社会福祉法人 東京児童協会

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2022.12.01

扇こころ保育園 令和4年度12月 園だより

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社会福祉法人東京児童協会 扇こころ保育園
〒123-0873 足立区扇1-22-28
TEL 03-3898-3919
園長 松山俊介

 

園長挨拶

秋から冬へ

園庭の紅葉も色付き、秋から冬への移ろいを感じられる季節となりました。子どもたちは落ち葉を使ってさまざまな遊びを展開しています。見立て遊びの食材として、ちぎって形を作り表現遊びとして、思い思いの遊び方でそれぞれの世界を楽しんでいます。
先日、芋ほり遠足後のクッキングを行いました。初めての保育園でのクッキングに大喜び。コロナ禍でできずにいた活動が少しずつできるようになってきました。

大きくなった会

幼児クラス対象ではありますが、今月末には生活発表の場として、大きくなった会を予定しております。1年を通じて「こんなに大きくなった!」そう感じられる場面を1つでも多く見つけていただければ幸いです。

本年もありがとうございました

さて、2022年を振り返るとさまざまなことがありました。感染症の影響で休園を余儀なくされることもあり保護者の皆さまにはご迷惑をおかけしました。そのたびにやさしい言葉をおかけいただき、その思いやりに職員一同勇気づけられました。そんな中、しっかりと成長している子どもたちを、日々の生活を通じてたくさん見つけることができました。春、新しい環境に慣れず時には泣いてしまうことも
ありながらも、少しずつ生活リズムが安定し、友だちや職員と一緒に過ごし、園生活にもすっかり慣れました。異年齢の友だちを思いやる姿、泣いている友だちがいるとそっとティッシュを渡したり、頭をなでてなぐさめてあげたりする姿に、幼児・乳児関係なく互いを思いやる場面がたくさん見られ、本当にうれしく思います。誰かを思いやる心が育まれた、そう感じる機会が多かったように思います。今年1年を漢字で表すとしたら、『思』を選びたいと思います。皆さまの思いやりにより、今年も無事に終わりを迎えられそうです。少し早いですが、本年もありがとうございました。良いお年をお迎えください。

 

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<はな・ほし・つき組 今月のめやす>

・手洗いうがいを丁寧に行い、感染症予防をする。
・寒さに負けず冬の季節を感じながら、友だちと一緒に戸外遊びを楽しむ。

<はな・ほし・つき組 お楽しみ>
・季節の制作を楽しもう!
・友だちと一緒に、役になりきったり、演じたりして発表会を楽しもう!

クッキングでは、さつま芋を使ってスイートポテト作りをしています。朝から「きょうはクッキングするんだよね?」「なにつくるんだろう!」と、初めてのクッキングに期待感を示す姿や、栄養士から食材を受け取り温かいさつま芋に嬉しそうな表情を浮かべる姿が見られていました。作り方の説明を1つずつ聞きながら、ビニール袋に入ったさつま芋を手のひらで握って潰し「これくらいかな?」と友だちと見せ合って確認したり、カップの中の砂糖とバターを零れない
ように入れた後、ラップで巻いて好きな形に作ったりしながら最後まで楽しんで行う姿が見られていました。おやつに自分で作ったスイートポテトを食べると「おいしい!!」「クッキングたのしかったね!」と一段と嬉しそうな表情で食べていました。
これからもさまざまな遊びや活動を行う中で、新しいものへの興味・関心を広げていけるようにしていき
たいと思います。

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秋ならではの赤色や茶色に色付いた落ち葉を使って制作を行っています。葉を使って動物を表現することに挑戦し、自分で表現したい動物を考え「○○は、からだにもようがあった!」や「○○は、ひげはえてるよ!」などと選んだ動物を思い浮かべながら顔を描く姿が見られ
ました。また、園庭で落ち葉を拾う際には、大きさや色を選び、必要な数の葉を拾って集めています。画用紙に葉を貼る際には、耳の向きや形、たてがみの数などにこだわりながら丁寧に貼る姿があり
ました。作品ができあがると「みてみて!わたしの○○かわいいでしょ!」「かっこいい○○できたよ!」と嬉しそうに見せ合っていました。
今後も、季節ならではの素材を使った制作を楽しんでいきたいと思います。

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秋の自然物落ち葉を使って、みのむし制作をしています。まずは、園庭にたくさんある落ち葉の中からお気に入りのものを集めるところから始めたのですが「きれいないろのはっぱだね」「おおきいのみつけたよ」「こっちはあながあいてる!」などとそれぞれ楽しそうに話しながら、たくさんの落ち葉を集めることができました。
制作の時間では、保育者が見本を示しながら作り方を伝えると「かわいいみのむしつくりたいな」「はやくやってみたい!」と目をキラキラとさせる姿がありました。みのむしの表情をどのようにしようか、たくさん集めた落ち葉の中からどれを使って完成させようか、どのように落ち葉を貼ろうか、などをじっくりと考え、
イメージを膨らませながら制作を進めています。今後もさまざまな素材を使った制作を楽しんでいきたいと思います。

 

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<今月のめやす>

・保育者に見守られながら身の回りのことを自ら行い、自分でできた喜びを味わう。
・友だちと一緒に遊ぶ中で、保育者の仲立ちのもと相手の思いや考えに気付く。

<お楽しみ>

・クリスマスの雰囲気を感じながら、制作を楽しもう!

友だちと手を繋いで散歩に出掛けました。散歩に出発する前に「おててはなさないんだよね」と約束事を確認してから散歩に出発しています。初めて友だちと手を繋いで散歩に出掛けましたが、友だちと手を繋いで歩いたことが嬉しかったようで喜びに満ちた表情を見せてくれていました。時折、列からはみ出る姿もありましたが、その都度声を掛けることで友だちの後ろに戻ることができていました。
着替えでは、幼児クラスへの進級に向けて保育者と一緒に脱いだ洋服を畳むことに挑戦しています。保育者が洋服の畳み方を知らせると「こうやって?」「はんぶんこ」などと言葉にしながら洋服を畳む姿が見られるようになってきました。身の回りのことを意欲的に行う姿を認め、少しでもできた際はたくさん褒めて意欲や自信に繋げていきたいと思います。

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<今月のめやす>

・生活リズムを整えながら、健康に過ごせるようにする。
・遊びの中で、保育者や友だちに簡単な言葉や動作で思いを伝えようとする。

<お楽しみ>

・友だちや保育者と小集団遊びを楽しもう!

乳児クラスの小さな運動会では、かけっこや玉入れ、ポンポンを持ったリズム体操を楽しみました。幼児クラスのお兄さん、お姉さんたちの運動会練習の様子を興味深く見ていた子どもたちは、かけっこでゴール
テープを切ると「やったー!」と両手を挙げて喜んだり、リズム体操で「ミュージックスタート!」と合図を出しポンポンを振り歌いながら踊ったりして、嬉しそうに笑顔いっぱいで楽しんでいました。玉入れでは玉
が入ると「はいった!」と拍手をして喜ぶ可愛らしい姿が見られています。戸外活動では落ち葉やどんぐり拾い、芋ほりごっこなど秋ならではの遊びを楽しみました。
今後も季節ならではの遊びやさまざまな行事を楽しんでいきたいと思います。

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<今月のめやす>

・友だちや保育者との関わりを楽しむ。
・保育者に見守られる中で一人遊びや探索遊びを楽しむ。

<お楽しみ>

先月は保育者と一緒に異年齢で玉入れやリズム体操の運動遊びを楽しんだり、散歩に出掛けたりして過ごしています。
最近では、保育者と一緒に外遊びを楽しむ中で「はっぱ!」「あった」などと、見つけたものを教えてくれます。異年齢の友だちとの関わりの中でも「ばいばい」と言ったり手を振ったりして関わりを楽しむ姿が多く
見られています。散歩中も道ですれ違う人に保育士がこんにちは!と挨拶をすると、一緒になって真似して「わー」と言ったり手を振ってみたりして関わりを楽しんでいました。これからも、保育者が仲立ちや遊びの手本となることで、少しずつ友だちと一緒に過ごすことや関わる楽しさを感じていけるようにしていきたいと思います。
また、気温差から体調を崩しやすい時期となりますが、衣類などで調節をしながら、季節の変わり目も健康に過ごせるようにしていきます。

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新型コロナウイルス感染症罹患者数が日々増減している状況ですが、全数把握ではなくなったため、報道されている新規陽性確認者数よりも多いことが予想されると嘱託医よりお話がありました。引き続きお子さまやご家族の体調面に気を付けながら過ごしていきましょう。

咳をしているときは…

咳は体質的なものや、治療が必要となるもの、気管に異物が詰まった時など、さまざまな原因があります。
咳の種類や熱、嘔吐など他の症状も出ていないかをよく観察し、対応しましょう。

咳がひどい時は…

・蒸しタオルを顔の前に広げて、湯気を吸わせる。
・室温は20℃前後に、湿度は50~60%くらいにする。
・野菜スープや麦茶を少しずつ、回数を多く与える。(刺激になるので、柑橘系や冷たい物は避けましょう)
・睡眠時、クッションなどを使って上半身を高くする。

しもやけ・あかぎれ

手を濡れたままにしておくと、しもやけやあかぎれになることがあります。ハンカチを携帯する習慣を付け、手洗い後はしっかりと水分を拭き取りましょう。就寝時はハンドクリームを塗った後にサイズの合う手袋とくつ下を身に着けることも予防につながります。毎日お風呂でよく温まり、ビタミンEを含む食品をしっかりとりましょう。
にら、かぼちゃ、ほうれん草、卵、マーガリンなどがお勧めです。

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○PCR検査について

検査結果に関わらず、検査を受けることになった時点で園にご報告していただけますよう、
お願いいたします。
なお、個人情報保護の観点からPCR検査状況などの情報の公開は控えさせていただきます。

 

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~テーマ野菜「れんこん」のお話~

テーマ野菜のお話をした日は自分から野菜を食べるお友だちが多くいます。この日のご飯の時も「れんこんこれ?」「れんこんおいしい!」とれんこんを食べられたことに喜んでいる様子が見られました。

~クッキング「スイートポテト」作り~

初めてのクッキングで「こうするのかな?」と心配そうにしていた子も、完成する頃には「こんなかたちになったよ!」「きれいにできたよ!」と満足そうな笑顔が見られました。自分で作ったものを「おいしい!」と話しながら食べていました。

12月献立について

12月には、冬至やクリスマス、大晦日など、季節ならではのイベントがたくさんあります。しかし、寒さも
厳しくなり、風邪などで体調を崩しやすい時期でもあります。温かい食事を摂り、手洗い・うがいをしっかりして元気に過ごしましょう!

テーマ野菜:南瓜・白菜

南瓜は、βカロテンが豊富で風邪予防に効果があります。園では幅広く献立に使用し、サラダや汁物だけでなく、子どもたちの大好きなプリンやサンドイッチなどにも取り入れ、南瓜が苦手な子でも食べられるよう思いを込めています。
白菜は、水に溶けやすい水溶性の食物繊維やビタミンCが豊富で整腸作用、風邪予防に効果があります。調理法によって食感も異なるためスープでトロトロの白菜、サラダでシャキシャキの白菜を楽しめるように献立に取り入れています。旬の食材を是非ご家庭でも堪能してみてください。

冬至について

1年の中で夜が最も長く、昼が短い日を言います。寒い1日となる為、寒さに負けない過ごし方が昔から大切にされています。
「ん」が2つつく食べ物を食べると健康になり、運が上がるとの言い伝えから、冬至献立にたくさんの「ん」のつく食材を取り入れました。

瓜(なんきん)のいとこ煮、蓮根の甘酢漬け、金柑ジャムヨーグルトとして提供します。

 

体を温める食事で寒い冬を乗り越えましょう

冬に旬を迎える冬野菜は、寒さから身を守り凍ってしまうのを防ぐため、水分量を減らす代わりに糖を蓄えます。そのため実の詰まった甘い野菜が多く、体を温める栄養が豊富です。
そんな魅力いっぱいの冬野菜を取り入れ、おいしく体を温めましょう。

園では里芋やなめこなど、とろみのつく食材を汁物に取り入れることで体を温め、寒い冬も元気に過ごせる工夫をしています。