社会福祉法人 東京児童協会

Letter

便

2023.10.12

令和5年度 10月号

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暑さもようやく落ち着き、秋を感じる頃となりましたね。
先月号でお知らせいたしましたスーパームーンから1か月、月の満ち欠けがわかるように、エントランスにカレンダーをつくり、十五夜までのつきを毎日つき組の子どもたちが朝、準備、表示しました。そのカレンダーを見て、3歳の子どもたちも「みかづきだね」「今日はみえるかな」と声が聞こえました。
お月見おたのしみ会では、ススキを飾る意味を含めお月見の由来や、収穫への感謝、世界の各国々で月のかげの見え方のちがい(うさぎのもちつき、ライオン、かに、長い髪の女性など)なども紹介しました。
当日は少し雲が多かったですが、ご家庭でお月見できましたでしょうか?
月、星を見ると、心が和みませんか?そのような気持ちや自然の現象に興味関心が深まるように子どもたちに都度伝えてまいります。

9月は、水遊びも行ったり、小学校の校庭で思いきり走ったりと、体を動かしました。
子どもたちはかけっこが大好きです。笑顔でかけっこを楽しんで、生き生きしていました。ジャングルジムも上手に手や足を確保しながら昇降しています。砂場遊びも大盛り上がり…。
今月、さらに城東小学校に、ご協力をいただき、2または3校時目に校庭をお借りできる機会をいただきました。校庭を利用しながら、体をたくさん動かし柔軟性や体力の増進を図っていきたいと思います。

行事は、ねらいをもって行います。
運動会は、「普段の保育の遊びから展開して一生懸命競技としても取り組む」「親子で一緒に体を動かす」「異年齢のかかわりを大切にし一緒に楽しむ心や憧れを持てるようにする」のねらいがあります。
運動会のためだけに活動するのではなく、ねらいを達成するための「毎日の積み重ね」が大切と考えています。一つ一つ、力がついたこと、昨日はできなかったけれど、今日はできたという喜びを感じて自信につながるようにしたいです。また、特に幼児クラスでは、「友だちと力を合わせること」、「気持ちを一つにする」自立心・協調・協同性、忍耐力などを育み、皆でねらいを達成する実感を味わってほしいと願っています。
当日は、保護者の皆様にも、一緒に踊ったり、幼児クラスは競技もあります。一緒に楽しみましょう。
緊張して、普段の様子とは違うこともあります。日々、様子をお伝えしていきますので、子どもたちの頑張る姿に温かいご声援をお願いいたします。

さて、4,5歳児が初めて地域の高齢者の皆様と触れ合う活動を行うことができました。
中央区社会福祉協議会において「ほがらかサロン京橋」さんと昭和こども園がともに活動できるようマッチングしていただきました。
先日、八丁堀のブーケ21まで、行きは歩き、帰りは都バスを利用して、「ほがらかサロン京橋」のご参加の方々と縁日を楽しみました。てづくりのさかなつり、ボトル倒しなど4種類のゲームをし、子どもたちも応援したり、応援されたり、地域のご高齢の方々との触れ合い、貴重な体験な体験となりました。さらに機会をもっていきたいと思います。
また、日本橋六之部地区、八重洲一丁目中町会より、於満稲荷神社の縁日をご紹介いただき、ご家庭でお楽しみいただけたかと思います。歴史あるこの地域の活動に、仲間に加えていただき、地域のこども園となるよう地域とのかかわりも深めてまいりたいと思います。

10月は、秋の実りを感じる時期でもあります。先のお月見お楽しみ会でも、収穫に感謝することを子どもたちに伝えておりますが、果物や野菜に触れ食に興味を持つ活動を行っていきたいと思います。
中でも19日、鮭を解体し、子どもたちに、魚をいただくことの感謝の気持ち、魚のからだを知るなどの機会を持ちます。海から漁師さんが魚を取り、市場へ出し、店頭、ご家庭や園に届くまでたくさんの方々のお仕事があること、魚をいただくことへの感謝の気持ちを培います。
また、5歳児は芋ほり体験をします。園での苗の成長が思うようにいかず、急遽、予定を組みました。
本当は自分で植えた苗から実がなり、掘る体験にしたかったのですが、このような失敗体験も伝えていきますね。
また、涼しくなり、散歩も充実できるようにしたいです。新たな散歩先も開拓し、歩く力も付け、自然を感じていきたいと思います。
秋のスタート、楽しみがいっぱいです。子どもたちの活動が豊かな感性の育ちになるよう、取り組んでまいります。

開園して半年が経ちました。子どもたちは、園の生活にも慣れ、友だちと関わる楽しさも感じ過ごしています。半面、友だちとの玩具等の使用で、気持ちをうまく伝えることができず、取り合ったりすることもしばしばあります。常に、お互いの気持ちを代弁したり、年齢によっては、相手の気持ちを考えることを伝えています。私たちも環境や、職員の立ち位置、玩具の見直し、保育、発達についての学びを重ね、後期をスタートします。皆様方のご意見、ご要望などにも耳を傾け、寄り添いよりよい園づくりを行ってまいります。なにかご不明な点、ご相談など、いつでもお声がけください。子どもたちにとっても、保護者の皆様にとっても安心して過ごせる、育ちをともに見守っていく毎日が楽しい園でありたいと取り組んでまいります。

~10月の予定~
3日(火)  異文化交流(英語)    / 幼児クラス
5日(木)  運動プログラム@昭和   / 幼児クラス
6日(金)  秋空ランチ@インナーテラス/ 幼児クラス
10日(火) 異文化交流(異文化)  / 幼児クラス
17日(火) 避難訓練(地震)    / 全クラス
18日(水) 全園児検診       / 全クラス
19日(木) 誕生会・鮭の解体    / 全クラス
23日(火) 運動会総合練習➀       / 全クラス
26日(木) 運動会総合練習➁       / 全クラス
28日(土) 運動会 @城東小学校     / 全クラス
31日(火) いもほり           / 5歳児クラス
ハロウィーンさんぽ   / 1~4歳児クラス

~10月のご入園~
ご入園おめでとうございます。
入園
3歳児 1名 計18名
退園
2歳児 1名 計 9名
全園児数   計49名

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残暑が厳しい中、9月中旬までは室内での活動を中心に行う中で、様々な感触遊びを行いました。
小麦粉粘土遊びでは、柔らかい感触を手の平や指で確かめ楽しみながら「あか」「きいろ」など欲しい色をリクエストする姿がありました。
そしてうさぎ組では、毎日「バナナくん体操」を踊っています。
リズムを感じながら足踏みをしたり、バナナのポーズをしたりと可愛らしさ溢れる子どもたちです。
また、少しずつ自分でやりたいという気持ちが芽生え、ズボンやTシャツの着脱に挑戦しています。保育者の見守りの中で着脱ができるとできたと嬉しそうな表情を浮かべたり、手を叩きながら喜びを表現していました。引き続き、さりげなく援助をしながら自分でできたとうい経験を重ねられるようにしたいと思います。

さて、秋が深まりはじめる10月は散歩に行き、植物や生き物を観察しながら秋の雰囲気を思う存分に味わえる活動をしていきたいと思います。この10月で今年度の折り返しを迎えます。より多くの遊びの体験ができるよう毎日を大切に過ごしていきたいと思います。(田﨑)

<今月の目標>
◇気温差に留意し、健康で快適に過ごせるようにする。
❖戸外での探索活動を楽しみ自然に触れて遊ぶことを楽しむ。

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身体を動かすことが大好きな子どもたち。子どもたちの好きな曲を流すと「これすき!」と嬉しそうに保育者の傍に駆け寄って踊ることを楽しんでいます。特に大きなおうちGOGOGOやバナナくん体操が大好きで、元気よく掛け声を出したり、身体を大きく動かして踊っています。他にも、「先生!見ててね」と両手を広げて上手に縄跳びの上を歩いたり、ハイハイ競争では保育者の掛け声に合わせて一斉にスタートし「やったー!ぼくがいちばん!」と嬉しそうな表情を浮かべながら、ゴールまで競争する等、様々な遊具を使って身体を動かすことを楽しむ姿があります。
引き続き、沢山体を動かして遊びながら、運動会に期待を持ち、当日は保護者の皆様と一緒に楽しめるようにしていきます。
季節の変わり目、気温差などに留意しながら、今月も元気いっぱい過ごしたいと思います。(清水)

<今月の目標>
◇活動内容や気候に合わせて衣服を調節し、快適に過ごせるようにする。
❖戸外や散歩を通して身近な自然に親しむ。
❖体の様々な機能を使い、体を動かしてあそぶ。

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8月、9月と新しい友だちが増え、はな組は17人クラスになりました。日々の生活を一緒に送る
中で、すぐに友だちの名前を覚えごっこ遊びをしたりして仲良く遊ぶ姿が見られています。10月からはまた新たに1人友だちが増えますので、益々賑やかなクラスになりそうです。
友だちとの関わりの中でイメージを共有しながら一緒に遊ぶ姿が増えています。また、仲間意識が高まる中で友だちと同じ遊びをしたり、「いれて」「いいよ」など自分の気持ちを伝えることで遊びの輪が広がっています。引き続き子ども達の考える面白い世界観や遊びの発想を大切にしながら、子ども達の関わりを見守っていきます。
そしてダンスやかけっこを楽しむ中で、城東小学校の校庭で遊ぶ機会を多く作って運動会への期待が持てるようにしていきます。また、涼しくなってきたら戸外へお散歩に行く機会を設け、虫や落ち葉などを見つけたり触れながら興味や関心が持てるようになれば良いなと思っています。(久島)

<今月の目標>
◇自分の気持ちを友だちや保育者等に表しながら、安心感を持って過ごせるようにする。
❖生活や遊びのルールや約束を守りながら、友だちと一緒に同じことをする楽しさを味わう。
❖自然など身近な環境に関わり、興味・関心を持つ。

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9月は暑い日も多くありました。水分を取ったり、自分で着替えたりして健康に過ごしている姿がありました。
運動会も控え、校庭でかけっこやパラバルーンで遊びました。
かけっこでは「ピー!」と鳴るホイッスルを合図に走り出す子どもたち。「勝ち負け」に敏感な年齢でもあるため「勝つぞ!」という気持ちで頑張って走る姿がありました。パラバルーンは触れることが初めての子も多くいました。自分たちの動きに合わせて「フワッフワッ」と揺れたり、広がったり、膨らむバルーンに「すごーーい!」と歓声をあげていました。
また、敬老の日にちなんでほがらかサロン京橋の秋祭りに参加しました。魚釣りや的当てなど計4種類のゲームをご高齢の方々と一緒に楽しみました。子ども2人と高齢者2人の4グループに分かれたため、最初は緊張している様子もありましたが、慣れると「ぼくの名前は◯◯だよ」や「おばあちゃんがんばれ〜」と楽しそうに話していました。交流会が終わった後はプレゼントを渡し、喜んでいるサロンに参加している皆様を見て嬉しそうな子どもたちでした。
今月は運動会と大きな行事が待っています。友だちと一緒に一つの事に取り組む楽しさや喜びを感じながら取り組んでいきたいと思います。(小深田、小池)

<今月の目標>
◇喫食量や体調変化に留意し健康に過ごせるようにする。
❖楽しさや緊張感を感じながら運動会に参加する。
❖イメージしたものを自分で作ることを楽しむ。

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月の後半には涼しさが感じられた9月。少しずつ秋を感じることが出来てきました。
「秋」といえば「食欲の秋」。みんなで「クッキング活動」を行い、スイートポテトを作りました。
ホカホカの黄色いサツマイモをつぶしたり、こねたり、丸めたり。友だちと顔を見合わせながら「いい匂いだね」「わ!ホカホカであっつい!」と楽しんで作っていました。
運動会への取り組みも少しずつ進めています。小学校の校庭のトラックを使ってかけっこをしたり、パラバルーンで遊んだりしました。「これ難しいね」「頑張ってみようよ」と子どもたち同士で声を掛け合っています。まだまだ初めてばかりのためこれからみんなで取り組んでいきたいと思います。
4月から始めているワンルーフゼミでは数を数える問題やみんなで考える問題などたくさんの種類がありますが集中をしながら頑張っています。特に最近行った問題では算数のような問題が出ました。しかし「1,2,3,4,5・・・あ!9だ!」と頭をたくさん回転させて解いている姿がとってもかっこよかったです。
今月は運動会があります。一つのことに向かって友だちと共に努力する大切さや「達成感」を感じられるようにしていきたいと思います。また、友だちと一緒に取り組むからこそ相手のことを考えたり、綺麗な言葉使いで相手と接することの大切を話していきたいと思います。(小池)

<今月の目標>
◇季節に応じて、健康で快適な生活を送れるようにする。
❖共通の目的に向かって活動し、達成する喜びを味わう。
❖自分の考えやイメージを膨らませながら表現遊びなどを楽しむ。

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夏の暑さもおさまり、秋らしくなってきました。季節の変わり目で朝夕冷え込む日がでてきます。
体調を崩さないように衣服の調節や、秋が旬の栄養豊富な食べ物を食べて風邪に負けないようにしましょう。

10月10日は目の愛護デー
私たちは、目に映し出された映像の情報を脳に伝え「モノを見て」います。ピントが合った映像信号を脳に伝えることで、自然と脳が発達してモノを見る機能が発達します。「見える」とは「脳が刺激を受けて発達する」ことです。視力や立体的にモノを見る機能は「くっきり見る」ことで6歳頃までに成熟します。

~日常生活でできること~
➀外遊びをしましょう。
➁近くを見る作業(読書、スマートフォン・ゲーム)は目に負担がかかるため、休みながらにしましょう。
➂室内では明るい環境で遊びましょう。
➃質のよい睡眠をとりましょう。よく眠るため、日中に光を浴び、夜は光を落としていくなど生活リズムを整えましょう。
(スマートフォン、ゲーム機などの画面から出ているブルーライトは「体を目覚めさせる」働きがあると言われています。

●全園児健診のお知らせ/strong>
全園児を対象に、嘱託医による健康診断を行います。当日は、急な体調不良等以外、健診を受けられるよう登園をお願いいたします。
日時:10月18日(水)14:00~
なお、幼稚園機能の園児に関しましては、お迎え時間(14:10ごろ)の調整をお願いいたします。

●先月の健康教育の様子
9月9日は語呂合わせから、「救急の日」とされています。
ほし組・つき組さんは、「急いで助ける(救う)」という言葉の意味も学びました。怪我について伝える場面では、「走って転んだら擦りむく・ぶつける」「鉛筆の先が目に刺さる」など、怪我の種類を発言する姿がありました。
どのように過ごしたら怪我をしないか質問すると、「座って遊ぶ」「おもちゃを投げない」「ペンを人に向けない」と元気よく答えてくれました。
今後も約束事をきちんと守り、安全で楽しい園生活を送れるよう援助していきます。

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東京児童協会は、食・触・植の3つのしょくを大切に食育活動を行っています。

「いただきます」「ごちそうさま」の言葉には、食べ物の命をいただくことへの感謝の意味が込められています。言葉の意味や私達の体と心の栄養になっていることを伝え、残さず食べる気持ちや食材への感謝の気持ちを育てています。
 秋は、「収穫の秋」と言われ、おいしい食材がたくさん獲れます。芋類やきのこ類、根菜など秋が旬の野菜には、夏の疲れをとり、体の調子を整えてくれる栄養素がたくさん入っています。しっかり食べて、天気や気温の変化に対応できる体作りをしていきましょう。
~スイートポテト作り(つき組)~
さつまいもを潰すところから成型まで行いました!お片付けまでみんなで自主的に声を掛け合って行う姿があり、成長を感じます。
~にんじんの型抜き~
秋の実りカレーにトッピングするにんじんを型抜き。固さに苦戦しながらも自分たちで型抜きしたにんじんは特別な様子。
普段食べない子もペロリと食べていました。
~お月見団子作り~
幼児クラス全員でお供え団子を作りました。はな組は苦戦していましたが、諦めずに挑戦する姿に成長を感じました。

【家庭でできる食育】
~たくさんのきのこに触れてみよう~
エリンギ、舞茸、しめじ、えのき、しいたけなどきのこはたくさんの種類があり、いろいろな料理に使われています。
きのこを割いたり、ちぎったりすることで、何気なく食べているきのこの不思議な形、香りをしっかりと観察することが出来ます。実際に自分の手で触れ、香りを感じる体験が食への興味を持つきっかけになります。
ぜひご家庭でも一緒にきのこに触れ、秋を感じてみませんか?