社会福祉法人 東京児童協会

Letter

便

2023.11.10

令和5年度 11月号

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11月穏やかな温かい日差しのスタートとなりました。朝夕の寒暖差が大きいこの頃、全国的にアデノウイルスによる感染症が増加しています。流水、石鹸によるこまめな手洗いを行い、健康に毎日を送れるようにしましょう。今年はインフルエンザのニュースが通年になっていますね、冬に向かう中で感染対策はしっかりと心掛けてまいります。ご家庭でもご留意ください。

~運動会~
さて、はじめての運動会、いかがだったでしょうか?子どもたち、ひとり一人が、皆と一緒に取り組む経験となりました。たくさんの保護者の皆様方に緊張してしまうこともあります。特に1歳児クラスは、日々の中で四肢を動かしサーキット遊びを楽しんでいます。いつもと違う雰囲気に戸惑いもあったかと思いますが、ハートをかごや巣の中につなげることの体験ができましたね。2歳児は、バランス感覚を大切にした動き、ハートの風船を落とさないようにやさしく持ち前進することを懸命に取り組んでいましたね。
3歳児のダンス、笑顔で踊っている子どもたちが印象的でした。衣装を着けると気持ちも高まり、可愛いモンスターを披露できたかと思います。4,5歳のパラバルーン、なかなか全員そろっての取り組みができかねましたが、気持ちを合わせて、前転や組体操の一部もまじえての表現遊びでした。楽しいと感じたひとときだったのではないでしょうか?
 かけっこはみな大好きで、ゴール目指し、頑張りました。悔しくて涙したりの姿もあります。ひとり一人のその時の気持ちを受け止め、かかわっていくことが大切と思います。
昭和こども園の子どもたちがみな頑張って取り組んだこと、たくさんほめ、たくさんの力になっていること、伝えていきたいです。様々なご協力、ありがとうございました。
 来年2月には、大きくなった会を園内で行います。表現発表を通して、1年の成長を皆で喜びあう会です。協同性、自立心、豊かな感性等を培いみなと取り組みます。どんな成長になるでしょうか、楽しみです。

~ハロウィーンを通しての地域とのかかわり~
東京ミッドタウン八重洲のビルマネジメント会社の方々が仲介となり、テナントにお声がけくださり、店舗の皆様とハロウィーンを通じて地域のかかわりを深め、親しみを持ち社会とのつながりを意識する、身近な人々、ものと関わり興味好奇心を、感性を育てるをねらいに取り組みました。
小学校の副校長先生、小学生とも関わり、お土産をいただきました。城東小学校との交流も運動会への取り組み、ハロウィーンにおいても深まり、これからの「つながり」も大切にしていきたいと思います。

~鮭の解体~
いのちの大切さ、おいしいご飯を頂くまでの道筋にかかわる方々がたくさんいること、その方々への感謝の気持ちを持つ、保護者が一緒にかかわることでの伝え合う、支え合うという大きなおうちの理念の実現をねらいとして、鮭の解体を通して、魚の体について、オスとメスの違いや、魚の誕生から食卓に至るまでの説明、働く人々に感謝すること、命をいただくことへの思いなど子どもたちにつたえました。保護者の方が一尾の鮭を解体し、お料理に使わないところがなく、大事に解体をしてくさいました。初めて見る鮭に興味深々。いのちをいただくことについて感謝の気持ちを大切にすることを知るひとときとなりました。

~5歳児 いもほり~
5歳児で姉妹園の新宿三つの木保育園もりさんかくしかくの5歳児と、練馬の白石農園に行ってきました。
住宅地の中にありながら、のどかさを感じる場所でした。おいもは苗を植えてそだてること、さつまいもは朝顔の種類の仲間であること、収穫した後は少し置き、食べるとよいことを習いました。そっとそっと土をかき分けやさしくおいもが顔を見せると、「おー」「おおきい」と喜びに満ちた声を出しながら、掘り続けていました。プランターでさつまいもの苗植えを体験し、本来は苗の成長を見守り、収穫したかったのですが、苗が育たず、枯れてしまった様子を理解している子どもたちにとって、畑で収穫できた体験は貴重なものとなりました。とったおいもは、おうちへのお土産と、園でのクッキングに使えるように分けました。自分で収穫したいおいものクッキング、何を作るか相談し、園でも楽しんでいきたいと思います。

~安全な環境の中で・・・~
この秋、体力をつけるを目標に過ごしていきたいと思います。少し歩いて「疲れたー」との声に、
少しずつ距離を伸ばして、歩行力をつけなければと思っています。1歳児クラスから5歳児まで、発達に合わせ、体力向上に取り組みます。9日には、皇居外苑での秋空ランチを幼児クラスで行います。芝生で思いっきり楽しい、秋空の下、おいしいランチをいただく予定です。その際も周りの方々にご迷惑をかけないように、行動すること、気づくこと、徐々に身につけられるよう、繰り返し、子どもたちにはなしていきたいです。
また1日に交通安全教室で、中央警察署の出向で、インナーテラスでの横断歩道の渡り方を再度確認する経験を持ちました。「みぎ、ひだり、みぎ」の確認、ご家庭でも、よろしくお願いいたします。

~幼児の24時間動作行動に関する国際研究~
幼児期の生活習慣が国際的な課題だそうです。この度昭和こども園の対象の保護者・お子さまにご協力をいただき、現状を把握するための調査に協力することとなりました。
調査対象:3.0から4.9歳 対象期間:11 月14 日から5日間
調査内容:➀11 月14 日から5日間、活動量計(ベルト付き)の装着(ご家庭でもお願いします)
     ➁身長、体重、運動量、作業記憶調査など(園で東京家政学院大学が実施)
     ➂保護者の方のアンケート
     となります。詳細は対象の方にお声がけ、掲示します。調査後、調査結果をご家庭に配布します。

~11月の予定~*上旬に身体測定します
1日(水)  交通安全教室(中央警察署出向)/ 幼児クラス
9日(木)  秋空ランチ(皇居外苑)     / 幼児クラス
10日(金) 秋まつり(地域家庭との交流) / 全クラス
       避難訓練(地震)       / 全クラス
14日(火) 異文化交流(英語)      / 幼児クラス
16日(木) 誕生会            / 全クラス
       高齢者交流(予定)      / 4,5歳児
20日(月) スポーツプロジェクト(走り方)/ 5歳児  at 神田淡路町保育園
21日(火) 異文化交流(異文化)     / 幼児クラス        
24日(金) 運動プログラム          / 5歳児  at EDO日本橋保育園 
29日(水) 歯科検診             / 1,2歳児
30日(木) 歯科検診             / 幼児クラス

~11月のご入園~
ご入園おめでとうございます。
入園
4歳児 1名 計18名
全園児数   計50名

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 体を動かすことを好み、リズム体操やサーキット遊びを存分に楽しんだ10月。子どもたちはインナーテラスや校庭でたくさん遊んできました。初めは順番がわからなかったサーキットも、繰り返し行うことで、山の次は電車等、スムーズに行えるようになっていました。当日はたくさんの人がいる中で、緊張し、涙の姿もありましたが、親子で一緒に楽しく参加していただけたのではないかと思います。
散歩先で落ち葉や花を見つけると「あった!」と嬉しそうな表情浮かべながら保育者に伝えています。「何色?」と保育者が聞くと「あか!」「きいろ!」と答え、満足そうな表情を浮かべていました。探索活動をしている中で友だち同士でのやり取りも増えてきており、「どうぞ!」「あったね!」等簡単な言葉や身振り手振りを使って友だちに伝えていました。引き続き、友だちに自分の気持ちを伝え、一緒に遊ぶことを楽しめるようにしていきたいと思います。

<今月の目標>
◇気温差に留意し、健康で快適に過ごせるようにする。
❖散歩を通して秋の自然に触れながら、保育者や友だちと一緒に遊ぶことを楽しむ。

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ひよこ組の子どもたちは体を動かすことが大好きで、リズム体操やサーキットに積極的に取り組んでいました。
リズム体操では「せんせい!大きなおうちGOGOGOおどろう!」と好きな曲をリクエストし、踊ることを楽しんでいます。また、サーキットでは「せんせい、じょうずにわたれるよ!」と、両手でバランスを取りながら、バランスウェーブを渡ったり、ケンケンパでフラフープの間をジャンプするなど、存分に体を動かしていました。運動会当日は、いつもと違う雰囲気に少し緊張している様子もありましたが、保護者の皆様と一緒に嬉しそうな笑顔を浮かべて参加する姿が見られ、嬉しく思います。
引き続き、子どもたちの体調に留意しながら、天気のいい日は散歩に行き、落ち葉などの秋の自然にたくさん触れたり、しっぽとりやあぶくたったなどの簡単な集団遊びを取り入れていきたいと思います。(清水)

<今月の目標>
◇気温差に留意し、健康で快適な生活を送れるようにする。
❖ 戸外や散歩を通して身近な自然に親しむ。
❖友だちと同じ遊びに興味を持ち、一緒に楽しもうとする。

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10月から新しく男の子が加わり、はな組は18人のクラスになりました。友だちとの関わりの中で一緒に遊びたいけど上手く気持ちが伝わらなかったり、おもちゃの貸し借りが出来ずつい手が出てしまう姿も見られます。感情のコントロールが上手く出来なかったり、様々な場面で自分の感情と葛藤しているそんな時期…何を伝えたかったのか、何がしたかったのかその都度気持ちを受け止めながら、「叩いたら痛いよ」「貸してって聞いてみる?」など望ましい行動を端的な言葉で伝えていきたいと思います。また、運動会の練習に意欲的に参加する様子も見られ「かけっこしたい!」「キラキラつけたい!」と運動会を心待ちにしていました。本番ではいつもと違う雰囲気に少し戸惑いながらも、一生懸命に取り組む姿に成長を感じました。
少しずつ気候も穏やかになり、皇居や城東小学校の校庭など戸外で遊ぶ機会も多々ありました。戸外遊びが好きな子が多いので、今月も皇居や京橋公園などに行き秋の自然物に触れながら思い切り身体を動かして遊びたいと思います。また、皇居での青空ランチも予定し
ていますので、自然の中で友だちや保育者と一緒に食事を楽しめれば良いなと思っております。(久島)
<今月の目標>
◇自分の気持ちを友だちや保育者等に表しながら、安定感を持って過ごせるようにする。
❖日常生活の中で、自分で出来る事は進んでしようとする。

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10月、日々の遊びの中でかけっこをしたり、友だちや年上児とパラバルーンに親しむ経験を重ねてきました。
「おうちの人が見にきてくれることが嬉しい」「たくさんの人が見ていて緊張しそう」「友だちと一緒にするのが楽しいから頑張る」と、友だちと取り組む楽しさに支えられ、期待感を持って運動会へと参加していました。今月も、引き続き身体を思い切り動かして遊ぶことを楽しめるよう、戸外に行く機械会を多く設け、虫や落ち葉などの秋の自然に親しんだり、簡単なルールのある遊びを楽しんだりしていきたいと思います。
 また、室内遊びでは、レゴやブロック、折り紙を通して、自分のイメージしたものを作ることを楽しむ姿がありました。「ぼくは研究所をつくったよ。科学者たちが研究しているよ。」「これはロボットで、なかに隠れることができるよ。」と伝え合い、絵本や映像などの間接体験を土台としたイメージを湧かせ、友だちと分かち合ってつくる姿も見られ始めています。友だちとイメージを共有し、遊びを広げていくことを楽しむ中で、自分の思いを言葉にして伝えたり、相手にも思いがあることを知ったりする経験や、友だちと共通の目的をもって遊ぶことの面白さを感じられるように取り組んでいきたいと思います。

<今月の目標>
◇見通しを持って生活し、身の回りのことを自分でしようとする。
❖自分の経験したことを話したり、友だちや保育士等の話に興味を持って聞いたりする。
❖友だちと関わりを広げ、共通の目的を持って集団で活動することを育む。

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10月は城東小学校の校庭で運動会に向けて、かけっこやパラバルーンを沢山楽しみました。
かけっこでは3,4歳が走る時に積極的にゴールテープのお手伝いをする優しい姿が見られ、パラバルーンではボールを中に入れて跳ばす技や、組体操等に一生懸命取り組んできました。息を合わせてブリッジや扇をするなど一致団結した姿もあり、運動会を通してみんなで協力することの楽しさや達成感を感じられたのではないかと思います。
また、城東小学校の屋上を借りてラディッシュやスナップエンドウを植えました。「大きくなりますように」とお祈りをしながら種を植えると一週間後には全て芽が出て、とても嬉しそうな子どもたちでした。植育を通して命の大切さを学び、植物の成長を観察していきたいと思います。
11月は散歩に沢山行って、身体を動かしたり皇居外苑での秋空ランチで秋を感じたりしながら過ごしていきたいと思います。また、スポーツプロジェクトや杉アートの活動も始まるので様々な体験を通して、想像力や豊かな感性を身に付けられるようにしたいと思います。(小深田)

<今月の目標>
◇保育士等に声をかけられたり見守られることで安心し、遊びに集中して落ち着いて生活できるようにする。
❖身近な自然と触れあう中で、数、量、文字時間などに関心を深める。
❖生活の中で使う言葉の意味が分かり、聞いたり質問したりすることを楽しむ。

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だんだんと朝夕の冷え込みが増しています。1日のうちの寒暖差が大きいと、風邪をひきやすくなります。
衣服の調整をしながら寒さに負けない丈夫な身体つくりをしていきましょう。

11月8日はいい歯の日
私たちの口の中は中性(pH7)に保たれています。糖質を含んだ食べ物を食べると口の中は酸性に傾き、歯の表面のエナメル質が酸で溶け始めます(脱灰)。
酸性に傾いた口の中は、唾液の力で中和され、また本来の中性の状態に戻ります(再石灰化)。このように歯は脱灰と再石灰化が絶えず繰り返されています。唾液の働きで歯は守られています。

<むし歯予防 歯磨き、食習慣を見直しましょう>
➀歯磨きでプラーク(歯垢(しこう))を取り除くことでむし歯菌を減らすことが出来ます。
 きれいに磨けているか、保護者が確認し仕上げ磨きをしましょう。
➁よく嚙んで、唾液を出して口の中の汚れを洗い流しましょう。
➂おやつは、時間を決めて規則正しく食べるようにしましょう。
 砂糖を含んだ飲食物はだらだら時間をかけて食べると、口の中はいつもむし歯菌が酸をつくり続けていることになります。
~日本歯科医師会「お口の病気と治療」より~

先月の健康教育の様子
10月10日は、10をそれぞれ右に90°回転させると、眉毛と瞳に見えることから目の愛護デーとされています。
 目や眉毛、睫毛などがどのような役割をしているか、子どもたちに聞くと「テレビをみる」と発言する姿がありました。眉毛や睫毛に関しては、ヒントを伝えていくと「汗が目に入らない」「ゴミが目に入らない」など、機能を答えることができました。
 ほし組・つき組は、視力検査についても学びました。遊ぶときや外を歩くとき、目が見えにくいと危ないので、どれくらい見えているか確認するために行うということも伝えました。視力検査の練習をすると、みんな上手に答えることができていました。昭和こども園では、11月に「視力検査ゲーム」として、行う予定であることを伝えると「前にもやったことある」「楽しみ」「できるかな」という声がありました。

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東京児童協会は、食・触・植の3つのしょくを大切に食育活動を行っています。

木の葉が色づき、秋も深まってきました。園では、白菜や根菜類、きのこなどの旬の野菜を沢山取り入れ、様々な食材が経験でき、身も心も温まるような献立を提供していきます。
また、11月15日には七五三献立を提供します。七五三は、子どもが無事に成長したことをお祝いする日と言われています。昔は乳幼児期の死亡率が高く、子どもの健やかな成長を祈ることには切実な意味が込められていました。当日はお赤飯やもみじ人参、紅白ゼリーなどを献立に取り入れ、子どもたちに七五三の時に食べる物の意味を伝え、提供していきます。

【家庭でできる食育】
~白菜の葉をちぎってみよう!!~
白菜は秋から冬にかけて旬を迎えます。寒くなると糖分を蓄えるようになる為甘みが増し、より一層おいしく食べられます。また、風邪予防に効果的なビタミンC、カルシウム形成に必要なビタミンKが豊富に含まれています。 
乳児さんでも実践しやすい上、スープや鍋、お浸しなど、様々な料理に取り入れられる為、親子で
楽しくクッキングしてみてはいかがでしょうか。