社会福祉法人 東京児童協会

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2023.09.01

<東京都足立区>扇こころ保育園 令和5年度 9月号 園だより こころだより

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社会福祉法人東京児童協会 扇こころ保育園
〒123-0873 足立区扇1-22-28
TEL 03-3898-3919
園長 松山俊介

 

園長挨拶

引き取り訓練にご協力いただきありがとうございました

保護者の皆さまにご協力いただき円滑に実施することができ、感謝申し上げます。引き取り訓練では、いつ起きるかわからない大規模災害を想定し保護者の皆さまにお子さまのお迎えをお願いいたしました。災害をすべて予防することは難しいですが、起きた際に被害を最小限にしお子さまの安全を確保できるようにしていきたいと思います

 

 

教育保育方針「生きる力」

 

7月号のおたよりでは教育保育理念についてお伝えさせていただきました。今回は教育保育方針で掲げている4つの柱のうちの生きる力について書かせていただきます。子どもたちが園生活を通じて得るすべてのものが生きる力へとつながります。その中から2つ紹介します。

1つめは、食べることです。食べることは、生きることに直結します。私たちは安全で、そして安心して食べることができる食事を提供するだけでなく、子どもたちがおいしいと感じることのできるよう、献立や盛り付けなどを工夫しています。それだけでなく、食に興味を持てるよう、触れる触育、植える植育も取り入れています。そうすることで、子どもたちが食べてみようという気持ちを持つきっかけとなり、それが生きる力へとつながります。

もう1つは、挨拶です。私たちは、人と人との間で互いに支え合う社会で生きています。そのためには、コミュニケーションが大事です。その第1歩は、挨拶です。どんな時でも、まずは挨拶から始まります。「おはようございます」「いってらっしゃい」「こんにちは」「さようなら」当たり前のことであり、そしてとても大切なこの挨拶という行動を、大人が見本となって、子どもたちに習慣付くようにしています。その挨拶の先にあるコミュニケーションを通じて、豊かな心を育み、それは生きる力へとつながります。どちらも日々の子どもたちの姿から、育ちを感じられます。

今この瞬間が1番いい時、そしてそれが常に更新される、そんな体験ができるようこれからも毎日を大切に過ごしていければと思います。


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<はな・ほし・つき組 今月のめやす>
・さまざまな運動遊びに取り組み、友だちと一緒に身体を動かして楽しむ。
・防災訓練に参加することで、災害や防災への関心を持つ。
<はな・ほし・つき組 お楽しみ>
・ボディーペインティングを楽しもう!

天候や気温に応じて、テラスでプール遊びを行っています。
大きなプールを目の前に、子どもたちは大喜びで準備体操をしたりおさかなとの約束事を確認したりしてプール遊びの時間を楽しみにしていました。活動が始まると手足を動かして水をバシャバシャさせたり顔を水に付けたりと、積極的に水に触れています。「たのしい!」「みずかけちゃおうかな!」などと話しながら、友だちや保育者と一緒に水に触れることを喜んでいました。また、フラフープのトンネルをワニ歩きやラッコの姿勢で通ることにも挑戦し、上手にできると得意気な表情を見せて繰り返し楽しんでいました。
活動の前後にはタオルや着替えなど必要な物に気が付き、自ら準備に取り掛かる姿があります。自分で取り組む姿を見守りつつ、今後も季節に応じた活動を楽しんでいきたいと思います。

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はな組の時よりも難易度をあげて、バンダナで目隠しをし木刀を使ってすいかを割ることに挑戦しています。活動に期待感を持ちながら土間に移動すると、シートの上のすいかを見て「わあ!すいかおっきい!」「ぜったいに わるぞ!」と意気込み、やる気満々な様子の子どもたちでした。実際に目隠しをして木刀を持つと、半歩ずつ慎重に進む姿や木刀の重さで曲がってしまう姿も見られていましたが、友だちや保育者の「もうすこし、えんていのほう!」「まだ まえだよ!」という声が聞こえると、その言葉を頼りに身体の向きを変えながら進み力強く木刀を振っていました。すいかに当てることができた子どもたちも、当たらなかった子どもたちも居ましたが、最後には「やったぁ!すいかわれたー!」「みんなのちからでわれたね!」と嬉しそうに友だちと喜び合う姿が見られていました。
運動会や大きくなった会に向け、さまざまな行事や活動を行う中で友だちと一緒に取り組む楽しさを感じ
られるようにしていきたいと思います。

 

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幼児クラスになり初めてのすいか割りを行っています。保育者が準備を始めていると「なにをするのかな」「すいかわり、やるんだって」と、ワクワクしている姿が見られていました。
大きなすいかを目の前にすると、目を見開いたり、椅子に座りながらじっと観察したりと、
すいかに興味津々な様子が見られていました。保育者と一緒にすいかに向かって歩き、棒を
当てることができると「あたったよ」と嬉しそうな表情を見せながら気持ちを伝えてくれました。友だちや
保育者がすいか割りをしている中で「すいかは こっちだよ」「がんばれ、がんばれ」と、指を差しながら
すいかがある場所を伝えたり、応援したりする姿も見られ、みんなで力を合わせてすいかを割ることができ
ました。
これからも一つの活動にみんなで取り組むことで、嬉しい気持ちや楽しい気持ちを友だちと共感できるようにしていきたいと思います。

 

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<今月のめやす>
・自分でできることに喜びを感じ、身の回りのことを意欲的に行おうとする。
・友だちや保育者とやり取りをしながら見立て遊びを楽しむ。
<お楽しみ>
・いろいろな音楽に合わせて、身体を動かすことを楽しもう!

気温や天候に応じて、水遊びや色水遊びを楽しみました。色水遊びでは、それぞれコップを持ち、赤・青・黄色の色水を入れて色の変化を楽しみました。「ぼくはあお!」「あかがいいな~」と好きな色をコップに注ぐと「ジュースみたいだね!」と喜ぶ姿がありました。「友だちのジュースと混ぜたらどうなるかな?」と保育者が声を掛けると、子どもたちで色水を注ぎ合い、「いろがかわったね!」「むらさきになったよ」と違う色水を混ぜると色が変わることを発見していました。「こんどは、なにいろになるかな?」とワクワクした表情で繰り返し色水遊びを楽しみました。
食事面では、姿勢や食器・食具の持ち方などの簡単なマナーを伝えています。友だちとの会話に夢中になったり、姿勢が崩れてしまったりした時には、その都度声を掛けるようにしています。マナーを守り、楽しく
食事ができるように伝えていきたいと思います。

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<今月のめやす>
・生活リズムを整えながら、健康に過ごせるようにする。
・遊びの中で保育者や友だちに簡単な言葉や喃語で思いを伝えようとする。
<お楽しみ>
・絵本を通して手遊びを楽しもう!

暑かった8月は、氷遊びや色水遊び以外にも、幼児クラスのすいか割りに合わせたごっこ遊びなど季節
ならではの遊びを楽しみました。すいか割り遊びでは、ラップの芯を持ち「えい!」とボールめがけて振り
下ろし、ボールに当たると「でったー!(できた!)」と嬉しそうに保育者を見ては言葉で伝えてくれています。また、名前を呼ばれるまで、保育者と一緒に順番を待つこともできるようになってきました。
食事では、まだ手掴みで食べる姿も見られていますが、保育者が声を掛けることで食具を使ったり皿に手を添えたりして食べようとするなど成長を感じる姿が見られます。
今後もさまざまなことに興味を持ち、意欲的に行えるよう声を掛けながら自分でできた達成感を味わえる
ようにしていきたいと思います。

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<今月のめやす>
・身体を動かす楽しさを感じながら四肢の発達を促していく。
・気温に合わせて衣服を調節してもらい、快適に過ごす。
<お楽しみ>
・季節ならではの自然物や生き物を見つけ、保育者と一緒に触れて楽しもう!

すいか割りごっこやウォーターベット、片栗粉などさまざまな感触遊びを行い、夏ならではの遊びを楽しんでいます。
お兄さん、お姉さんのすいか割りの様子を見にいき、お部屋に戻った後にすいか割りごっこを行いました。ボールや風船をすいかに見立てると、両手で新聞紙の棒を持ってポンポンとたたいては笑顔を見せてくれました。また、保育者がウォーターベットを準備していると「あー!」と声を出して興味津々に見ている姿があり、ウォーターベットができあがると上に寝転んだり、何度も足踏みしたりと全身で感触を楽しんでいます。
今後も、気温が高い日が続き室内で過ごすことも多くなると思いますが、活動を工夫していきながら子どもたちの興味や関心を広げていきたいと思います。

 

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残暑の厳しい日が続いています。夏の疲れが出て体調を崩しやすい時期なので、早寝早起き朝ごはんで生活リズムを整えましょう。

防災週間

9月1日は防災の日です。もしもの時に備え、非常食や水、ラジオ、懐中電灯などを用意しておきましょう。また、お子さまにも火災や地震が起こったらどのように行動したらよいか、煙を吸わずに逃げる方法や地震の時は机の下に隠れるなど、日頃から繰り返し話し、緊急時に備えるようにしましょう。

救急の日(9月9日)

家の中の事故を防ぎましょう

  • 子どもの手が届く場所に置いてはいけないもの(薬、洗剤、たばこ、ライター、ポット、炊飯器、包丁などの刃物、針、子どもが飲み込める大きさの細かい物など)
  • 遊び食べに注意する(喉に詰まることがある)
  • 踏み台になるものはベランダに置かない(柵を越えて転落することがある)
  • コンセントをいたずらできないようにする(感電することがある)
  • 浴室には子ども1人では入れないよう工夫する(溺水することがある)

救急車を呼ぶべきか迷った時は…

・お住まいの市区町村の救急相談窓口へ電話(救急相談センター「#7119」)

・総務省消防庁が提供している全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)を活用

子どもの病気やけがの相談の際には…

・小児救急電話相談「#8000」

誤飲・誤食など、中毒が疑われる時は…

・つくば中毒110番「029-852-9999」

 

覚えておきたい主な外傷の応急手当

  • 出血

①すり傷などで砂や泥がついている場合はまず洗い流す

②出血部分にガーゼやタオルを当て、その上から手で圧迫する

※感染防止のために、直接手を触れないようにビニール袋などを使用する

③傷口は心臓よりも高い位置にする

 

  • やけど

①流水で冷やす

②衣服の上からやけどをした場合は、無理に脱がさずそのまま冷やす

③水ぶくれはつぶさない

④冷やした後はガーゼなどで保護し、医療機関へ

 

 

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○ボディペインティングについて

 

 

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先月の食育の様子

とうもろこしの皮むきやピーマンの種取りを触れる食育として行いました。「とうもろこしにはひげがある!」「みて!じょうずにかわむけた!」と嬉しそうに報告する姿や、「ぴーまんのたねはいっぱいだね」「しろいところがにがいんだよ」と栄養士の話をしっかり聞いて食事の際に教えてくれる子もいました♪

旬の食べ物の話では、たくさんの夏野菜を用意し野菜当てクイズを行いました。「胡瓜に似ているけどこの野菜の名前は何かな?」と尋ねると「すこしおおきいからずっきーに!」「ぶつぶつしてるのはごーやだ!」と野菜の特徴をよく見て、元気よく答えてくれる姿がありました。今後も子どもたちが積極的に参加できる食育の活動を行っていきます。

 

 

今月の献立について

まだまだ暑い日が続きますが、暦は秋に突入しました。

秋といえば「食欲の秋」や「運動の秋」、「読書の秋」などさまざまな秋が楽しめます。そのような中で、9月はきのこやさつまいも、梨といった秋の実りを使用した心も体もほっこりできる献立となっています。また、29日には十五夜献立が登場。栗おこわやお月見つくねなど、食事を通しても日本の文化に触れられる工夫をしています。

 

レシピ紹介

扇こころ保育園おすすめレシピ ~梨ジャムサンド~

梨の甘さを感じられる秋の人気献立です。

パンの他にもヨーグルトと合わせるのもおすすめです!

 

材料(4人分)

  • 梨…1個(皮むきいちょう)
  • グラニュー糖…50g
  • レモン汁…小さじ1
  • 食パン…お好みで

作り方

① 梨、砂糖1/2、レモン汁を鍋で煮る。灰汁は取り除く。

② 沸いたら弱火にし、かき混ぜながら煮る。

③ 残りの砂糖を入れ煮詰める。

④ とろみがついたら火を止め冷ます。

⑤ パンに塗って出来上がり♪

家庭でできる食育

~さつまいもをマッシュしてみよう~

秋に旬を迎えるさつまいもは食物繊維がとても豊富な食材です。切り口から出るミルク状の白い液体は「ヤラピン」と呼ばれ、胃の粘膜を保護し排便をスムーズにする効果があると言われています。蒸したさつまいもをマッシュする作業は、手軽にできて、指先を使う練習にもなります。
秋の味覚のさつまいもの感触や香りを楽しみながら、親子で楽しくクッキングに挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

最後に


保育園の様子をinstagramにて発信しています。

良かったら覗いてみてください。

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