるようにする。
❖幼児クラスの生活の流れが分かり、身の周りのことを自分でしようとする。
❖砂、水、氷など様々な感触遊びを楽しむ。

 

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7月は夏らしい行事が盛りだくさんの月でした。7日には七夕お楽しみ会がありました。七夕会の2週間ほど前から折り紙で七夕飾りを準備し、笹に飾りつけをしています。自分で好きな色の折り紙を選び、貝殻や輪っかつなぎ等夏らしい季節感のある飾りを製作しました。はさみをたくさん使うものもあり、5歳児クラスのお兄さん・お姉さんが上手に作るのを憧れの眼差しで見つめ、教わりながら作る姿もありました。会の当日には「ねがいごと、かなうかな?」と短冊のねがいごとに思いをはせる姿も。思い出に残る七夕になっていたら嬉しいです。

28日には夏祭りがありました。提灯製作やお店屋さんでは遊びを通して準備を進めていきました。それぞれかき氷屋さん、くじ引き屋さんを選び友達とやりとりを楽しみながら作り物をしていました。当日には1・2歳児クラスの小さな友達もお店屋さんに遊びに来てくれました。終わりには盆踊りつきよのぽんちゃらりんを踊り、園全体で夏の雰囲気を味わうことができました。

七夕や夏祭りを通し、みんなで1つの物を作り上げる経験をしたほし組の子どもたち。8月に入り同じクラスの友達の関わりだけでなく、年上であるつき組のお兄さん・お姉さんとの交流もより深められるような遊びや体験ができたらと考えております。(森田)
<今月の目標>
◇気持ちを汲み取ったり、受け止めることで安心過ごせるようにしていく。
❖全身を使い、夏の遊びを存分に楽しむ。

 

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とっても暑かった7月。気温が高い日も多く、子どもたちが「ごくごくごく…」と水筒から水分補給をする姿がたくさん見られ、「ちょっとみんなで休もう!」と布団でゆっくりする姿がありました。そんな生活のワンカットも「一緒に」や「みんなで」と嬉しそうに取り組んでいましたよ。

さて7月は夏祭りや水遊びと「夏」を感じられる遊びを少しずつ始めていった月でした。夏祭りではくじ引きの景品作りや金魚すくいの金魚を作るなど子どもが主体で行っていました。作っている中で「みて!メダルだよ!」「うさぎとかステッキはどうかな?」「ツル作ってみたよ!」と子どもたち同士で景品を見せ合い、仲良く作る姿がありました。友だちと一緒に行う「協同性」や自分のものではなく誰かのために作るという「思いやり」が育まれている姿がたくさん見られました。

水遊びやプールも始まり、「つめたくて気持ちー!」「ずっと入っていたいな!」など清涼感を存分に感じているようでした。水を友だちと掛け合い「うわ!」「これでどうだ!」と楽しそうに遊んでいました。色水遊びでは「むらさきになった!」と色の変化を楽しんでいるようでした。
8月はもっとたくさん充実した遊びをして清涼感や満足感を感じ、暑い夏を乗り切っていきたいと思います。(小池)

<今月の目標>
◇活動と休息のバランスを取りながら元気に過ごせるようにする。
❖工夫したり、試したりしながら夏の遊びを友だちと楽しむ。
❖自分の思いや考えを、相手に言葉で伝え、思いやりを持って関わる。

width=300気温の高い日が続いており、まだまだ厳しい暑さが予想されます。子どもたちは暑さの中でも夢中になって遊ぶので、水分補給や室温管理などをし、熱中症には十分に注意しましょう。暑さのため、つい冷たい物を食べ過ぎてしまうことがあります。しかし、冷たい食べ物は体を冷やし、胃腸に負担をかけ、夏バテには逆効果に。暑さに負けない体力づくりのためにも、常温や温かい飲み物、消化のよい食事を摂るようにし、しっかり睡眠をとりましょう。

暑い夏を乗り切るポイント
水分補給
大量に汗をかくと、脱水症状を起こし、熱中症の原因にもなります。こまめな水分補給を心がけましょう。
皮膚のケア
こまめに汗をふいたり、シャワーを浴びたりして、皮膚を清潔に保ちましょう。
紫外線対策 
外出時は帽子をかぶり、日焼け止めを塗るなどの紫外線対策を忘れずにしましょう。
室温管理 
室温設定27~28℃を目安に、エアコンを上手に使いましょう。

8月7日は〈鼻の日〉
■鼻水の色を見てみよう
緑色に近いほど症状が悪いので早めに病院へ行きましょう。また、透明の鼻水に比べてドロッとしているため、鼻の奥で溜まってしまうことがあります。その時は加湿などを行い、鼻水を出しやすくしましょう。
■鼻かみはゆっくりと片方ずつ
強くいっぺんにかむと、鼓膜に圧力がかかり、中耳炎の原因になることもあります。

■先月の健康教育の様子

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プール開きに向けて、プール・水遊びについての健康教育を行いました。
「プールや水遊びをしたことがある人はいますか?」という質問に、「はーい!」と元気な返事がありました。昭和こども園でのプール開きも楽しみにしているようで、約束事の話を真剣に聞いてくれました。
「おさかなと」という合言葉をみんなで覚えました。一文字ずつ、どんな約束事かを考え発言する姿もあり、普段から気を付けていることが伺えました。翌日にはプール開きもあり、健康教育で学んだ約束事を振り返って、楽しく遊び始められました。

 

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東京児童協会は、食・触・植の3つのしょくを大切に食育活動を行っています。

 

~とうもろこしの皮むき(幼児)~

おやつに使用するとうもろこしの皮をむくお手伝いをしてもらいました。

みんな真剣な表情で取り組んでいます。

~ゴーヤの種取り(ひよこ組)~

旬の野菜ゴーヤの種とりを行いました。上手に食具を使い、種を取りました。

~トマトの話(幼児)~

トマトの栄養や効能を学んでいます。

園でも子どもたちが育てているトマト、一生懸命話を聞いています。

~8月の献立について~
暑さがより一層厳しくなり、食欲も減退しがちな8月は、うどんや素麺、パスタ等の麺類、おやつにはゼリー等、食べやすいメニューを積極的に献立に取り入れました。また、食欲増進効果のある大葉やみょうが等の香味野菜や、疲労回復に効果的な梅干し等を献立に取り入れる事で、暑い夏にも負けない元気な身体づくりが出来るような工夫もしています。

【家庭でできる食育】
★野菜を育ててみよう
こども園ではちょうど夏野菜の成長の様子を観察しています。苗から育てた野菜の水やりや観察は毎日新しい発見もあり、子どもたちにはワクワクの体験です。
「こんなにおおきくなったよー!」と目をキラキラさせて、収穫したての野菜を調理室に持って来てくれます。今回は、これからの季節からでも育てられる野菜を紹介したいと思います。
・リーフレタス
結球しないレタスです。収穫の際は小さい葉を4~5枚残し、外側の葉から収穫すると長時間楽しめて
おすすめです。結球するレタスよりカルシウム、ビタミンCの栄養価が3倍高いです。
・かぶ
約2か月半で収穫でき、失敗も少なくプランターで育てやすいです。煮ものにすると胃腸をあたため、生で食べるとビタミンCが効率良く摂れて、風邪予防に効果的です。
・はつか大根
約1か月で収穫でき、小ぶりな実の為、土量も少なく植えられてプランター向きです。間引き菜(葉の部分)は栄養価が高くサラダに向いています。