社会福祉法人 東京児童協会

Letter

便

2023.12.05

<東京都足立区>扇こころ保育園 令和5年度 12月号 園だより こころだより

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社会福祉法人東京児童協会 扇こころ保育園
〒123-0873 足立区扇1-22-28
TEL 03-3898-3919
園長 松山俊介

 

園長挨拶

秋から冬へ

園庭の紅葉もやっと色付き、すっかり秋も深まりました。落ち葉でいっぱいの園庭では、子ども
たちは思い思いの遊びを見つけ、秋ならではの遊びを楽しんでいます。また日ごとに寒さがつのってまいり、冬支度が必要な季節となりました。

コロナ禍が終わったと言われ半年以上が過ぎ、今までのような制限もなく何より気持ちの面で
ほっとした方も多いのではないでしょうか。しかし、コロナの流行は収まりつつも、他の感染症が
流行し、子どもも大人も感染対策は引き続き必要な日々が続いております。現在、園内ではアデノ
ウィルスやインフルエンザ、感染性胃腸炎と感染力の強い病気が流行しております。このような病気にかからないためには、手洗いうがいと、規則正しい生活が有効です。よく食べ、よく寝る。これ
だけで、すべての病気から身を守ることができるとは限りませんが、免疫力を高めたり、重症化を
防いだりと、良いこと尽くしです。足立区でも、早寝早起き朝ごはんといったように、整った生活
習慣を推奨しております。保護者の皆さまは、忙しい日々をお過ごしかと思いますが、これを機に
振り返ることができるといいですね。

 

本年もありがとうございました

早いもので、2023年も最後の月を迎えました。この1年、さまざまなものに振り回されながらも、こうして無事12月を迎えられるのは、ひとえにお子さまを毎日園まで連れてきてくださる
保護者の皆さまのおかげです。世間では、なにかと暗い話題の中心に、保育園というキーワードが
浮かび上がってしまうこともありました。それでも私たちは、子どもたちがより良い未来を創り出すために、保護者の皆さまも子どもたちも安心できる環境を整えます。そして、安全であるからこそ、今が一番いい状態というのを毎日更新する。だから子どもたちは安心して園で過ごすことができる。そんな第二のおうちを目指してきました。そして、これからも保育園にかかわるみんなが安心できる場の提供を行ってまいります。

本年もありがとうございました。

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<はな・ほし・つき組 今月のめやす>

・手洗いうがいを丁寧に行い、感染症予防をする。

・寒さに負けず冬の季節を感じながら、友だちと一緒に戸外遊びを楽しむ。

<はな・ほし・つき組 お楽しみ>

・季節の制作を楽しもう!

 

寺地小学校より招待をしていただき、音楽鑑賞会に参加しています。「かんしょうかい?なにそれ?」と、出向くまでは不思議そうにしていた子どもたち。小学校に到着すると慣れない環境に少し緊張気味でしたが、知っている年上児を見つけると「あ!〇〇ちゃんだ!」と嬉しそうに手を振る姿がありました。音楽鑑賞会では、1・4・6年生の合唱や合奏の発表を鑑賞させてもらい、知っている音楽が流れると音楽に合わせて身体を揺らしたり手拍子をしたりと、楽しみながら聴くことができました。また、発表会後には、1年生のお兄さんお姉さんからあさがおの種のプレゼントを受け取っています。園へ戻る道のりでは「しょうがっこういったら、あんなことするのかな?」「たのしみだな~」と就学を楽しみにする姿もありました。

今後も就学に向けて期待が持てるよう、小学校と連携をしながらさまざまな活動を楽しんでいきたいと思います。

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季節ならではの落ち葉を使い、フロッタージュという技法の制作に挑戦しています。制作に使う落ち葉を集めるということから「どうやってつかうのかな?」「どんなおちばにしよう!」と、期待感を膨らませながら一枚ずつ選び集める姿がありました。制作が始まり実際に葉の形が浮き出てくる見本を見ると、一段と期待感が高まり「おもしろそう!」「はやくやってみたい!」と、自分で集めた落ち葉の中から一枚ずつ選び、新しい技法の制作に挑戦していました。始めはなかなか形が出ず苦戦しながらも、一度保育者と一緒にやってみることでコツが分かると、力加減を調節したり、手首だけでなく腕を動かして大きく塗ったりと工夫しながら繰り返し挑戦していました。そうして少しずつ葉の形が浮き出てくると、「あ!はっぱのかたちでてきた!」「じぶんでできた!」と成功体験に嬉しそうな表情を浮かべていました。

今後も子どもたち自身が主体的に挑戦し、苦戦しながらも最後まで取り組むことで、成功体験を積むことができるようにしていきたいと思います。

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落ち葉を使ってフクロウ制作を行っています。保育者と一緒に1人10枚の落ち葉を集めると決め、大きさが異なったり、穴が開いていたりなど、たくさんの落ち葉の中からお気に入りのものを探そうとする姿が見られました。「おおきくて、きれいでしょ」「おもしろい、はっぱあったよ」など友だちとの会話を楽しみ、どのようなフクロウにしたいか考えながら、落ち葉を拾い集める姿も見られていました。

制作に入ると目の形やくちばしの色を決め、それに合ったお気に入りの落ち葉を選んで「おおきなはっぱをきせよう」「かわいくしたいな」などと、貼り付ける場所も考えながらフクロウの洋服をコーディネートしていく姿が見られていました。

今後も季節ならではの素材に触れた、制作活動を楽しめるようにしていきたいと思います。

 

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今月のめやす>

・自分から身の回りのことを行おうとする。

・友だちと一緒に遊ぶ中で自分の思いを伝えたり、相手の思いに気付いたりする。

<お楽しみ>

・クリスマスの雰囲気を感じながら、制作を楽しもう!

 

日々過ごす中で、年下児と関わる姿がよく見られるようになってきました。自分で作ったレールを「いっしょにつかう?」と声を掛けてあげながら一緒に遊ぶ姿や、あひる組の友だちの頭を撫でながら「かわいいね」とスキンシップを取る姿が見られ、身体と共に心の成長を感じる場面があります。遊びや生活、さまざまな場面で異年齢の関わりを大切にしていきたいと思います。

また、戸外へ出た際や食事の前後などに手洗いを行っています。手の洗い方についてのポスターを水道に掲示し、石鹸を使用して丁寧に手を洗うことを意識できるように日々伝えています。繰り返し知らせることで手の甲や指の間など、細かい場所も意識して洗う姿が見られるようになってきました。保育者が傍で見本を示しながら一緒に洗うことで、手洗いの習慣が身に付くようにしています。

今後も手洗いの習慣が身に付くように手洗いの大切さを絵本や紙芝居などを通して伝えていきたいと思います。

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<今月のめやす>

・生活リズムを整えながら、健康に過ごせるようにする。

・遊びの中で、保育者や友だちに簡単な言葉や喃語で思いを伝えようとする。

<お楽しみ>

・友だちや保育者と小集団遊びを楽しもう!

 

室内で芋ほりごっこをした後、園庭で落ち葉を使って焼き芋ごっこをしました。落ち葉の中にある芋が焼けるまで、手を繋ぎながら歌をうたって待ち「せんせい、やけたかな?」とワクワクドキドキしながら待つ姿はとても可愛かったです。また、落ち葉を集め、落ち葉シャワーをしたり芋を隠して芋探しをしたり、秋ならではの遊びを楽しんでいます。

食事では、個々に合わせて、上手持ちから下手持ちへの移行の練習もしています。難しい姿も見られますが、さまざまなことに挑戦する姿は成長を感じます。今後も子どもたちの成長に合わせて、無理なく進めていきたいと思います。

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<今月のめやす>

・安心できる環境の中で、健康で快適に過ごせるようにする。

・身近な人や物へ興味を示し、保育者に見守られながら探索遊びを楽しむ。

<お楽しみ>

・歌や音楽を聞いたり、おもちゃの音を鳴らしたりしてクリスマスの雰囲気を楽しもう!

 

寒い季節となりましたが、あひる組の子どもたちはリズム体操や運動遊びをして、元気いっぱい身体を動かして過ごしています。リズム体操では、お気に入りの音楽に合わせて手を叩いたり、身体を揺らしたりして自由に表現することを楽しんでいます。またさんぽの曲が流れると、友だちと手を繋いで一緒に歩く微笑ましい姿も見られています。

運動遊びでは、斜面登りに挑戦しています。入園当初は斜面を登ることが難しかった子も、ハイハイで上手に登ることができるようになりできた!と笑顔を浮かべる姿に成長を感じます。

今後も、さまざまな運動遊びを通して、思い切り身体を動かして遊ぶことを楽しめるようにしていきたいと思います。

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今年も残りわずかとなりました。年末年始は生活習慣が乱れがちとなりますが、睡眠・食事の時間を意識し、病気や事故のない楽しい冬休みをお過ごしください。

また、冬の乾燥シーズンには肌トラブルにも注意したいものです。皮膚のバリア機能が未熟な子どもは、
肌が乾燥しやすく、かゆみやひび割れなどを起こしやすくなります。お風呂上

感染性胃腸炎が流行する季節です

ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスが原因で、吐き気や嘔吐、下痢、腹痛などの症状が見られ、発熱する場合もあります。

下痢や嘔吐がある場合は早めに病院で診てもらい、脱水症状にならないよう、こまめな
水分補給を心がけましょう。また、吐物や便にはウイルスが含まれているので適切な処理をし、片付け後は手洗い・うがいをきちんと行ってください。

嘔吐や下痢によって汚れてしまった寝具や衣類は、感染拡大予防のため洗わずに返却させていただきます。ご理解ご協力お願いいたします。

汚れた衣服は…

  1. 85℃の熱湯に1分以上浸けるか、塩素系漂白剤を薄めた物で消毒します。
  2. 消毒ができたら洗濯機に入れても大丈夫です。
  3. 汚れた場所もしっかりと塩素系漂白剤を薄めたもので消毒を行いましょう。

 

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○年末年始の保育について

クリスマス会の日程変更について

下記の通り変更となりました。

変更前                                変更後

12月22日(金)       ▶        12月25日(月)

※保育活動の中で行います。保護者の方の参加はありません。

 

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先月の食育の様子

先月はさつま芋とかぶについてのお話を行っています。

食事の際には友だち同士で「かぶここにあるよ!」など会話をする様子が見られました♪

 

今月の献立について

寒さも一層深まっている今月は、南瓜や蓮根などの体を温める根菜を積極的に取り入れています。長ねぎ、玉ねぎ、生姜などを使うとより効果的です。体が温まって血液循環がよくなると、免疫機能が高まり風邪の
予防になります。おやつにも出来るだけ温かいメニューを取り入れ、適温での提供を心掛けています。

クリスマスやお正月など、家族で過ごす時間が多くなる時期です。家族で食卓を囲むことは子どもの安心に
繋がり、より食事が美味しく感じられますので、行事食に親しむなど、ぜひ楽しい時間をお過ごしください。

 

 

レシピ紹介

~スイートポテトパイ~

梨の甘さを感じられる秋の人気献立です。

パンの他にもヨーグルトと合わせるのもおすすめです!

 

材料((大人2人子ども2人分)

  • 南瓜                            175g
  • 牛乳                            150g(A)
  • 生クリーム                   100g(A)
  • 卵                               100g(A)
  • 砂糖                            20g (A)
  • バニラエッセンス         少々(A)

★カラメル:砂糖6g、水6g

作り方

① 南瓜の種と皮を剥き、適度な大きさに切る。レンジで5分位加熱し、つぶしておく。

② Aの材料をボウルで混ぜ、①の南瓜を加え、裏ごしをする。

③ 型に流し入れ、150℃のオーブンで湯煎焼きし30分程焼く。

④ 揺らしてみて、液体感がなく焼き固まっていれば出来上がり。

★お好みで煮詰めたカラメルをかけてお召し上がりください。

家庭でできる食育~南瓜の種取り~

日本で主流の『西洋南瓜』は、ほくほくしていて甘みの強さが特徴です。抗酸化ビタミンACEのそろった、野菜の中でもトップクラスの栄養価がありますので、ぜひ皮ごと食べることをお勧めします。園では『南瓜』を取り入れた食育として、南瓜の種取りを行っています。手で触るのが嫌なお友だちも、大きめのスプーンを使えば種とわたを一緒にかき出すことができます。南瓜はくし形に切り渡してあげると良いでしょう。

手先の発達が見られる年齢向けとして、2歳半ば頃からをお勧めします。とても達成感のある食育活動になると思いますので、ぜひご家庭でも行ってみてはいかがでしょうか。

最後に


保育園の様子をinstagramにて発信しています。

良かったら覗いてみてください。

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