社会福祉法人 東京児童協会

Letter

便

2023.01.04

扇こころ保育園 令和4年度1月 園だより

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社会福祉法人東京児童協会 扇こころ保育園
〒123-0873 足立区扇1-22-28
TEL 03-3898-3919
園長 松山俊介

 

園長挨拶

謹賀新春

あけましておめでとうございます。今年も新しい年を迎えることができてうれしく思います。
新しいという響きは、前へ進もうという気持ちへさせてくれるように感じます。気持ちを新たに、気持ちよく毎日を過ごせればと思います。

ハレとケ

日本では、古来よりハレとケを大事にしてきました。年中行事などを行う日を「ハレ」の日、普段どおりの日常を「ケ」の日とよび、日常と非日常を使い分けて生活のバランスをとっていました。当園でも、日常生活を大切にしつつ、年中行事を子どもたちと一緒に親しんだり、楽しんだりすることで、ハレとケを大事にしております。幼児クラスになるとできることも増え、さまざまな行事への参加も増えますが、乳児クラスでは、まず日常生活を大事にしております。それは、日々の生活が安定することで、情緒の安定を図り、子どもたちの心身の健やかな成長と発達につながることを願っているからです。ハレつまり行事は、日常に変化と潤いを与えるものとしつつも、日々の生活を大事にしてまいります。

安全対策

近年、私たちの想定を超える事件・事故の報道が多くされるように感じます。当園ではかねてより保護者の皆さまにご意見をいただいておりました、門扉の改修工事を行います。工事期間は1月下旬 から2月上旬を予定しております。その際には安全性を担保するためにも、門扉を全体的に高くする だけでなく、顔認証システムによる開錠の仕組みを導入し、ハード面での安全性も高めてまいります。 工事に伴いご不便ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、子どもたちの安全のためにもご理解 ご協力のほどいただければ幸いです。

干支も寅から卯へと代わりました。2023年が、当園にかかわるすべての人にとって、卯(うさぎ)のように飛躍の年となりますよう願っております。本年もどうかよろしくお願いいたします。

 

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<はな・ほし・つき組 今月のめやす>
・手洗いうがいを丁寧に行い、健康に過ごす。
・異年齢での関わりを楽しむ。
<はな・ほし・つき組 お楽しみ>
・伝承遊びを楽しもう!
・鬼のお面作りをしよう!

劇の練習では、活動の中だけでなく夕方の時間を使って自主的に練習する姿がありました。昨年度に比べ台詞の量が増え、最初は苦戦している姿が見られましたが、練習をしていくうちに自分の所だけでなく、友だちの台詞まで覚え、友だちが困っているとさりげなく教えてあげる姿があり、成長を感じました。また、合奏練習では、自分の挑戦したい楽器を選び、楽譜を見ながら練習に取り組みました。友だちと歌を歌いながら楽器を鳴らすタイミングを合わせたり、歌の中での「へいっ!」の掛け声をみんなで揃えたりと、練習の中で友だちと協力しながら行う場面がたくさん見られました。当日は、緊張している様子が見られましたが、みんなで1つの劇や合奏を行う姿に感動しました。今後も、相手のことを思いやる気持ちや友だちと協力することの大切さを伝えていきたいと思います。

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『こびとのくつや』の絵本をもとに、一人ひとりがさまざまな役になりきって劇遊びを楽しんでいます。絵本を見た後「かわいいおはなしだね」「こびとさんたちやさしいね」と感じたことを思い思いに話し、みんなで演じることを伝えると「たのしみ!」「やってみたい!」と意欲的な姿が見られました。配役を決める際には子どもたちにやりたい役や一人ひとりの思いを聞いた後みんなで決定しています。今年度は一人一言以上の台詞があり、始めは子どもたちも覚えることができるか、1人で話すことができるかと不安げな表情を見せていました。しかし劇遊びが始まるとあっという間に台詞を覚えることができ、自信を持って演じることができています。また、友だちの分の台詞も覚えて教えてあげたり、全身を使って表現したりとさまざまな成長が見られました。
友だちと協力して演じ、表現することの楽しさを振り返っていきながら、今後もみんなでさまざまなことに挑戦していきたいと思います。

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初めての大きくなった会に向け、伝統遊戯や演目の練習を頑張りました。伝統遊戯では、最初は歌と踊りを同時に行うことに苦戦する姿もありましたが、少しずつ大きな声で歌いながら踊ることができるようになりました。演目では、台詞を忘れてしまう姿や恥ずかしさから声が小さくなってしまう姿もありましたが、練習を重ねていくうちに同じグループの友だちと声を合わせながら台詞を言うことができるようになっていきました。本番では、衣装を着ると嬉しそうな表情を浮かべつつも、たくさんのお客さんに少し緊張した様子が見られていました。しかし、ピアノの音が流れると踊りながら元気よく歌を披露することができました。演目でも緊張から立ち止まってしまうこともありましたが、動物になりきりながら元気よく運動遊びに挑戦することができていました。
これからも日々の活動や行事の中でさまざまなことに挑戦し、表現することを楽しめるようにしていきたいと思います。

 

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<今月のめやす>
・手洗いやうがいを行い、寒い季節を健康に過ごす。
・友だちや保育者と一緒に冬ならではの遊びを楽しむ。
<お楽しみ>
・保育者や友だちと一緒にお正月の遊びを楽しもう!
・簡単なルールや約束事のある遊びを楽しもう!

制作ではクリスマスリースを作りました。リースの飾りとなる画用紙をはさみで切り、糊で貼っています。はさみを大きく開く動作が難しい姿も見られましたが、保育者が手を添えながら繰り返し行うことで少しずつ慣れていき、目印の線に沿って1回切りができるようになってきました。
糊貼りでは、糊の塗る量がわからずベタベタになることもありましたが「アリさんくらいの大きさで取ろうね」と伝えることで「これくらい?」と確認しながら糊の量を調節する姿が見られるようになってきています。最後にリボンの飾りを糊で貼ると「できた!」「いっぱいはれたよ!」と嬉しそうに見せていました。
これからも、身近な道具の正しい使い方を伝えながら、さまざまな素材を使って制作をする楽しさを感じられるようにしていきたいと思います。

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<今月のめやす>
・冬の自然に触れながら、身体を動かして戸外遊びを楽しむ。
・ごっこ遊びを通して簡単な言葉のやり取りを楽しむ。
<お楽しみ>
・寒さに負けないよう、たくさん身体を動かそう!

クリスマスの帽子製作を行いました。いろいろな色のシールを組み合わせてみたり、同じ色で貼ってみたりするなどの姿を見ることができました。「みてみて、できたよ」「ぴんくは、ここ!」と楽しい気持ちを保育者に知らせながら、集めて貼ったり、画用紙全体に貼ったりと思い思いの製作を楽しむことができています。完成すると「できたよ!」「じゃーん!」などと伝えてくれる可愛らしい姿がありました。排泄や着替えでは、年上児や友だちが行う姿を見て「すわりたい」「じぶんでやる」などと自ら保育者に伝える姿がありました。排泄に成功したり、オムツやズボンを脱ぐことができたりすると嬉しそうに保育者に伝えてくれています。
今後も、「やってみたい」という気持ちを大切にし、子どもの興味や意欲に繋げられるようにしていきたいと思います。

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<今月のめやす>
・保育者に手伝ってもらいながら、簡単な身の回りのことをやってみようとする。
・保育者との関わりを通して、模倣や簡単な言葉のやり取りを楽しむ。
<お楽しみ>
・歌や絵本を楽しみながらお正月の雰囲気を味わおう!

タンポを使った絵の具遊びやシール貼りを行いました。シール貼りでは、シールを大喜びでもらい、真剣な表情で台紙からはがすことに取り組んでいました。はがしやすいように保育者が台紙を折った状態で渡してあげると上手にはがして満足気な笑顔を見せてくれました。はがしたシールが指についてしまい「わ~」と声を発し取ってと保育者に手を差し出す可愛らしい姿も見られています。色画用紙にシールを貼ることができるとできたと微笑んだり手を叩いたりし、喜びや満足感を表現する姿がありました。
これからも、保育者が一緒に遊んだり、時には保育者が仲立ちしたりして、友だちや保育者との関わりを楽しめるようにしていきたいと思います。

保健だより
年末年始はゆっくり過ごせたでしょうか。帰省や旅行など、長期休みは普段の生活リズムが乱れやすく、
体調を崩しやすくなります。保育園や小学校、仕事が始まるタイミングで再度生活リズムを見直して、健康な身体づくりを目指しましょう。

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年末年始はゆっくり過ごせたでしょうか。帰省や旅行など、長期休みは普段の生活リズムが乱れやすく、体調を崩しやすくなります。保育園や小学校、仕事が始まるタイミングで再度生活リズムを見直して、健康な身体づくりを目指しましょう。

朝ごはんには…

・体にエネルギーと栄養を与えてくれる

・脳も活発にしてくれる

・体温を上げて体を目覚めさせる

・生活のリズムをつくる

などの役割があります。

朝はしっかりご飯を食べてその日1日を元気に過ごしましょう。

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○インフルエンザ登園許可証の変更について

インフルエンザにり患した際の登園許可証の様式が変更となりました。
インフルエンザの診断を受けた際は、変更後の『インフルエンザ登校・登園・登室届』を提出してください。
※詳細は12月28日に配布した手紙を参照してください。

リンク

○園舎内設備の工事について

園の安全対策の向上を目的として、正面門扉の改修工事を行います。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

期間:1月下旬から2月上旬
場所:正面登降園門 門扉

工事に伴い、登降園の際の出入り口を変更させていただきます。

変更前:正面門  →  変更後:園庭門

※詳細は掲示にてお知らせいたします。必ずご確認ください。

 

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~テーマ野菜「白菜・南瓜」の話~

毎月、話しているテーマ野菜も子どもたちに馴染んできたようで、「今日のお話は何かな」と尋ねると「テーマ野菜の日!!!」と元気よく答えてくれる姿がありました。
実際の白菜や南瓜を見せると「おおきい!」「種がいっぱいある」と驚く様子や野菜に興味をもつ姿も見られました♪

~郷土食「福島県」の話~

先月の郷土食は福島県でした。福島県の有名な食べ物や方言についても伝えています。食事の際には、方言を使って「んめえ!」と美味しそうに郷土食を味わう姿がありました!

1月献立について

新年を迎え、日本の伝統料理である『おせち料理』をはじめ『鏡開き』や『七草粥』を献立に取り入れ、料理に込められた意味や由来について子どもたちに伝えていきます。また、今月は愛知県の郷土食も献立に組み込んでおり、テーマ野菜の小松菜やほうれん草などの葉物野菜も子どもたちが好き嫌いせずにバランスよく何でも食べられるよう工夫した献立を考えております。

ほうれん草

とても栄養価が高い緑黄色野菜で、貧血を予防するための鉄分、免疫を高めるビタミンCやβカロテンなどミネラル類がとても豊富です。旬の冬には、栄養価も特に高くなります。園では副菜の胡麻和えやカレーライス、おやつのマフィンに使用し提供します。

小松菜

βカロテンやビタミンC、鉄分の他、カルシウムも豊富に含まれています。植物性のカルシウムは、吸収率が19%と低めですが、肉や魚、乳製品などの動物性たんぱく質と合わせると吸収率アップが
期待できます。園では卵の中華炒めやチーズの
チヂミに使用し提供します。

おせち調理について

おせちとは『お節句(おせっく)』という言葉からきていて、神様にお供えした後に私たちも頂くとその恩恵を受けることができると考えています。
子どもたちには、健康や幸せを願う気持ちが食材ごとに込め
られていることを伝えていきます。

【園で提供する料理】

【黒豆】まめに(元気に)暮らせますように

【きんとん】黄金(お金)に見立て、豊かに暮らせますように

【紅白なます】紅白のお祝いの水引より、平和に暮らせますように

この他に、松風焼きと黒豆蒸しパンを提供します。

鏡開き

お正月にお供えしたお餅を木槌などで割り、無病息災を願ってお汁粉やお雑煮で食べる行事です。園ではお餅の代わりに南瓜餅を使用して提供します。

※当法人では誤嚥・窒息につながりやすい食材のため、お餅の提供は行いません。ご家庭で食べる際は子どもの様子に合わせて、十分に注意して召し上がるようにお願いいたします。

3歳未満へのお餅の提供は、咀嚼が不十分なため、控えることが望ましいとされています。