社会福祉法人 東京児童協会

Letter

便

2024.03.04

令和6年 3月

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 二月は、寒暖の差が激しい月となりましたね。特に先週から強風や寒さがあり、体調を崩す園児もおりました。引き続き、手洗いなどをこまめに行い、体調管理をしてまいりたいと思います。
 換気については、室内ビルトインでの換気、また、外気を入れる手動の設備も整えております。加湿にも心がけていきたいと考えております。

先日の大きくなった会、発達に応じて、子どもたちが考えたり制作した中で、子どもたちは緊張の中でも、大好きなお父さん、お母さんを前に力を発揮しひとり一人の表現を披露し、第1回目を終えることができました。一人一人の成長がみられたのではないでしょうか。

アンケートのご協力もありがとうございました、「子どもたちの成長に感動した」、「友だちとの関わりも見ることができた」、「子どもたちへの寄り添いに感謝」、「これからの成長が楽しみ」などの声をいただきました。
改善点としては「会にまつわる資料を掲示だけでなく、配布かORでの共有を」、「看板前での撮影設定」、「祖父母の皆様の観覧について」など、ご意見をいただきました。検討をしていきたいと思います。
これからも、日常の教育保育を大切にとらえ、子どもたちの育ちにつなげていきたいと思います。皆様のご協力ご理解ありがとうございました。
大きくなった会を終えての子どもたちの声は、クラスぺのページをご覧ください。

~安全管理~
2月26日、ビル全体の避難訓練に参加しました。皆、しっかりと放送を聞き、職員の声掛けとともに防災頭巾をかぶり、避難靴を履き、外階段から避難することができました。
安全計画に基づき、一年を通して避難訓練や、交通安全、不審者訓練などを通じて、子どもたちも自ら身の回りの安全に気づけるようにする、また通学や散歩での道路の危険な場所などを子どもたちとも確認していきたいと思います。ご家庭でも登降園時、子どもたちと会話をしながら、危険個所の共有をお願いいたします。

~卒園遠足~
品川のマクセルアクアパークに4,5歳児で電車に乗り行ってまいりました。乗車をはじめ公共のマナーを知る機会にもなりました。園のデジタルサイネージでは、海の様子を毎週楽しんでいますが、海に生きる生き物、小さなクラゲのあかちゃんや大きなノコギリエイまで実際に観察しました。エイがイカを食べるシーンも目撃し、「あ!」と声が上がり、自然の成り立ちを感じた一コマもありました。
イルカのショーも楽しかったようです。園で、生き物を図鑑やパソコンを使って調べたり、導きながらも主体的に活動できるよう日々の保育へとつなげていきたいと思います。一緒に過ごすことが多かった4,5歳児の思い出になったことでしょう。

~進級に向けて~
3月に入り、進級に向けての活動を行ってまいります。進級先の部屋、生活に慣れるよう少しずつ、始めていきます。
1歳児クラスの子どもたちも、4月には、お兄さん、お姉さんです。一時預かりのお子さまと一緒に遊ぶこともあるので、きっと、新1歳児クラスの子どもたちに優しく接してあげられることと思います。
2歳児クラスは、いよいよ幼児クラスに進級です。3階での生活になります。幼児クラスの環境は、今年度より増員されますので、少しずつ変えていく予定です。子どもたちにとって、わかりやすく、ワクワクして、楽しく遊べる空間になるよう、子どもたちの様子に合わせ、新しい環境づくりに取り組みます。
幼児クラスの3,4歳児も現2歳児の子どもたちを迎え、子ども同士が教え合うシーンもたくさん見受けられると思います。優しい気持ちをもって、接することができよう、何よりも異年齢間での遊び、同年代の遊びが充実できるよう検討を続けてまいります。
様子、ねらいを皆さまにさらにお伝えできるようにしてまいります。

そして、5歳児は、卒園が間近になってきました。先月、城東小学校1年1組のクラスでの小学校生活を体験してまいりました。1年生が絵本を読み聞かせてくださり、教諭が小学校では、読み終わったら感想を言う場があるとのことで、5歳児たちはひとり一人、「上手に読めていた」「話が面白かった」などしっかりと伝えており、頼もしいと感じました。
そのあと、ランドセルに教科書や筆箱をいれ、そのランドセルを背負い、2階の体育館まで移動。
可愛いランドセル姿の子どもたちを小学生たちが見守って下さり、体育館に着くと、今度は体育の体験。リレーやグループごとの活動に参加となりました。小学校でも自分たちで、考えることを基本にしており、5歳児を交え、リレーはどういう順番にすることがよいか、また、グループごとの活動では、何をするか、短時間でお互い決め合っている様子を垣間見ました。子どもたちは「明日も小学校へ行きたい」ととても楽しかったようです。引き続き、園でも話し合う、共有する、体験をさらに重ね、小学校との連携を行い、スムーズな就学への取り組みとなるようにしていきたいと思います。

~第三者評価利用者アンケート結果~
12月に実施いたしましたアンケートの結果がまとまりましたので配布いたします。皆様方のご意見等を活かし、改善すべき点を検討し、よりよい園づくりとなるよう努力をしてまいります。お忙しい中、ご協力をいただきまして、ありがとうございました。

~3月の予定~
 1日(金) ひなまつりお楽しみ会   全園児
 5日(火) 杉アート@目黒     5歳児
 6日(水) 1歳児健診      1歳児・全園児未健診児
 9日(土) 卒園式         5歳児・5歳児保護者
13日(水) スポーツプロジェクト    全園児
       (ラクロス)@神田
14日(木) 誕生会         全園児
18日(月) 運動プログラム      幼児
       @日本橋・昭和
21日(木) 高齢者の方々との交流  4、5歳児
25日(月) 避難訓練        全園児
*異文化交流は別途お知らせ���たします。

■2月在園児数
1歳児1名減 計11名
2歳児1名  計 8名
4歳児1名  計 6名
合計46名となります。

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大きくなった会では、緊張の中にも保護者の方と目が合うとニコッと笑顔になり嬉しそうに
「はたらくくるま」を披露し子どもたちの可愛らしい姿や成長を保護者の皆様と共に感じられた会と
なりました。
園生活の中では、手を洗うことも身に付いてきています。今までは「袖をまくまくしようね」と言葉掛けをして手洗いを促すことが多かったのですが、最近は自分から進んで袖をまくっています。1つ1つの生活の流れが少しずつわかり、自分でやってみよう、やりたい等意欲が増し日々の習慣に繋がってきています。
節分の製作では、「おに!おに!」「あか」「あお」と声を上げながら、好きな色の鬼を選びました。「1本ゆびだね」と伝えながら、回数を重ねるごとに上手に糊が使えるようになっています。節分お楽しみ会では、自分たちで製作をした鬼のお面を身に付けて参加をしました。
3月は暖かな気候の中、散歩に出掛ける機会を増やし春の訪れを感じられるようにしたいと思います。また、寒暖差がありますので衣服の調節や手洗いなどに留意して過ごしていきます。そして、進級に向けて自分の身の回りの持ち物が分かったり、衣服の着脱に挑戦しながら、一人ひとりの自信に繋げていけたらと思います。(田﨑)

<今月の目標>
◇保育士が見守る中で、
自分ができる身の回りのことを自分でしようとする。
❖友だちとの関わりの中で、自分の気持ちを身振りや言葉で表現する。

<今月の目標>
◇感染症に留意し、健康に過ごせるようにする。
❖表現遊びを楽しむ。
❖保育者や友だちとの関わりを楽しみながら、好きな遊び見つけ遊びこむ。

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「おにのパンツ」という絵本に親しんで、鬼の歌を振り付きで踊っていた子どもたち。節分会お楽しみ会
では園長先生が節分の由来をお話してくださる中で「おにくるかな?」「おにいるのかな?」と半信半疑でした。節分クイズを通して、豆をまくと鬼が逃げていく、イワシの匂いが嫌いと分かり、実際の生イワシに触れたり、匂いを嗅いだりして節分の由来を知りました。
また「大きくなった会」では日頃から絵本やパネルシアターで親しんでいて、そこから劇あそびが始まり、それそれが身振り手振り、身体を使って表現することを楽しんでいました。当日は大勢の前での披露となり緊張する姿もありましたが、微笑ましい発表となりました。今年度も残り僅かとなり、進級への生活リズムへと少しずつ移行していきます。子どもたちの期待を胸に笑顔がたくさん見られるよう引き続き保育をしていきます。(山﨑)

<今月の目標>
◇生活・遊びの中でルールや約束事があることを繰り返し伝え意識する。
❖戸外や散歩を通して異年齢児と関わる。

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大きくなった会では、いざ本番となると「はずかしい…」と緊張する姿が見られましたが、最後まで諦めずに劇や伝統遊戯をやり遂げる姿に大きな成長を感じました。大きくなった会の後も、てぶくろの劇ごっこをして楽しみながら自信満々に役になり切っていました。今回感じられた友だちと協力して何かをやり遂げる達成感を大切にして、進級に向けてより期待を持てるようにしていきます。また、大きくなった会が終わり園長先生から地球儀やケーキセットのおもちゃを頂くと、「やったね!」「がんばったもんね~」と嬉しそうに友だちと一緒に遊んでいました。
いよいよ来月からほし組です。4月からの姿を振り返ると、着替えや朝のお支度など自分でやってみようとする姿から、今では自分で出来る姿に大変身しています。毎日の経験が子ども達の力になるように、引き続き挑戦する気持ちを近くで見守り、自分で出来た達成感が感じられるようにしていきます。(久島)

<今月の目標>
◇様々な環境の中で、自分の思いを安心して表しながら、安定感を持って落ち着いて過ごせるようにする。
❖大きくなる喜びと、進級に対する期待を持って生活する。
❖生活に必要なことがほぼ一人で出来、自信を持ってのびのびと行動する。

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大きくなった会を経験して、思ったことや感じたことを一人ひとりに聞いてみました。「人がたくさんいて緊張したけれど、みんながいれば大丈夫だと思ったから、頑張れたよ。」「恥ずかしかったけれど、みんながいれば嬉しい気持ちになるから、頑張ろうと思った。みんなと一緒にいると、家族みたいな気持ちになるから。」と話していた子どもたちです。大好きな友だちがいるつながりを感じ、安心感や楽しさを支えに緊張や恥ずかしさを乗り越える姿に成長を感じました。大きくなった会を終え自信を抱いた様子で、初めての取り組みも、進んでやってみようとする姿が見られ、「難しそうだけれど、やってみる!」と挑戦しています。
今月は、一年間の楽しい思い出を友だちと一緒に振り返り、話し合ったり、絵に描いたりして、一人ひとりが成長したことを自覚できるような機会を持ちたいと思います。大きくなった自分を確かめ、期待感とともに進級に向かえるよう援助していきます。(福田)

<今月の目標>
◇一人ひとりの成長が認められ、進級することに期待感を持ち、身の回りのことを自分で行う。
❖一年間を振り返り、友だちと話し合ったり、絵に描いたりして、大きくなった喜びを抱く。
❖春の訪れによる自然や生活の変化に気づく。

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大きくなった会では年長児として緊張しながらも堂々と表現していました。終わった後の振り返りでは、「緊張したけれどはな組もがんばってるからかっこいいところを見せようと思った」や「みんながいるから頑張れた、一人だったけど見てもらえることが嬉しい」と話していました。題材が決まってからは、劇のイメージに合わせて意見を出し合い、子どもたちで劇を作り上げてきました。大きくなった会を通して1つの目標に向かってみんなで取り組む達成感を得ることが出来ました。
卒園遠足ではほし組の手本となり、電車の中では手すりに掴まって静かに過ごすなど公共交通ルールを守りながら行きました。就学に向けて給食の配膳や時間内に食べ終わること、見通しを持って過ごせるようにするなどの取り組みを行っています。今月は1年の思い出を振り返りながら残りわずかのこども園生活を楽しめるようにしたいと思います。(小深田)

<今月の目標>
◇保育士等に見守られることで安心して様々な活動に意欲的に参加し、就学への期待をもつ。
❖就学へ期待感を持って生活する。
❖感謝の気持ちを持ち、相手に寄り添って関わり生活する。

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3月は、1年間の総まとめの時期です。新年度に向けて準備が忙しい時期でもありますが、お子さまの
成長を振り返る良い機会でもあります。ゆっくりとお話できる時間を作り、成長を一緒に喜びましょう。

母子手帳 定期的に確認していますか?
母子健康手帳は、妊娠から出産だけでなく、お子さまの出生から主に小学校入学までの健康を、記録するものです。引っ越しや転園・進学の度に、お母さまとお子さまの健康を切れ目なくサポートするための大切なものですので、定期的に受けられている予防接種など、内容の確認をするようにしましょう。

CHECK➀:予防接種の受け忘れはありませんか?
3歳以降は予防接種の数が減るため、つい忘れがちになりますが、日本脳炎やMR(MMR)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)などの追加接種があります。
せっかく最初の接種をきちんと受けていても、追加接種を受けないと十分な免疫がつきません。追加接種を受け忘れないように気を付けましょう。
また、小学校入学以降にも二種混合やHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)なども、母子手帳に記入できますので、就学後も時々チェックしましょう。

CHECK➁:身体発達曲線に育ちを記録していますか?
身体発達曲線(成長曲線)には、身長と体重の育ちの目安が載っています。ここにお子さまの身長と体重の測定値を記入して、線で結びましょう。成長曲線の目安と測定値のグラフが、平行に伸びていれば、順調に成長していることが分かります。

CHECK➂:保管場所を決めていますか?
母子手帳は、小学生になると使う機会が少なくなりますが、お子さまにとっては大切な「健康の履歴書」。将来、留学や仕事などで予防接種履歴が必要な場面があります。家族で置き場所を決めて、大切に保管しましょう。

中学生や高校生になったとき成長を振り返る記録になります
母子健康手帳を使うのは主に6歳までですが、それ以降も大切に保管しておきましょう。
大きくなってから本人が成長を振り返る時にも、母子健康手帳はとても便利です。

~先月の健康教育の様子~
3月3日の「耳の日」にちなみ、耳の名称や役割について学び、耳(じ)介(かい)は音を集めること、三半規管(さんはんはんきかん)はからだのバランス感覚がわかることなどを知りました。
漏斗(ろうと)を耳介と見立て、漏斗をつけたペットボトルとつけていないペットボトルにそれぞれじょうろで水を入れ、どちらが多く入るか実験しました。結果は一目瞭然。「こっち~!」とペットボトルから水が溢れている漏斗ありの方を答えていました。
また、三半規管については、片足立ちでバランスをとる際、目を閉じるとどうなるかを試し、「できなーい」「むずかしいよ」と三半規管の機能には、見えることも大切だということを体験しました。

食育だより
~先月の食育の様子~

日に日に寒さもやわらぎ、少しずつ春の暖かい日差しを感じられるようになってきました。園では、新ごぼうやブロッコリー・カリフラワーなどの旬の野菜を取り入れ、旬の季節ならではの美味しさや春を感じられるような献立にしています。
ひなまつり献立では、縁起の良い海老やれんこんを使用したちらし寿司、華やかな手毬麩のすまし汁、桜蒸しパンなどでひなまつりらしく、子どもたちの健やかな成長や幸せをお祝いしていきます。

■箸の使い方(ほし組)
進級にむけ、箸の持ち方を勉強しました。「難しいなあ」といいつつも諦めずに取り組む姿に成長を感じました。引き続きご家庭でもお使いいただけたらと思います。

■リクエストおやつの考案
卒園するつき組のリクエストおやつが8日に提供されます。
「クリスマスの日のおやつがいいけど春だから桜をイメージしたいな」「今の季節においしいは果物なに?」と4人の理想に近づくまで沢山お話をしています。

家庭でできる食育
~ブロッコリーやカリフラワーをさいてみよう~
冬から春にかけて旬を迎えるブロッコリーやカリフラワーは、乳児から幼児まで発達に合わせた食育が行えます。指先に力を入れてさいたり、房ごともぎ取る動作は指先の発達にも繋がるほか、花野菜ならではの感触を手で感じることで五感の発達にもなります。
ブロッコリーもカリフラワーも、旬の新鮮なものは甘みがあって美味しいですが、自分で房を割いた達成感でさらに美味しく感じられるので、ぜひ行ってみてくださいね♪