“ちゃんこ鍋ってなあに?”から始まった探究の旅──学び処世田谷保育屋敷わびさびあそびの相撲×表現×主体性の実践記録【2024年度まとめ】
すくわくプロジェクトについて
すくわくとは?
すくわくプロジェクト→園での子どもの探究活動に補助を出すプロジェクト
探究活動とは?
探究活動は、子どもたちの興味や関心を引き出し、主体的に取り組む活動です。テーマとして「光」「音」「植物」などを選び、それぞれの保育園や幼稚園が持つ環境や特長を活かして行います。大切なのは、子どもたちが夢中になって遊び、発見する「過程」を楽しむことです。
結果や目的(「これができるようになった」という成果)よりも、子どもたちが「どうしてそうなるのかな?」「もっと試してみたい!」と考え、行動するプロセスが重視されます。そのため、活動内容はあらかじめ決まっておらず、子どもたち自身の興味や関心をもとに、自由に進められていきます。
子どもの内発的な興味に寄り添って育った学びと成長
「お相撲さんって何をしてるの?」「ちゃんこ鍋ってなに?」そんな素朴な問いが、子どもたちの探究の扉を開きました。
学び処世田谷保育屋敷わびさびあそびでは、子どもたちの“相撲”への関心を自然に引き出すため、まずは保育士自身が学び、4チームに分かれて土俵や髷、ちゃんこ鍋などをテーマにプレゼンを実施。子どもたちの反応をもとに、関心が高かったテーマを軸に環境構成と活動の展開がスタートしました。
ちゃんこ鍋の材料を八百屋に買いに行き、調理風景を中継で見学する体験や、図鑑・絵本での調べ学習、そして世田谷八幡宮への土俵探訪と、興味の深化に合わせて活動が発展。やがて「自分も相撲をやってみたい!」という声が上がり、園内でも簡易土俵を用いた四股踏みや取り組み遊びが始まりました。
活動を通して、子どもたちは“強さ”や“儀式”への関心を深めるだけでなく、「伝え方」「調べ方」「やってみたい気持ち」にも目覚めていきます。保育士はその都度、環境や声掛けを調整しながら、子どもが自ら心を動かす瞬間に寄り添う探究保育を実践しました。
保育士主導ではなく、子どもの内発的な興味に寄り添って育った学びと成長の記録をご紹介します。

