社会福祉法人 東京児童協会

Letter

便

2024.01.18

令和6年 1月

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令和6年を迎えました。新年明けましておめでとうございます。
能登半島地震、日航機海保機事故などの発生による被災された方々にはお見舞いを申し上げます。
昨年は皆さまとの出会いがあり、大事なお子さまの教育保育を担ってまいりました。まだまだ至らぬ点も多かったことと思います。今年は課題の改善をしながら、お子さまにとってまた、ご家庭にとって、よりよい運営となるよう取り組んでまいりたいと思います。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

~12月の活動~
➀「POINT ET LIGNEさん」見学およびパン作り
既にお知らせいたしましたが、POINT ET LIGNEさんでの見学&パン作りは、子どもたちにとって新鮮な活動になりました。いつも手を振りながらPOINT ET LIGNEさんの前を通っていましたが、自分たちがパン作りの場に入り、近くで生地をこねている様子、形作っている様子、オーブンに入れる様子、出来立てのパンを目の前に良いにおいや焼き立ての色や熱さを感じるなど、園ではできない体験になりました。4,5歳児は生地を自分たちの好きな形にし、焼いていただきました。五感を刺激し豊かな感性、興味関心を培うことができたこととと思います。身近なお店に子どもたちが関わり、お店に方々も子どもたちにこのような体験をさせていただく時間を作っていただき、「つながる」の一つの達成になりました。
春のミッドタウン八重洲タワーの住友生命さん見学同様、地域の方々と子どもたちがかかわること、地域の中のこども園として、これからも引き続き関係を築いていきたいと思います。

➁クリスマス会
昭和こども園での初めてのクリスマス会。ツリーを飾ったり、自分たちのクリスマス制作を楽しみました。
会ではクリスマスの意味として、イエスキリスト生誕、サンタクロース、ツリーの意味など子どもたちに伝えました。また、初めて職員のハンドベルの披露を行い、楽器への興味へつながるよう、きれいな音色を楽しめるようにしました。そして、サンタさんがこども園にもやってきて、質問をしたりプレゼントいただくなど楽しみました。
サンタからのプレゼントは写真のとおりです。園からも絵本のプレゼントをしました。
子どもたちの夢を大事にしていきたいと思います。

➂新しい玩具
幼児室には片付け推進玩具として、ダイソン幼児用玩具掃除機を購入。しっかりと幼児室がきれいにできるように、交代でお掃除あそびをしていきます。また「カプラ」を購入。夢、協同性を育む玩具として設置しました。カプラのインストラクターも園に来てくださり、作り方の紹介をしていただきました。これから皆で作ることもできるようにしていきたいと思います。1,2歳児室にも、随時、玩具を追加しています。次回ご紹介いたします。

~懇談会アンケート結果~
皆さま、ご多忙の中でご出席いただきありがとうございました。
4,5歳児クラスは体調などによる欠席が相次ぎ開催できませんでしたが、皆さまからいただいた感想をまとめます。

~いただいたご意見~
・半年に一回開催するとよい
・プライベートな話も盛り上がり、情報共有もできて有意義だった
・日ごろの写真をもっと見たい
・もっと先生との意見交換したかった
・あらかじめ話をするお題を教えてもらえるとよい
・名前がわからなかった
・個人面談もあるとよい
・園への質問も希望などの時間もあるとよい
・保護者1名のみが残念
・ルールなど配布があるとよい。
ほか、楽しいひとときだった、真摯な取り組み、思いやりを感じた、説明もよかった、メリハリがあった、次回も楽しみ

など感想をいただきました。
個人面談については、随時ご希望を伺い、行いますので、職員にお声がけください。
そのほかご意見を検討し、次回に活かします。ありがとうございました。

「大きくなった会」に向けて
2月10日、二部に分けて、子どもたちの表現活動をご覧頂きながら、大きくなったことを皆で喜び合う会(「大きくなった会」)を予定しています。園生活の集大成となるこの時期、「当日までのプロセスの中で一日一日をどう学び、培っていくことができたか。」を大切にしています。子どもたちがやりたいと思うことを保育者が引き出し、子ども達が楽しく協力したり興味をもって活動できるよう、年齢ごと、個々の発達に即し、活動してまいります。
「子ども主体」であることが大切です。ねらいを立て、取り組みます。お楽しみに…

~お礼~
第三者評価 利用者アンケートのご回答、顔認証システムの登録など、お忙しい中ありがとうございました。第三者評価につきましては、二月の訪問調査を受け、結果が出ましたらお知らせいたします。セキュリテイにつきましては、ドアの開閉のチャイム、エレベーター前の掲示設置、不審者訓練をはじめ対策強化いたしました。
これからも皆様のお声を伺う機会がございます。多忙の中で恐縮ですが、引き続きご協力賜りますようよろしくお願いいたします。

~1月の予定~
 4日(木) 保育始め                  全園児
 9日(火) 新年お楽しみ会               全園児
11日(木) 避難訓練                  全園児
12日(金) 杉アート@目黒               5歳児
15日(月) スポーツプロジェクト ダブルダッチ@神田  5歳児
18日(木) 誕生会                   全園児
30日(火) 運動プログラム@昭和            幼児クラス

~12月の転園~
2歳児 1名
3歳児 1名
全園児数   計49名

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12月は天候の良い日に散歩の活動をたくさん取り入れました。「散歩に行こうね」と話すと喜び上着を着ようと集まってくる子どもたちです。バギーに乗って散歩をすることも好きですが、最近は保育者やお友だちと手を繋いで歩くことに挑戦してきました。また、少しずつ交通ルールを知る機会を増やし「横断歩道は手を挙げようね」「赤は止まるよ」「青は渡ろうね」など伝えています。横断歩道では自分から手を挙げたり信号を見て「青になったよ」と伝えるなど興味を持つ姿もありました。
また、城東小学校の校庭で砂場遊びも楽しみました。「サラサラだね」と砂の感触を楽しんだり、カップでケーキを作ることを楽しんでいます。小学校の職員の方を見ると「バイバイ」と手を振ったりするなど、地域の方との交流も深めています。
身の回りのことも、ズボンや靴下を脱ぐ・履くなど簡単なことから少しずつ出来るようになってきています。褒められると意欲に繋がり嬉しそうな表情が見られます。今後も子どもたちの意欲を引き出していけるよう見守っていきたいと思います。
引き続き、今月も暖かい日は散歩へ出掛ける機会をたくさん作っていきます。公園で体を動かすことの楽しさを感じたり寒さに負けない丈夫な体づくりをしていきたいと思います。(田﨑)
<今月の目標>
◇体調や生活リズムに配慮され、健康に過ごす。
❖戸外で冬の自然に触れて、全身で楽しむ。

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天気の良い日は、寒さに負けず戸外に出かけ散策を楽しみました。「かぜがつめたいね」と言いながら外の空気に触れたり「みてみて、まほうのじゅうたんみたいだね」とイチョウの葉が落ちているところを歩くなど、自然にたくさん触れることが出来ました。
また、先月のクリスマス前は「サンタさんくるかな?」と毎日のように子どもたちの会話から聞こえていました。
街はクリスマスの雰囲気で華やいでおり、園でも「みてみて!上手にかけたよ」「なにいろにしようかな?」と友だちや保育者とやりとりを楽しみながら、制作を楽しむ中でクリスマスに触れてきました。色々な形に切った画用紙や折り紙で作ったサンタクロースにクレヨンやカラーペンで模様や顔を描き、クリスマスツリーに貼って飾りつけました。「サンタさんがきますように」という願いを込めると、クリスマス会にはサンタさんが来てくれ、大喜びな子どもたちでした。
制作を通して表現を楽しんだ子どもたち。今月は、歌やダンス、ごっこ遊び等を通して様々な表現を楽しみたいと思います。(清水)
<今月の目標>
◇ 一人ひとりの子どもが、自分の気持ちや考えを安心して言葉で表し、
心身共に安定した生活ができるようになる。
❖表現遊びやごっこ遊びを通して、友だちとの関わりを楽しむ。

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寒さが一段と身に染みる季節ですが、子どもたちは元気いっぱいに過ごしています。先月は天気に恵まれたこともあり、坂本町公園に何度も散歩に行くことができました。子どもたちは、広い芝生や遊具で楽しそうに思い切り身体を動かしていました。保育者が遊びに誘わなくても「きょうりゅうごっこしよう」「はっぱでふねをつくろう」など、自分たちで遊び考えたり友だちと一緒に遊びを発展させて楽しんでいました。また、着替えや食事後の片付けなど、身の回りのことも少しずつ自分でやってみようとする姿が増え、たくましい姿に成長を感じました。引き続き自分で出来たことや、挑戦する姿を十分に褒めて自信に繋げていきたいと思います。
 長期休み明け、徐々に生活リズムを整えて手洗いうがいを徹底し、健康的に過ごせるようにしていきます。また、休み中の出来事を沢山聞いたりして楽しかった思い出を一緒に共感したいと思います。そして、2月の大きくなった会に楽しく参加できるように日常の中で劇遊びを取り入れたり、何かになりきって表現する楽しさが感じられる様に保育者も共感しながら行っていきたいと思います。(久島)
<今月の目標>
◇様々な環境の中で自分の思いを安心して表しながら、
安定感を持って落ち着いて過ごせるようにする。
❖表現遊びを自分なりに表現することを喜び、意欲的に取り組む。

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まつぼっくりなどの自然物や、毛糸という冬ならではの素材を用いて、制作することを楽しんだ12月。
空想の世界を楽しんでいる子どもたちは、絵本「サンタさんからきたてがみ」を読み、「保育園にも大きなツリーをつくろう」「サンタさんがプレゼントを入れられるように袋をつくろう」とクリスマスブーツを制作しました。設計図を描いて、表現したいことを前もって考えて、表現してみることも経験しました。毛糸を穴に潜らせることが難しかったようですが、友だちに教えてもらいながら粘り強く最後まで取り組んでいました。
また、散歩先では友だちと探検を楽しんでいます。「○○くんは研究員なんだよ」、「○○ちゃんは音を聞くのが上手なんだよ」など、自分や友だちの好きなことや得意なことを見つけ伝え合う姿が見られるようになりました。互いの良さを認め合い、友だちの中の自分を感じられるように援助していきます。
1月も引き続き空想の世界で遊ぶことを楽しみ、さまざまな表現方法を通して自分の思いをあらわす面白さを感じてほしいと思っています。(福田)
<今月の目標>
◇生活に必要な身の回りのことがわかり、進んで行えるようにする。
❖友だちとイメージを共有して遊び、
互いのつもりを言葉にしながら想像を膨らませることを楽しむ。
❖感じたことや想像したことを様々な方法で表現して遊ぶことを楽しむ。

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弊法人が実施するスポーツプロジェクトにて、バスケットボール元オリンピック代表選手の講師2名からボールで遊ぶ楽しさを教えてもらいました。最初は身体の周りでボールを転がすところから始まり、慣れてくると2人組でパスやドリブルを行いました。姉妹園の子どもたちと積極的にコミュニケーションを取り、互いに「がんばれ!」と応援し合う姿も見られました。
また、味噌汁のクッキングでは鰹節と昆布から出汁を取り、自分たちで作った味噌で味噌汁を作りました。子どもたちで話し合って味噌を入れる量を決めたため、出汁の味が強く出て「いつもとちがうあじがする」と違いを楽しみながら飲んでいました。
クッキングをきっかけに「言葉の伝え方」について話し合いをしました。言い方や表情など、相手が傷つかないようにするためにはどうしたら良いかを話し、チクチク言葉とふわふわ言葉の表を作りました。今後も相手を思いやる「優しい気持ち」を育てていきたいと思います。(小深田)
<今月の目標>
◇保育士等に見守られることで安心し、自分に自信を持って生活するようにする。
❖生活に必要な生活習慣が身に付き、自ら進んで丁寧に行う。
❖相手の気持ちを考えて行動し、会話をする。
❖共通の目的に向かって取り組む大切さを知り、満足感や充実感を味わう。

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昨年もインフルエンザウイルス感染症や新型コロナウイルス感染症などが全国的に流行していましたが、昭和こども園では大流行することなく2024年を迎えることができました。ご協力ありがとうございました。
今年もお子さまたちが健康に過ごせるように、体調に留意し、食事、運動、睡眠のバランスを大切にしていきましょう。

≪1月9日は風邪の日≫
『病原体ウイルスや病気から身を守る、戦う力!免疫力』
ヒトの体はウイルスや細菌に感染しないと抗体ができません。10ヶ月前後から5才くらいまでに感染する病原体はおよそ300あります。これらに順次感染してひとつひとつ免疫抗体を獲得していくことになります。
ある時は発熱、ある時は咳、ある時は下痢等次々にかかっていきます。子どもに「熱をだしてもらいたくない」これは家族にとってあたりまえの願いです。しかし、免疫の仕組みを考えればむしろ感染症にかかって早く免疫を獲得した方が社会生活を送る上で得策です。日常のウイルスや細菌などによる感染をむやみに怖がらず、医師等の助言のもと、病気をうまく克服してゆくことが大切と考えます。

『免疫力を高めるポイント』         
➀食事で腸内細菌を獲得する
➁規則正しい生活を心掛ける
➂外遊びをする
➃薬を飲ませすぎない
➄予防接種も行う

12月の健康教育の様子
年末年始の長期休暇に向けて、規則正しい生活を送り元気に過ごせるように「はやね はやおき あさごはん」の合言葉を学びました。
 かずこちゃんとあきおくんは、夜遅くまで起きて、朝は寝坊をして、朝ごはんを食べる時間がなかったということを伝えると、「私は寝たよ」「朝はパンとりんごを食べた!」など、元気よく答えてくれる姿がありました。
 早く寝て、早く起きて、朝ごはんをしっかり食べることで、こども園でも元気に遊べるということを伝えています。
新年も元気に登園し、たくさん遊び、たくさん学んでいきたいと思います

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東京児童協会は、食・触・植の3つのしょくを大切に食育活動を行っています。

~1月の献立について~
1月は、1年のはじまりの月です。日本は、古来から節目を大切にする風習があります。
そのため、今月は日本の伝統料理に触れる機会が多くあります。園でも『おせち料理』をはじめ『七草粥』や『鏡開き』を献立に取り入れ、行事の由来と料理に込められた意味を子どもたちに伝えていきます。
また、旬の冬野菜を多く使用します。中でもほうれん草は、子どもたちが食べてみたいと思えるようにマフィンと組み合わせて『ほうれん草のマフィン』として提供していきます。他にも子どもたちが自分から食べようと思えるような工夫をしています。

【家庭でできる食育】
~いろいろな蜜柑を探してみよう~
さまざまな種類の柑橘類が出まわる季節となりました。園では「オレンジ」「いよかん」「ぽんかん」「みかん」などを提供していきます。
ご家庭では、親子で食材を買いに行った際などに、果物コーナーで立ち止まって会話をしてみてはいかがでしょうか。柑橘類はそれぞれ色や形、香り、味が異なります。「こんなにたくさん、みかんの仲間があるんだよ!」「色が少し違うね、どれが好きかな?」などの親子でのやり取りが果物などの食べ物に興味を持つきっかけとなります。食卓に並べ、食べ比べをして馴染みのない味を親子で共有してみるのも良いと思います。ぜひやってみてくださいね♪