もりさんかくしかくだより9月号HP

令和4年度9月献立

猛暑が続いた夏も終わりに近づき、気持ちの良い秋風を感じるようにもなってまいりました。なかなか行うことができなかったプールですが、日を選び、今しばらく活動の計画を立ててまいりたいと思っております。
子どもたちは、その他、氷遊び、どろんこ遊び、いろ水遊び、泡遊び、ボディーペインティング…たくさんの活動を行い、
シャワーの気持ちの良い季節だからこそ行えるものにも多々関わることができました。
“小さな挑戦”をこれからも大切に秋・冬をわくわくして迎えられるようにしてまいりたいと思っております。

～行きたくない…～
(生きる力、学びに向う力）

先日の新宿御苑散歩でのことです。幼児クラスの１名が職員と共に事務所にやってきました。
「どうしたの？」と声をかけると「散歩に行きたくない」とはっきり伝えていました。「保育園で遊ぶ？」と聞くと「うん」と返事をし、元気に事務所を出ていきました、。
少し緊張している様子から、友だちが行く中でどうしようか迷う気持ちも伺えましたが、しっかり自分の気持ちを伝える姿を頼もしく感じました。
園としても様々な経験を経て、学んでほしい、挑戦の幅を広げてほしいという思いはあります。しかしながら、個々の気持ちを大切にし、思いを実現することも大切だと考えております。
嫌だからしないを繰り返すのではなく、様々な興味の切り口から、楽しいこと興味を持てることに進んで挑戦することで、“まなびは楽しい！”という気持ちを育てて、小学校との連携を作っていきたいと思っております。

～懇談会について～

日頃の子どもたちの様子を映像にてお伝えしております。ぜひご参加ください！！
KINDYの写真でも子どもたちの様子や表情をお伝えできるようにと日々取り組んでおりますが、子どもたちの今の様子を映像で見ていただく中で、園でお子さまの興味関心のある事や成長、園での取り組みをお伝えし、大きなおうちとして、共に過ごしている保護者の皆様同士の交流の場として計画しております。
撮影を確認する中で、保育者はエピソードトークが止まらないほど、子どもたちのかわいらしい姿、友だち同士の関わり、小さな挑戦がたくさん見られる機会となっております。
お忙しい中と思いますが、映像はこの機会のみの放映となっておりますので、ご参加の程よろしくお願いいたします。

～お知らせ～

・感染症対策の為、ご家族が体調不良の場合、一緒にお休みいただきますようお願いいたします。

・水遊び、プール、シャワー、沐浴チェック表に関して
引き続き、お天気の良い日はプール、シャワー、沐浴等行ってまいります。今しばらく、チェック表に記載していただきますよう、ご協力をお願いいたします。

・引き続き、汚れてもよい服装・動きやすい服装・動いても下着の見えない服装での登園をお願いいたします。

・門扉に関して、安全管理の為、施錠がしっかりされてたことを確認していただきますよう、
お願いいたします。また、扉の施錠は一家庭ずつ行い、防犯対策にご協力ください。

・登園・降園に関して、地域の方のご迷惑にならないよう、子どもたちが安全に登園・降園できるよう、交通ルールをお守りいただきますようお願いいたします。

～保育のページ～

0歳児　あひる組

入園当初は様子に合わせて午前寝を行う子もたくさんいましたが、少しずつ体力がつき、午前中の活動をしっかり楽しんだ後、食後に睡眠をとる子が増えてきています。身体を擦ったり、鼻歌を歌ったりして子どもたちが安心して入眠できるよう心掛けており、「おやすみ」と声を掛けると、にっこり笑う様子が見られる子もいます。今後もおうちのようにゆっくり休息できる環境を作っていきたいと思います。
遊び方にも少しずつ変化が見られるようになってきました。保育者が積み木を積み重ねて「見て！見て！」と声を掛けると一緒に積み重ねたり、ボールプールでは中から外にいる保育者に向かってボールを投げたりしています。日々の遊びの中で、保育者も一緒に楽しみながら様々な遊びを行っていきたいと思っています。

＜今月の目標＞
♢夏の疲れや気温の変化に留意し、心身共にゆったりと快適に過ごせるようにする
❖個々の発達に合わせた遊びを行う中で楽しさを味わう

1歳児　うさぎ組

暑い日や天候が安定しない日が続き、室内での活動では小麦粘土や新聞紙遊び等、様々な感触遊びをして楽しんでいます。戸外では水や泥に触れ、初めの頃は水がかかったり泥で汚れるのを嫌がる姿も見られましたが、何回か行っていくうちに自ら水に触れたり、汚れない程度に泥を触ったりする姿も増えていました。
友だちが遊んでいる姿を見て同じように真似する姿も見られています。そんな中で、友だちと同じ玩具で遊んだり友だちと一緒にごっこ遊びをしたりと関わりが増えてきています。一緒に遊ぶことが出来るようになった嬉しさや楽しさがある反面、場所や玩具の取り合いで悲しさ悔しさという気持ちも経験し始めています。様々な感情を経験出来るような機会を設けていき、子どもたちの豊かな心を育てていくと共に、友だち同士の関わり方や言葉でやり取りする楽しさなども感じられるようにしていきたいと思います。

＜今月の目標＞
♢一人ひとりの体調を留意し、健康で快適に過ごせるようにする
❖全身を使った遊びや一人遊びを十分に集中する

2歳児　ひよこ組

猛暑が続いていますが、日中にはこまめな水分補給を行いながら、健康で安全に過ごすことが出来るよう、配慮して生活しています。先日、子どもたちと「今日は暑いからのどが渇いたね。」「いっぱいお茶飲もうね」と会話をしていると、「どうして、暑い日には沢山お茶を飲むの？」と質問が返ってきました。「暑くて体の水がなくなってしまうと、具合が悪くなってしまうことがあるんだよ」と伝えると、その保育者の言葉を覚えており、その後や翌日も「お茶をたくさん飲んだから元気だよね！」「いっぱい飲んだから倒れないよね！」等と話し、今では自ら「お茶飲もう！」と友だちや保育者を誘いながら水分を摂り、元気に過ごしています。
日々の生活の中で、大切にしている“挨拶”。先日、新宿御苑へ散歩に行くと、入場ゲートを通る際、子どもたちが自ら元気よく「おはようございます！」と挨拶をしていました。また、帰りには「○○くん、ありがとうございましたって言う！」と自ら保育者に提案し、元気よくお礼を伝えている子どもたちの姿に、心があたたかくなりました。登園、降園時には、子どもたちの様々な心の揺れ動きもあることと思いますので、一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、その中でも“おはよう”“さようなら”等の挨拶が、子どもたちにとって素敵な一日の始まりと終わりとなるきっかけづくりとなることを願っております。

＜今月の目標＞
♢気温に合わせて衣類を調整し、快適に過ごせるようにする
❖季節の移り変わりを感じながら、様々な遊びに興味を持ち表現する

3歳児・4歳児・5歳児　幼児クラス

【カブトムシのお世話】
春は幼虫だったカブトムシが夏になり成虫になりました。また、地域の方から頂いたカブトムシも含めみんなでお世話をしたり観察をしたりしています。カブトムシの餌やりは大人気で、栄養士にもらいに行った果物や昆虫ゼリーをあげています。カブトムシが餌を食べると「食べてるよ」「お腹空いていたのかな？」と食べる様子をじっくり見ており、餌が無くなるとすぐに保育者に伝え餌をあげてくれています。カブトムシはひっくり返ると死んでしまうので木を一緒に入れ自分で掴まって起き上がれるようにしていることを伝えると、カブトムシがひっくり返っていた時には掴んで戻してあげる子もいます。残念ながら亡くなってしまった時には子どもたちとお墓を作り「遊んでくれてありがとう」とお祈りをしています。お世話を通してカブトムシについての理解や興味を深めたり、命の大切さに気付けることができたらと思っています。

【絵の具遊び】
室内では絵の具で絵を描くことを楽しんでいます。絵の具を使用する際には筆の持ち方、絵の具を付けた筆は一度瓶のふちにこそぎポタポタしなくなったら紙に描くことを伝えています。筆で描くことをとことん楽しむ子や、描きたい絵をイメージして水族館の絵や家族の絵を描く子など様々な表現をしています。その後も「絵の具をしたい」という子が多く絵の具の活動を沢山行いました。慣れてきたころに太い筆だけでなく細い筆も出すと年上児は好んで使い、細かなところまで繊細に描く姿も見られています。それを見た年下児の中には「使ってみたい」と細い筆を使って描く子もいます。絵の具の活動を繰り返すことで筆の使い方が上達したり描く絵も細かなものになる姿が多く見られました。今後も絵の具での絵画だけでなくボディーペインティングや色水遊びを通して色に興味を持ち表現する楽しさを感じられるようにしていきたいと思います。

【食・植・触】
つき組が育てた野菜が大きくなりピーマン、茄子などの収穫を行っています。夏野菜の成長を室内に掲示していたこともあり興味があるほし組はな組も収穫に参加をしました。収穫できたことが嬉しく「大きいの取れたよ」「いっぱい取れた」と話す姿があります。収穫した野菜は栄養士に渡し、昼食のメニューの中に入れてもらい食べています。収穫した野菜が入っていることを伝えると、普段は苦手であまり食べない野菜も「ちょっと苦いけど美味しかった」と食べてくれる子もいます。触れるクッキングも感染症対策を取りながら随時行っており、ピーマンの種取りや枝豆の鞘取り、トウモロコシの皮むきなど次の日の献立に使用する食材に触れています。調理される前の野菜を見ることで野菜の形や大きさ、匂い、感触など様々な発見を教えてくれています。今後も様々な活動を行うことで食に興味を持ち、苦手な野菜も食べるきっかけに繋がればと思います。

＜今月の目標＞
３歳
◇生活リズムを整え、安定した生活を送れるようにする
❖生活や遊びのルール、約束を守りながら友だちと一緒に同じことをする楽しさを味わう

4歳
◇互いの気持ちを認め合い、安心して過ごせるようにする
❖見通しを持って生活に必要なことを自分でしようとする

5歳
◇安心できる環境の中で自己を十分に発揮し、自分に自信を持って過ごせるようにする
❖友だちと共通の目的を持って取り組む中で役割やルールを決め、工夫しながら遊びを進めていく

【9月献立について】

今月のテーマ野菜は、食卓にもよく登場する「茄子、さつま芋」です。

【茄子】

焼く、煮る、揚げる、漬ける等さまざまな調理法が適しています。皮の色素は「ナスニン」というポリフェノールの一種で、抗酸化作用があります。また、切り口の変色の原因となる「クロロゲン酸」にも、老化やがんを予防する効果が期待できるといわれています。園では子ども達が大好きなミートソーススパゲティや、牛肉とガーリックバター風味に炒めたりして食べやすいよう工夫して提供します。

【さつま芋】
食物繊維が豊富で、切り口からでる「ヤラピン」という成分が腸の働きを促すため、便秘の改善に効果的です。皮の部分にはアントシアニンが含まれており、抗酸化作用があります。園では子ども達に人気のスイートポテトや、さつま芋チップスなどおやつとして提供したり、サラダや味噌汁に取り入れたりして、バリエーション豊かに食べることができるさつま芋の魅力を伝えていきます。

きれいに食べよう

園での食事にも慣れ、食べることに意欲的な姿が見られるようになってきました。今月は、きれいに食べることや正しい食事マナー、食事の後片付けが身に付くように、食事中だけでなく日常の生活の中でも考えられる時間を設けています。食べこぼしを片付ける、テーブルをきれいにすることなどの食事マナー等に関する絵本の読み聞かせや、栄養士からの話等を通して伝えていきます。

① 自分の喫食量を知る
自分で食べられる量を考え、完食することで達成感に繋がります。
② 食後のテーブルをふりかえる
３～５歳児を対象に、自分の使った場所は自分で綺麗にする習慣がつけられるよう台布巾や紙ナプキンを用意し、声を掛けています。
③ 正しい食具の使用
指先の発達を促す遊びを通して、スプーンや箸の持ち方を学んでいます。食具の持ち方が安定することで、丁寧に集めて食べることができ、食べ残しが無くなっていきます。

・９月献立について
９月は、残暑もあるため秋の食材を使用しつつ、さっぱりとした献立や喉ごしの良いおやつを取り入れたりしています。
また、食欲がわくような味付けや、見た目も美味しそうな献立となるようにしています。

・十五夜
園では、十五夜によく食べられる里芋の旨煮や、さつま芋を使用したお月見団子を提供します。収穫祭を通して食物に感謝する気持ちを伝えていきます。主菜は子ども達に人気のある月見つくねを提供する予定です。

【保健のページ】

まだまだ残暑が続きますが、いくぶん過ごしやすい日が増えてきました。夏の疲れが出やすくなる時期です。ゆっくりお風呂に入り、たっぷり睡眠をとり体調を崩さないよう気をつけましょう。
新型コロナウイルスや風邪症状は、まだまだおさまる兆しが見えてきませんが、引き続き感染予防対策をしていきましょう。
８月３０日～９月5日は防災週間です。地震・津波、豪雨や大雪、竜巻などの災害が多発しています。
災害から命を守るためには、災害に対する心構えや知識と備えが重要となってきます。前もって、情報収集して備えていきましょう。

「あそぶ」「まなぶ」「つかう」をコンセプトに、楽しみながら防災の基礎知識を得られるなど、災害時に役立つコンテンツが搭載されています。

【防災ブックの一覧】
「東京防災」：災害に対する事前の備えや発災時の対処法など、いざというときにも役立つ情報満載
「東京くらし防災」：日常生活の中で取り組める防災対策や、避難所における授乳や防犯対策な
どの被災生活の様々な課題への対処法を掲載
「マンション防災」：各マンションの状況に応じた発災時の活動や防災知識を学べます。

【東京マイ・タイムライン】
一人ひとりの環境に応じた適切な避難行動を時系列に整理することが可能です。
自宅位置の水害リスクが容易に確認可能であるほか、チャットボット機能で避難行動の入力を
ナビゲートします。

【防災マップ・雨雲レーダー】
「防災マップ」：あらかじめマップをダウンロードしておくことで、オフライン時も現
在地を表示し、目的地までの移動を補助します。お近くの防災施設のご
確認にもご活用できます。
「雨雲レーダー」：雨雲の動きや台風情報を確認することができます。
「水害リスクマップ」：河川の氾濫や高潮による浸水、土砂災害といった都内で想定
される水害リスクを視覚的に分かりやすく確認できます。

【災害情報】：マイエリアに登録した区市町村の気象情報、地震情報、避難情報などをプッシュ配信。
「災害情報の種類」：避難情報、地震情報、津波情報、気象情報、（警報・注意報）、土砂災害警戒情報、竜巻注意情報、噴火警報・予報など
「備蓄なび」：家族構成などの簡単な質問にえるだけで、各家庭に応じた、必要な備蓄品目・数量をお知らせし、ショッピングサイトや実店舗での購入をスムーズにるサイトがあります。
「帰宅困難者対策」：帰宅困難者の心得10か条
災害時帰宅支援ステーション…全都立学校及び東京武道館
コンビニエンスストアやガソリンスタンド、ファミリーレストラン等も同じ役割りを担う。
水道水・トイレ・テレビ及びラジオからの災害情報の提供

Letter

新宿三つの木保育園もりさんかくしかく 園だより9月号

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