社会福祉法人 東京児童協会

Letter

便

2024.02.13

令和6年 2月

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 年神様に見守られ新年を迎えましたが、もう2月。立春の前に、鬼・邪気を追い払って、さらに今年の一年を健康に過ごせるようにと願い、節分を子どもたちと楽しみます。いやいや鬼、怒りんぼ鬼など、自分の体の中のおにが外に出て行く機会になればと思います。

 現在まで、園内では大きな感染症もなく過ごしておりますが、引き続き手洗いなど徹底し、元気に過ごしていきたいと思います。一番寒い時期になりますが、今年も暖冬傾向の様子。八重洲では、雪を見ることなく春を迎えるのでしょうか。坂本町公園では池に氷が張っているようですが、四季折々の体験を子どもたちに届けて行きたいと思います。

~大きくなった会に向けて➁~
 1,2歳児も初めての表現を楽しんでいます。日常の大好きな題材で、表現する楽しさ、リズムに合わせ、自らやってみようとする気持ちをもって、体を動かし、感性を豊かに培っていけるよう取り組んでいます。言葉のやりとりも多くなり、友だちに興味を持ち過ごしている子どもたちが、集団として一緒に一つのテーマで楽しむ表現が充実したものになりますよう願っています。
常にお伝えしていますが、毎日の積み重ね、毎日の成長がとても大切です。本番は、大勢のお客様を前に、緊張してしまうことも多々ありますが、温かく見守っていただけたらと思います。

3歳児は、表現することは当初から好きなクラス。初めて行ったトーチタワーの外に設置された舞台で踊り始めたことを思い出します。あれから数か月、友だちと取り組んだ運動会でも発表できました。今回は、どんな姿をみなさまにお届けできるでしょうか?
4,5歳児は自分たちで、セリフや気持ちなど表現を考えながら、演目に取り組んでいます。それぞれの個性を活かし、一つの作品作りをみんなで作り上げる経験になっています。
ひとり一人の成長を皆さまにご覧いただき、昭和こども園すべての子どもたちが大きくなったことをお祝いしたいと思います。どうぞお楽しみに。

~挨拶、思いやり~
気持ちよく、挨拶することはコミュニケーションの第一歩。思いやりを大切にすることのスタート地点です。子どもたちが、あそびに集中したり、知らん顔とならず、目を見て、ニコッと挨拶することが気持ちの良いこと、と感じられるように、引き続き伝えてまいります。まずは大人もお手本となることが大切ですね。おはようございます。さようなら。ありがとう。の言葉を常に伝えられるよう、取り組みます。
先日、思いやり、ふわふわ言葉、ちくちく言葉のことを話しました。2歳児で理解を示した子どももおり、うれしく思いました。温かい言葉を使っていきたいですね。こちらも大人が見本を示さなければなりません。
挨拶や思いやりを持つことで、言葉にする力、伝える力がつくことでしょう。
皆さんも大人同士の会話で、相手に伝わらないこと…の経験はございませんか?「相手にとって一番わかりやすい言葉を使い、伝えたいことを伝える」この基本は、挨拶から、そして思いやりを持つことからはじまると思います。子どもたちの今は、これから生きていく力の基礎となるものです。挨拶、思いやり、いつも心に、ことばにできますように…と願っています。

~保育参加・個人面談~
誕生会などで、保育参加をご希望され、様子を見ていただいておりますが、普段の姿を保育参加としてご覧いただくことも可能です。また、個別に時間を設けて、お子さまの様子など話す時間もご希望に応じて設けています。ご希望の方は、お申し出ください。

~小学校への接続について~
この一年、城東小学校の先生方にご理解をいただき、特に幼児クラスは、校長先生、副校長先生とも関わりを持ち、菜園で収穫したカブなどをお見せしたり、書初めを見せていただくことも体験しています。
今月は、1年生と年長児の交流会を予定しています。「小学校ってどんなところだろう」と子どもたちがイメージできるように、小学校と連携してスムーズに入学できるよう、活動を進めてまいります。

~菜園のカブ、ラディッシュ、スナックエンドウの収穫~
小学校の菜園は校庭より一つ上の5階に位置しており、水田コーナーもあり、昨秋稲刈りをしていました。園のプランターを置かせていただき、4,5歳児が運動会の取り組みの最中に種植えしたカブ、ラディッシュ、スナックエンドウを収穫しました。自分たちが種を植え、水やりを重ね、芽や葉が育ち、そして実りました。体験の積み重ねを大事に、小学校でも学び続けてほしいです。
次はジャガイモのたねいも植えを計画しています。

~2月の予定~
 1日(木) 大きくなった会 こども発表会(リハ)➀   全園児
 2日(金) 節分お楽しみ会・鬼行列          全園児
 8日(木) 大きくなった会 こども発表会(リハ)➁   全園児
10日(土) 大きくなった会               全園児
13日(火) 異文化交流(英語)            幼児
14日(水) 避難訓練                 全園児
15日(木) 誕生会                  全園児
19日(月) 城東小学校1年生との交流          5歳児
20日(火) 運動プログラム               幼児
21日(水) 1歳児健診                 1歳児クラス
26日(月) 卒園遠足                  4,5歳児
27日(火) スポーツプロジェクト            5歳児
29日(木) 異文化交流(異文化)            幼児クラス

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少しずつ身の回りのことを自分で行う姿が増えてきました。戸外活動から戻り、着替えや手洗いをする際には「ズボンを脱ごうね」「手を洗おうね」と保育者の声掛けで自らズボンを脱ぐ、手をこすり合わせるなど、意欲的に身の回りのことを行っている姿があります。食事の際にはウェットティッシュでの手の拭き取りから手洗いに移行し、日々の中で手を洗う習慣が付くように声掛けをしながら行っています。手洗いをした後には自分のエプロンを取って席につき、食事を楽しんでいる姿がありました。
 また、室内では、大きくなった会に向けて『はたらくくるま』の曲に合わせて、体を動かしたり「きゅうきゅうしゃー!」と保育者と一緒に歌うなど楽しく過ごしています。『はたらくくるま』だけでなく、季節に合わせた歌を笑顔で歌う子どもたちの姿が沢山見られました。大きくなった会では緊張する姿もあるかと思いますが、子どもたちの成長を一緒に喜べる、温かな会にしたいと思います。
自分の出来ることが増えてきている今、子どもたちの‘やりたい’も大切にしながら日々関わっていけたらと思っています。(加芝)

<今月の目標>
◇感染症に留意し、健康に過ごせるようにする。
❖表現遊びを楽しむ。
❖保育者や友だちとの関わりを楽しみながら、好きな遊び見つけ遊びこむ。

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新しい年を迎え「あけまして おめでとうございます」と子どもたちの元気な声が園内に響き渡っていました。
1月の初めにおやつに七草粥を頂きました。七草の種類を伝えると、絵を見ながら「ゴギョウ、ハゴバラ、スズナ…」と一つずつ覚え、食べなれない食材でしたが、「だいこんみたい」「おいしいね」と友だちと会話をしながら食べていました。
また、友だちとの関わりの中で「いれて」「かして」等、自分の気持ちを友だちに伝えたり「いっしょにあそびたい」という気持ちも芽生え、言葉のやり取りも盛んになってきました。
大きくなった会では、日ごろ親しんでいる「はらぺこあおむし」のお話をもとに劇ごっこを楽しんでいます。保護者の皆様に見ていただけること、子どもたちも喜んでいます。ぜひ楽しみにしていてください。
冬到来となり、寒い日が続きますが、戸外遊びも取り入れ、体を動かし、元気に過ごしていきたいと思います。(山﨑)

<今月の目標>
◇冬の衛生環境に留意し、健康に過ごせるようにする。
❖保育者や友だちと色々な方法で表現することを楽しむ。

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天気が良い日は戸外に行けるようにし、広い芝生で鬼ごっこをしたり川を覗き込んで苔をとったり、葉っぱの船を流して楽しんでいました。誰かが楽しそうな事をしていると「ぼくも!」と興味を示して一緒に同じ遊びを楽しんだり、「一緒にやろう」と遊びに誘う姿も見られました。そんな時に気持ちがすれ違ってしまう事もあるので、お互いの気持ちを受け止めながら言葉を添えて解決に導いています。
また、大きくなった会に向けて劇や伝統遊戯に取り組んできました。お母さん達が見に来てくれるよと話すと嬉しそうにする子ども達…自分の選んだ役になりきったり、少し緊張しながらも友だちと力を合わせてセリフを言ってみようと頑張る姿が見られています。
今月は大きくなった会に向けて劇遊びを楽しんだり、他クラスの劇や発表を見て進級に向けて関心や期待が持てるようにしていきます。また、集団遊びを通して色んな友だちがいること、人それぞれの気持ちや思いがあることに気付けるようになっていってほしいと思います。(久島)

<今月の目標>
◇様々な環境の中で自分の思いを安心して表しながら、安定感を持って落ち着いて過ごせるようにする。
❖友だちとの関わりの中で、我慢したり譲り合ったり約束を守ることを知る。
❖集団として友だちと一緒に行動することを楽しみ、自分の思いを持って遊ぶ。

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日々の遊びのなかで、おうちごっこや探検隊ごっこを通して、自分たちで物語を想像して紡ぐことや、レゴやラQを通して自分なりのイメージを形にすることを楽しんできた子どもたち。大きくなった会では、日々の遊びからつながり、年上児と一緒にひとつの物語をつくり、なりきって表現することに取り組みます。ブレーメンのおんがくたいの劇遊びでは、「どうしてどろぼうはいたずらばかりするんだろう?」「本当は仲間に入りたいのに言えなくていたずらしているのかな?」等と話し合いを重ねながら、子どもたちの思いを物語にしています。見られていることを意識して、「むずかしそう。」「恥ずかしい。」と言って表情を硬くしたりすることもあります。しかし、「はずかしいけれど、一生懸命に頑張っているところをままとぱぱにみてもらいたい。」という思いや、大好きな友だちと楽器や表現をする楽しさに支えられ、恥ずかしいけれど頑張る姿がみられていますよ。
 2月は、大きくなった会を通して、1年間を通して大きく成長した自分を確かめ、自信とともに進級に向けて取り組んでいきたいと思います。(福田)

<今月の目標>
◇生活に必要な身の回りのことがわかって、進んで行う。
❖感じたことや想像したことを様々な方法で表現して遊ぶことを楽しむ。
❖友だちとイメージを共有して遊び、互いのつもりを言葉にしながら想像を膨らませることを楽しむ。

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子どもたちの元気な挨拶と共に、新しい年がスタートしました。今月は大きくなった会に向けて劇や伝統遊戯をしてきました。役を決めるときに人数が多い所では年下児に譲ろうとする姿があり、相手の気持ちを考えて行動する場面が増えてきました。「ここはこうしたほうがいいと思う」と劇をよりよくするために子ども同士で話し合いをして、協力しながら進めてきました。また、2回目の杉アートに参加しお正月のだるまをステンシルで制作したり、姉妹園の大きくなった会の舞台づくりを一緒に作ったりしました。
今月から就学への取り組みとしてビュッフェ方式による食事の配膳が始まりました。自分で食べられる量を考えてトングで主菜副菜を盛り付ける練習をしました。給食を残さないで食べることへの責任感を持ち、完食する達成感を味わっています。
今月は大きくなった会や卒園遠足があるため、沢山の思い出を作りながら一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。(小深田)

<今月の目標>
◇一日の生活を見通し、目標を持って活動に取り組む。
❖卒園への意識が高まり、身の回りの人への感謝の気持ちをもつ。
❖表現力が豊かになり、感じたことや考えたことを自分なりに表現して楽しむ。
❖就学に対する期待をもって、生活する。

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まだまだ寒く空気が乾燥した日が続いており、この季節特有の感染症が流行る時期でもあります。インフルエンザなどの感染症にかからないようにするためには、日々の健康的な生活が大事です。手洗いうがいはもちろん、規則的な生活、十分な睡眠時間を確保し、免疫力を高め、元気に過ごしていきましょう。

≪誤嚥や窒息に注意しましょう≫
「おにはそと!ふくはうち!」いよいよ節分の季節がやってきましたね。1年の無病息災を願ってまく豆ですが、思わぬトラブルを招くことがあります。小さい子どもは、かみ砕いたり飲み込んだりする力が不十分なため、肺炎を起こすこともあります。
消費者庁は、「硬くてかみ砕く必要のある豆やナッツ類は、5歳以下の子どもには食べさせないでください」と注意喚起をしています。
豆まきをする場合には、子どもから目を離さないようにしましょう。
また、豆やナッツ以外にも様々な食品で誤嚥や窒息は起こります。以下の食材は特に注意しましょう。球形のものは4分の1サイズにカットすることも窒息予防に繋がります。

・丸くてつるっとしたもの:あめ・ブドウ・プチトマト・球形の個装チーズ・うずらの卵・ こんにゃく
・粘着性が高く飲み込みづらいもの:餅・ごはんやパン類
・かみ切りにくいもの:リンゴ・イカ・肉類・生のにんじん・棒状のセロリ

また、座って落ち着いた環境で食べられるよう配慮し、仰向けに寝た状態や、笑いながら・歩きながら・遊びながら食べることがないようにしましょう。

12月の健康教育の様子
大きくなった会に向け、風邪をひかず元気に過ごせるように、再度手洗い・うがいについて学びました。4月と8月にそれぞれ健康教育を行っていますが、以前の内容をよく覚えており、元気よく発言する姿がありました。
「ビオレママのあわあわ手あらいのうた」を見ながら、手洗いの練習をしています。

全園児健診のお知らせ
全園児を対象に、嘱託医による健康診断を行います。当日は、急な体調不良等以外、健診を受けられるよう登園をお願いいたします。
■日時:2月21日(水)14:00~
なお、幼稚園機能の園児に関しましては、お迎え時間(14:10頃)の調整をお願いいたします。

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東京児童協会は、食・触・植の3つのしょくを大切に食育活動を行っています。

暦の上では立春を迎えますが、まだまだ厳しい寒さが続きます。
2月は風邪やインフルエンザなどの感染症が増加する季節であるため、身体を温める事が大切です。そのため園では、ごぼうや蓮根などの根菜類、カブなど保温効果のある冬野菜を取り入れることで元気に過ごせる工夫をしています

~先月の食育の様子~
■七草の話
今年も元気に過ごせますように、と春の芽吹きである七草を刻んだ七草粥を食べました。
「せりなずな…」と唱えながら歩く姿や「優しい味でぽかぽかだね」と季節を味わうひと時となりました。
■ほうれん草の話
秋から冬にかけてが旬のほうれん草。
通年みかける野菜ですが、寒さの中でじっくり育つ寒じめほうれん草は糖度も高く、まさに冬のめぐみです。マフィンやカレーライス、スープなど様々な料理で旬を感じました。
■冬野菜の収穫
10月に種を植えたラディッシュ・かぶ・スナップエンドウの収穫が始まっています。収穫した野菜は「これは何の料理に入るの?」と笑顔で調理室に持ってきてくれます。
給食にはいっているとすぐに見つけ、笑顔で教えてくれます。

【家庭でできる食育】
~感謝して食べよう~
私たちが食事をするまでの過程には食べものを栽培や収穫をする農家・漁師・畜産家などの生産者や運搬をする業者、販売する小売店、それらを調理する方などたくさんの関わりがあります。
食事の前後に言う「いただきます」「ごちそうさまでした」には食べ物と上記の方々に対する感謝の気持ちが込められています。給食も家庭の食事も、さまざまな人に支えられていることを伝え、苦手なものも挑戦して食べられるように日々の声掛けを大切にしていきたいですね。