社会福祉法人 東京児童協会

Letter

便

2024.05.31

新宿三つの木保育園もりさんかくしかく 園だより 6月号

★もりさんかくしかくだより6月号★

お忙しい中、懇談会、運動会のご参加ありがとうございました。
運動会では、日々の保育の中で子どもたちが楽しんでいる事、挑戦している事を集め、競技内容を組み立てています。子どもたちは、進んで取り組み、目が合うとどう?すごいでしょ?と声が聞こえてきそうな様子です。
中には運動や慣れない場所が苦手な子もいます。日々の取り組みの中で、これは苦手でもこれはできる!と、違う得意を見つけ自分を認めていけるよう、周りの大人や友だち同士と、認め合っていく事を大切にしています。
運動会が終わって、ご家庭でも話す機会があると思います。それぞれの挑戦したことを認め、たくさんほめていただき、子どもたちの心の成長に繋げていただきたいと思います。

特別活動のご紹介

0.1.2歳児は、以下の活動に興味を持ったり、触れたりできるよう、見たり、保育士が日々の保育の中で取り入れたりしています。

★スポーツプロジェクト (5歳児対象:年10回 4歳児対象:年2回)
プロのスポーツ選手を招き、様々なスポーツ(ラグビー、走り方、バレーボール、バスケットボール、ダブルダッチなど)を体験する活動です。経験から自信に繋げ、さらに「挑戦する気持ち」「あこがれる気持ち」を育てていきます
※見学も可能ですので、興味がある方はぜひ、保育参加をお申込みください!

★ワンルーフゼミ (幼児クラス対象)
当法人の理念・教育・保育方針に基づき、「言葉」「数量」「記憶」「知識」「知覚」「構成」「推理」の7項目で構成された独自開発教材を全園の幼児クラスで活用しています。学びを通して考える力を養い、子どもたちの興味関心を引き出し、好奇心を育てることを大切にしています。0歳児クラスから項目を意識し保育の計画や声掛けの検討を行い、日常生活や遊びに繋がる保育の質の向上を目指しています。

職員研修を行っています
・虐待研修 ・SIDS研修 ・リスクマネージメント研修(クラスごとに行っています)
知っている、当たり前でなく、繰り返し行うことが大切だと思っております。怪我については、日々状況等園内でも周知し、月でまとめて、傾向を分析し、対応を検討するようにしています。
お気づきの点がありましたら、職員までお声がけください

✿水遊び・泥遊びが始まります
6月より泥遊び・シャワー・清拭、7月より水遊び・プール活動が始まります。
水、泥の感触を楽しむ・性質を知るを目的に水・泡・泥あそび、色水あそびなど、この季節ならではの
あそびを友だちや保育者と一緒に楽しめるように計画していきます。
懇談会にて配布いたしました水あそび・プールについてのお知らせをご覧いただき、活動日までに
お荷物の準備と、日々の水遊びチェック表のご記入をお願いいたします。

 

☆保育のページ☆

【0歳児 あひる組】

ご飯に興味津々の子どもたち。口の中のものを食べ終わると、早く食べたい気持ちを手を振ったり喃語を話したりして保育者に伝えています。またスプーンにも興味を持ち、握ってみたり援助をするとスプーンを持って食べたりしている子の姿が見られます。個々の発達に応じて楽しく食事が出来るように援助を行っていきたいです。

年上児と一緒に風船で遊び、初めて見る風船に驚きや不思議そうな顔でじっくりと観察したり、年上児の遊んでいる姿を観察したりしていました。その様子を見て、ゆっくりと手を伸ばして握ってみたり先端を持ち振ってみたりして風船の感触を楽しんでいます。風船だけでなく様々な素材に触れることが出来る機会を設けていきたいと思います。

<今月の目標>

♢身近な保育士等に気持ちや要求を受け止めてもらうことで、信頼関係を築けるようにする

❖様々な感触遊びや梅雨の自然を五感で楽しむ

【1歳児 うさぎ組】

着脱では、排泄や着替えの際に「自分で」と意欲的に行ったり、「合ってる?」と保育者に手順を確認したりしながら、自らズボンやオムツを脱いだり衣服に腕や足を通して身の回りのことに挑戦する姿が見られています。今後も、一人ひとりの様子に合わせて子どものやりたいという気持ちを尊重しながら、自分で行う喜びや達成感に繋げていきたいと思います。

戸外では、草花や虫を見つけると「お花あった」「アリさんいた」等と指を差して保育者に伝えたり、興味を持ちながら観察し触れてみたりしています。また、花壇の花に水やりを行う機会を通して植物への思いやりの気持ちを大切にしています。今後も散歩や戸外遊びの中で様々な自然物への興味を広げ、親しみを持って関われるよう促していきたいと思います。

<今月の目標>

♢気持ちを伝えることの安心感を感じられるようにする

❖様々な素材に触れ、五感を育む

【2歳児 ひよこ組】

手洗いでは、子どもたちが自ら石鹸を手に取り手を擦り合わせて洗っています。「かめさんかめさん」と手洗い歌を歌いながら洗ったり「ばい菌さんばいばいー!」と言いながら洗い流したりしています。石鹸で手を擦り合っている時は水を一度止める等の約束事も覚えて行っている姿が見られるようになってきており、成長を感じています。引き続き子どもたちの様子を見守りながら丁寧に手洗いを行っていけるようにしたいと思います。

絵本が好きな子どもたち。最近は保育者の読み聞かせをしっかり聞き、話の流れを大まかに覚え、自分で読むことを楽しんでいる様子が見られる子もいます。一人でじっくり読んだり保育者の声に合わせて誇らしげに読んだりしています。今後も子どもたちの興味関心、季節や行事に合わせて絵本の入れ替えを行っていき、絵本を読むことに楽しさを感じられるようにしていきたいと思います。

<今月の目標>

♢気温の変化や感染症に留意しながら、快適に過ごせるようにする

❖日本ならではの伝承遊びに触れながら、友だちや保育者と関わり合い遊ぶ楽しさを味わう

【3,4,5歳児 はな組、ほし組、つき組】

【今年のテーマにほん】

室内に日本地図のパズルやカルタ、地球儀、各国の食べ物の絵合わせカードを用意し、遊びの中でにほんについて触れています。「このパーツはどこかな?」「にほんってどこかな?」「あんぱんってにほんの食べ物なんだね」などと友だちと一緒に考えながら遊んでいます。さらに、子どもたちが自ら手に取り読めるよう日本の昔話コーナーをつくると、友だちと一緒に読んだり、保育者に「この本読んで」と伝え読み聞かせを聞いたりすることを楽しんでいます。また、日頃から季節のうたや伝統遊戯に触れ、つき組はお楽しみ会や誕生会で披露しています。つき組が見本となり、ほし組・はな組も真似て遊びの中で友だちと一緒に行ったり、散歩の際につき組と一緒に歌を口ずさみながら歩いたりしています。今後も行事、歌、遊び、食事など様々なものを通してにほんに触れていきたいと考えています。

【運動会ごっこ】

日頃から運動遊びを楽しむ中で「運動会も頑張るぞ!」「かっこいい姿を見せよう!」と日々楽しんでいることが行事に繋がっていきました。はな組は障害物競争も玉入れも「もう一回やりたい!」と繰り返し楽しんでいます。ほし組は競技を行う中で「勝つぞ!」「負けちゃった…」など勝ちたい気持ちを持ったり、負けた悔しさも感じたりしています。つき組はチームやクラスのみんなで心をひとつに取り組むことに挑戦しています。大きな声で掛け声をしたり、トラックの走り方などやり方やコツを子どもたちで声を掛け合い教えてあげたりと、一体感を持って取り組もうとしています。今後も挑戦することや友だち、チームのみんなやクラスのみんなと取り組む機会を大切にしていきたいと思います。その中で楽しさや難しさ、嬉しい気持ちや悔しい気持ちなどいろいろな気持ちを経験すると思います。そのような子どもたちの気持ちに共感していきながら様々な経験につなげていけたらと思っています。

【リトミック】

音を聞いてなりきったり、模倣したりしながら、リズムや音程など音楽の要素に触れています。はな組、ほし組は、想像しやすい動物などになりきりながらリズムや拍子を中心に体験しています。つき組は音符の名前、ドレミなど音楽の知識にも触れました。音楽の要素に触れる事だけではなく、思ったように身体をコントロールできるようになることも目標としてリトミックに取り組んでおり、最初は心のままに身体を動かしていた子どもたちも、回数を重ねるごとに音楽に合わせながら走ったり歩いたりする姿が増えてきました。お気に入りの活動に出会うと「もう一回やりたい!」と保育者にリクエストし、何度も繰り返し楽しんでいました。これからも「音楽って楽しい!」と思えるような活動の中で、様々な音楽の要素に触れられるようなリトミック活動を行っていきたいと思います。

<今月の目標>

【3歳】

◇保育者に見守られながら安心して自分の気持ちを保育者や友だちに表せるようにする

❖ 幼児クラスの生活の流れが分かり、身の回りのことを自分でしようとする

【4歳】

◇梅雨時期の安全に留意し、清潔な環境を心掛け、快適に生活できるようにする

❖友だちとの関わりの中で、自分の言葉で思いを表現する共に、相手の気持ちも聞く

【5歳】

◇一人ひとりの子どもが主体的に活動できるようにする

❖人の話を落ち着いて聞き、自分で考えて行動する

 

☆食育だより☆

【先月の食育の様子】

パプリカの種取り、キャベツちぎり、スナップエンドウのすじ取り、季節の野菜を美味しく食べる為の準備を手伝ってもらいました。野菜の形や触感を友だちや先生にお話ししながら真剣な表情で取り組んでいました。

【6月の献立について】

6月の目標は「よく噛んでたべよう」です。6月4日の虫歯予防DAYでは、カミカミランチを実施し、子どもたちに咀嚼の大切さを伝えていきます。また、気候が暑くなり食欲が落ちやすくなる時期ですが、こまめに水分補給をし、しっかり食事を取って、熱中症対策を行っていきましょう。園では、暑い時期でも食べやすい「トマトとささみの素麺」や「レモン牛乳プリン」を献立に取り入れています。

【季節のおすすめレシピ】

<レモン牛乳寒天>

材料(大人2人 子ども2人分)
牛乳         250ml   (A)
グラニュー糖     大さじ2   (A)
ゼラチン         4g   (A)
水           40ml   (B)
ゼラチン         2g (B)
グラニュー糖      大さじ1 (B)
レモン汁        大さじ1 (B)

【作り方】
①鍋にA(ゼラチン以外)をいれ温めます。
※沸騰しないように注意!
②煮詰まったらゼラチンをお湯(分量外)で溶かしいれ
容器にいれ冷やし固めます。
③別鍋にBをいれ中火でふつふつするまでかきまぜます。
④バットなどに流し入れ冷やし固めます。
⑤フォークなどでクラッシュし、固まった牛乳プリンの
上にBをのせて完成です。

【6月の行事について】

~~カミカミランチ~~

咀嚼の大切さを伝えていき、顎を強くするためによく噛む食事を多く取り入れています。

【家庭でできる食育のポイント】

<旬の野菜~そら豆の剥き方~>
さやの筋部分にそって上から下に爪を入れ、左右に開き、
豆を取り出します。生のまま剥く場合、そら豆の膨らんだ黒い筋の裏側に爪を立てて全体を剥き取ります。ゆでてから剥く場合、 そら豆の黒い筋の反対側に包丁で浅く切れ目を入れます。鍋にお湯を沸騰させ、酒と塩を入れます。そら豆を加え中火で約2分ゆでてザルに上げます。粗熱が取れたら、切り込みから優しく皮を剥きます。

 

☆保健のページ☆

春から夏へ、梅雨はまさに季節の変わり目です。この時期は湿度が高くじめっとした日が続いたかと思えば、肌寒い日もあり、自分で体温調整が未熟な乳幼児は、特に注意が必要となります。子どもも大人も、健康管理に十分気を付けて過ごしましょう。

【歯について】

<6月4日 虫歯予防デー>

〇歯に大切なカルシウム〇

カルシウムは、99%が骨や歯に含まれており、残り1%は血液中に含まれています。血液中のカルシウムは神経の伝達を助ける、心臓の動きを一定に保つ、止血する等、生命を維持するための重要な働きをします。
血液中のカルシウムが不足すると、骨や歯のカルシウムが使われてしまいます。
歯にも大切なカルシウム。牛乳・乳製品・大豆製品(豆腐や納豆など)などを、積極的に摂取していきましょう。

<子どもの成長とあごの発育>

《大切な乳歯の役割》

①よくかめると、運動能力が発達してイキイキと元気な子どもに育ちます。
②よくかめると、顎が正常に発達し綺麗な歯並びをつくります。
③きれいな歯並びは、正しい発音を育てます。健康な歯でよく噛んで食べることが、育ち盛りの子どもにはとても大切です。
④健康な乳歯の下で、健康な永久歯が育ちます。

【梅雨の時期 健康管理のポイント】

①こまめな水分補給と3食バランスよく食事を摂る
②通気性のよい衣類の着用
③こまめな休憩と休息をしっかりとる

また、カビ対策として、室内はこまめに掃除や換気を。食中毒予防として、手洗いや食品・調理時の衛生管理も徹底しましょう。

【お願い】

園で使用している虫よけスプレーは、「キンチョウ お肌の虫よけ プレシャワーDFミスト」です。
使用を控えてほしい場合は職員にお申し出ください。また、園内には0,1歳児も過ごしておりますので、虫よけパッチを洋服につけて登園した時には、必ず保育士に何枚付けているかを伝えてください。
また、特に腫れやすいお子さまは、長袖・長ズボンの着用を推奨します。