社会福祉法人 東京児童協会

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2023.07.03

<東京都足立区>扇こころ保育園 令和5年度 7月号 園だより こころだより

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社会福祉法人東京児童協会 扇こころ保育園
〒123-0873 足立区扇1-22-28
TEL 03-3898-3919
園長 松山俊介

 

園長挨拶

織姫と彦星

もうすぐ七夕ですね。織姫と彦星にまつわる七夕の由来についての話やクイズを、先月の誕生会にて子どもたちに向けて行いました。きたる7月8日(土)は、4年ぶりに保護者の方を招き、七夕夏まつり会を実施します。会場の関係で、保護者の方は1家庭2名までとなりますが、暑い夏が本格的になる前に楽しいひと時を過ごしていただければと思います。

 

教育保育理念

  • わたしたちは、「大きなおうち」を理念に、子どもも大人もみんなが互いに支えあい育ちあう、家庭的な保育園・こども園をつくります。
  • わたしたちの願いは、家庭と保育園・こども園が思いをひとつに一人ひとりの子どもたちの笑顔あふれる毎日を実現することです。
  • わたしたちの夢は、歴史の希望である子どもたちが、現在を最もよく生き、望ましい未来をつくり出す力

の基礎を培うことです。

 

今回は理念のひとつめにもある大きなおうちについてお伝えしたいと思います。

大きなおうちに込められた願いは、核家族化が進む中で、大きい家庭という社会において子どもたちが支え合い育ちあう、そんな思いを込めています。そこでは、0歳から6歳までの子どもやさまざまな年代の大人たちとの異年齢交流が、自然と生まれています。そして、それはすべての物事を大人が子どもに教えるだけではなくて、生活体験を通じ、子どもも大人も互いに支え合い育ちあう。その経験を通して、思いやりを育み、社会性が発現・発展していきます。理念のひとつ、「大きなおうち」にはそんな思いを実現するための指針となっています。園生活で、こどもたちが感じるさまざまなことがら、1つひとつを子どもと共感し、悩み、そして行動する。そんな保育を引き続き行ってまいります。


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<はな・ほし・つき組 今月のめやす>

・友だちや保育者と共に、行事の雰囲気を楽しみながら季節を感じる。

・汗をかいたことに気付いてタオルで拭き取り、清潔に過ごせるようにする。

<はな・ほし・つき組 お楽しみ>

・七夕お楽しみ会に参加して行事の雰囲気を楽しみ、余韻遊びを楽しもう!

・夏の暑さに負けず、水遊びを楽しもう!

 

生活体験の基礎を学ぶことを目的のひとつとしたワンルーフゼミを、今年はテキストを用いて取り組んでいます。『言語』『数量』『構成』などのさまざまな分野に取り組んでおり「どう

やってやるのかな?」「このこたえはなんだろう?」とじっくり考え楽しみながら行ったり、

問題が分かると「わかった!」と嬉しそうな表情で手を挙げて答えたりと、意欲的な姿も見られていました。また、友だちが発表する姿を優しい眼差しで見守ったり、正解すると「せいかーい!」と大きく丸のポーズをしたりと、とてもいい雰囲気の中で取り組むことができています。時には、正解しないとという思いから「わからない」「できない」と消極的になる姿も見られますが正解することだけが良いことではないということを伝え、ヒントを得ながら自分の力で考えてみる時間を大切にしています。引き続き、子どもたちの興味を引き出し、意欲的に取り組んでいけるようにしていきたいと思います。

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赤、青、緑、黄色の4色の寒天で感触遊びをしています。ジュースのパックの中から色の付いた寒天が出てくると「わー!みどりいろの かんてんだ!」「つぎは、なにいろかな?」と、期待感を大きくしながら嬉しそうな表情で見ている子どもたちでした。その後、赤、青、黄色の寒天が出てくると、大きな塊を両手に乗せたり、友だちの持っている寒天に指先で触れたりしながら「おっきい!」「つめたいよー!」と、感触を楽しむ姿が見られていました。手で触れる以外にも、透明のコップやお弁当箱の中に好きな色の寒天を入れ「みどりと きいろ、いれたら きれいになった!」と保育者に見せたり、4色の寒天を全て入れて「カラフルなアイスとジュース、できましたよ!」とごっこ遊びをしたりして、寒天ならではの遊び方を楽しんでいました。

これからも水や氷、寒天などに触れて季節ならではの感触遊びを思い切り楽しめるようにしていきたいと思います。

 

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感触遊びでは「つめたいね」「ぷるぷるしてるね」と友だちと会話をしながら寒天に触れることを楽しむ姿が見られていました。保育者から紙コップを受け取ると「いらっしゃいませ」「はいどうぞ」とお店屋さんを開いたり、友だち同士で「これ、にじいろジュース!」「これは、メロンジュースだよ」と作ったものを見せ合ったりする様子もありました。また、遊びの中で「きいろとあお、まぜたい!」「あかとあおまぜたら、なにいろかな」と保育者に伝え、子どもたち自身で考えた遊びを楽しむ姿も見られていました。

今後もスプーンやコップといった身近なものを使って、友だちと一緒に遊ぶことを楽しんだり、遊びを発展させたりすることができるようにしていきたいと思います。

 

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<今月のめやす>

・こまめに水分補給を行い、健康に過ごす。

・さまざまな感触を味わったり、イメージを持ったりしながら夏の遊びを楽しむ。

<お楽しみ>

・水遊びや氷遊びなど夏ならではの遊びを楽しもう!

 

感触遊びでは、片栗粉に触れることを楽しんでいます。「あれ?トロトロになったね」「かたくなっちゃった」と素材の変化に気付き不思議そうにしながらも、感触遊びを楽しむ子どもたちの姿が多く見られました。

生活面では、身の回りのことを自分で行う姿が多く見られるようになってきています。 洋服を脱ぐ際に袖を引っ張りながら脱いだり、ズボンを確認しながら履いたりすることができると「(じぶんで)できたよ!」と喜ぶ姿も見られました。自分で行う姿を見守りながら、難しい際は保育者が手を添えて着替えの手順を知らせることで、子どもたちの意欲を引き出せるようにしていきたいと思います。

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<今月のめやす>

・保育者のそばで安心しながら、友だちとの関わりを楽しむ。

・水分や休息を十分に摂り、暑い季節を快適に過ごす。

<お楽しみ>

・氷遊びや水遊びを楽しもう!

 

梅雨に入り雨の日が多くなり、室内での運動遊びを楽しんでいます。巧技台の滑り台では、手を上手に使って斜面を上り、保育者に支えられて滑ると「しゅー!」と声が出てしまうほど楽しんでいました。平均台では、保育者と手をつないで真剣な表情で慎重に渡っています。渡りきると笑顔でジャンプをしたり、くるくると回ったりして喜んでいました。室内でも子どもたちの発達に応じて身体を動かせる環境を用意し、全身を使って楽しめるようにしています。

また、手洗いでは保育者が見本を見せたり援助したりすることで、石鹸を使って洗おうとする姿が増えてきました。石鹸のポンプが硬くて自分で押すことが難しい時には、保育者の顔を見て「やって」「できない」と、言葉やしぐさで伝える姿があります。保育者が援助を行いながら、自分でできたことの達成感や喜びをーj感じられることを増やしていきたいと思います。

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<今月のめやす>

・保育者と一緒に感触に触れることを楽しむ。

・汗をかいたら沐浴や清拭を行い、心地よく過ごす。

<お楽しみ>

・水や氷などの夏の感触遊びを楽しもう。

 

梅雨に入り雨の日が続いていますが、室内ではハイハイや歩行で探索をしたり、マットを使って斜面登りをしたりして、身体を動かして遊んでいます。

感触遊びでは、絵の具遊びを楽しみました。絵の具が付いたスポンジに手を付け、ダイナミックに画用紙へスタンプしています。最初は手についた絵の具を不思議そうに見ていましたが、慣れてくると自ら手を伸ばして絵の具をつけて感触を楽しんでいました。保育者が「ポンポン!」と声を掛けたり、手の動きを見せたりすると一所懸命真似して画用紙に色がつくことを楽しみました。

今後もさまざまな感触に触れて、楽しみたいと思います。

 



 

 

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暑い日が続くようになり、熱中症が心配な時期となりました。体が暑さに慣れていない梅雨明けや急激に

気温があがった日、風のない日には特に注意が必要です。水分補給や体調管理に気をつけながら、涼しい時間帯は外遊びをして、暑さに負けない体づくりを心がけましょう。ーj

 

熱中症対策

子どもは体温調節機能が未熟なため、外気の影響を受けやすいことや、身長が低いことで地面からの照り返しの影響を受けやすいという特徴から、熱中症になりやすいと言われています。また、自分で判断して衣服の調整をしたり、水分補給をしたりすることが難しい場面も多くあります。暑い季節には特に、こまめな水分補給と休憩が取れるよう配慮してあげましょう。

園では熱中症対策として、暑さ指数を参考に戸外活動時間を調整したり、こまめに水分補給を促したりしています。

 

【脱水のサイン】

  • 唇が渇く
  • 尿の量が少ない
  • 涙が出ない
  • 目がくぼんでいる

 

暑さに負けない体づくり~早寝早起き朝ごはん~

夏は暑さによる体力の消耗も激しく、熱中症予防のためにも生活リズムを整えることがとても大切です。

人は寝ている間に大量に汗をかくので、起床時は脱水状態です。朝ごはんをしっかり食べて、日中たくさん活動できるようにしましょう。

また、睡眠不足は疲れやすさなど熱中症の原因となります。夜の睡眠時間もしっかり確保できるようにしましょう。 暑さに負けない体づくりをして、元気に夏を乗り切りましょう。

 

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○七夕夏祭り会について

 

七夕夏祭り会を開催します。

日付:令和5年7月8日(土)

時間:第1部(0,1,2歳児) 9:30~10:30

第2部(3,4,5歳児)10:45~12:00

場所:扇こころ保育園

※詳細は5月29日配布の手紙をご確認ください。

 

○体調不良時の登園について

 

集団生活の場であるため、体調の悪い場合は可能な限り受診をお願いします。集団生活が可能か診断してもらい、登園の判断をして下さい。

※下記のような場合には登園を控え、症状や怪我がおさまってから24時間程度は家庭保育のご協力をお願いします。

・38℃以上ある場合

・嘔吐・下痢が2回以上ある場合

・頭部を強く打撲した場合        など

 

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先月の食育の様子

6月は旬の食材であるメロンやそら豆に、実際に触れたり表現したりしています。

2種類のメロンを用意し、子どもたちの前でメロンカットを行いました!2つのメロンを見比べて「わぁ!オレンジ色だ!」「オレンジのたべたい!」と本物のメロンに興味も持つ姿がありました。

その後は匂いをかいだり、好きな色のクレヨンで描いたりしました。

本物に触れる機会を大切にしていきたいです。

 


 

今月の献立について

 

7月の目標は「夏野菜を食べよう」です。夏野菜には、紫外線から身を守るために必要な抗酸化作用を

もつビタミンCなどの栄養素が豊富に含まれています。また、水分やカリウムを豊富に含むものが多く、体温を下げてくれる効果も期待されます。気温が高い時には食欲も減退してしまうため、暑い夏を乗り切れるように子どもたちが食べやすい味付けにするなど工夫しながら、献立にもさまざまな夏野菜を取り入れていきます。

レシピ紹介

ネバネバ納豆丼

夏の人気献立です。旬の食材をふんだんに使い食べやすいので、夏バテ予防にもぴったり。

材料(4人分)

  • ご飯
  • 醤油  :小さじ1
  • 納豆   :3パック ・みりん :小さじ1.5
  • オクラ  :5本   ・和風だし:60㏄
  • モロヘイヤ:50g  ・刻み海苔
  • 玉ねぎ  :40g  ・大葉

作り方

  1. だしをとり、調味料を入れて煮立たせる。
  2. 玉ねぎを加える。
  3. オクラ・モロヘイヤの葉は塩ゆでし、刻む。
  4. 玉ねぎに火が通ったら、納豆と③を加える。
  5. ご飯の上に盛り、大葉と刻みのりを散らして
    完成。

家庭でできる食育

~とうもろこしのひげとり~

とうもろこしは保育園の献立でも人気の食材です。まるごとのとうもろこしを1本皮をむいて、調理し(蒸す、ゆでるなど)

すぐに食べられるのも人気のポイント!

とうもろこしの皮むきを通して、皮やひげの感触を感じることができます。スーパーや八百屋で手軽に手に入るのも嬉しいですね。

ご家庭でもぜひとうもろこしの皮むきをして、料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

最後に


保育園の様子をinstagramにて発信しています。

良かったら覗いてみてください。

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