社会福祉法人 東京児童協会

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2022.09.02

扇こころ保育園 令和4年度9月 園だより

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社会福祉法人東京児童協会 扇こころ保育園
〒123-0873 足立区扇1-22-28
TEL 03-3898-3919
園長 松山俊介

 

園長挨拶

引き取り訓練にご協力いただきありがとうございました

引き取り訓練のご参加ありがとうございました。保護者の皆さまにご協力いただき円滑に実施することができ、感謝申し上げます。引き取り訓練では、いつ起きるかわからない大規模災害を想定し保護者の皆さまにお子さまのお迎えをお願いいたしました。災害をすべて予防することは難しいですが、起きた際に被害を最小限にしお子さまの安全を確保できるようにしていきたいと思います。その一環として、応急救護に伴った備品の整備や、3日間分の全園児・職員の食料を用意しております。
8月30日から9月5日までは防災週間です。ご家庭でもぜひこの機会に、防災用品の準備や、賞味期限・使用期限の点検をしてみてはいかがでしょうか。

体験から得られる経験

感染症が流行しつつも、今年の夏はいつもと違った過ごし方をした家庭も多かったのではないでしょうか。保育園では、幼児クラス対象にスイカ割りを行いました。スイカに向かって一人ずつ棒を振り下ろし、なかなか割れず、悔しそうにする姿もありました。みんなで力を合わせて少しずつひびが入り、最後には真っ赤なスイカと対面できました。割れたスイカを見て、「あまい におい がする」「おいしそう」などと友だちと感想を伝えあっています。スイカ割りを通して、感じたこと。感触や感情、それらすべてを含めて貴重な体験となりました。後日、スイカ割りの様子を、思いおもいに描画しました。10月には運動会を予定しています。日々の活動の成果を身体で表現します。今年は近隣にある寺地小学校の校庭で実施予定です。運動会という体験を通じて、子どもと保育者、保護者の皆さまで、『楽しい』『うれしい』『頑張った』などの体験を共有できればと思います。

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<はな・ほし・つき組 今月のめやす>
・さまざまな運動遊びに取り組み、友だちと一緒に楽しむ。
・防災訓練に参加することで防災への関心を持とうとする。
<はな・ほし・つき組 お楽しみ>
・ボディペインティングを楽しもう!

水遊びや泡遊びなどの夏ならではの遊びをたくさん楽しんでいます。水遊びでは、友だちや保育者と水を掛け合ったり、コップに水を入れてジュース屋さんをしたりしてごっこ遊びを
行う姿が見られ、その中で、玩具を譲り合って使うなど、互いを気遣いながら水遊びを行うことができました。
また、泡遊びでは保育者が見せた緑色の液体に興味を示し「みどりいろだから、みずがみどりになるんじゃない?」と絵の具が入っていると予想していた子が多かったのですが、実際にタライの中に液体を入れ、手で混ぜると「うわ!あわがでてきた!」と驚いたり「なんで?なんで?」と不思議そうにしたりする姿が見られました。その後は、タライの中に両手を入れ、泡立ててみたり、両手に泡を乗せてみたりして泡遊びを楽しんでいます。
今後も、季節ならではの遊びを楽しんでいきたいと思います。

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八百屋さんからいただいたスイカでスイカ割りをしています。登園時からスイカ割りを楽しみにしていた子どもたちは「はやくやりたい!」「どれくらいおおきいかな?」とそれぞれ楽しみな気持ちを言葉で表現する姿がありました。実際にスイカを見ると、前日の予行練習で使用したボールよりも大きいことに驚きの表情を見せ、更に期待を膨らませていました。順番がまわってくるとやる気に満ち溢れた表情でスイカに向かい、狙いをさだめて棒を思い切り振り下ろす姿がありました。棒がスイカに当たると「すごい!」「あたったね!」と見ていた子どもたちも興奮気味で、友だち同士でハイタッチをしたり、上手にできたことを一緒に喜んだりしています。最後には綺麗に割れたスイカに手を伸ばして感触を確かめたり、匂いを嗅いだりして楽しみました。
今後も季節に応じた活動を楽しんでいきたいと思います。

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寒天に触れ感触遊びを楽しんでいます。色の付いた寒天に手で触れると「つめたくてきもちいい!」「なんかぶにょぶにょしてるよ!」と感触を言葉にしながら友だちとのやり取りを楽しむ姿や、カップや皿に好きな色の寒天を入れ「いちごのかきごおりですよ!」「ぶどうのジュースです!」と友だちや保育者に振る舞いながらお店屋さんごっこを楽しむ姿が見られていました。また、カップやお皿の中に違う色の寒天を2色、3色と入れていき、スプーンで混ぜてみると「オレンジみたくなったよ!」「チョコレートみたいないろ!」などと色の変化に気付き、混ぜることに夢中になる姿がありました。
これからも季節に合わせてさまざまな素材に触れ、感触遊びの楽しさを味わうことができるようにしていきたいと思います。

 

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<今月のめやす>
・保育者の援助の元、身の回りの事を自分で行おうとする。
・遊びを通して、簡単なルールや順番を守ろうとする。
<お楽しみ>
・絵本やパネルシアターのお話を楽しもう!

友だちとの関わりが増え、一緒に遊びを楽しむ姿がたくさん見られるようになってきました。
感触遊びでは、氷やワカメなどさまざまな素材に触れることを楽しんでいます。子どもたちは氷に触れると「おっきいこおりだ~!」「つめた~い!」と終始大興奮な様子でしたが、氷が溶けると「あれ(なんでだろう)?」「おみずになっちゃった」と氷の変化に気付きながらも、不思議そうにする子どもたちの姿が多く見られました。
食事では、食具や食器の持ち方などの食事のマナーを伝えることで、意識して食べ進めることができるようになってきました。また、好き嫌いがはっきりしてきていますが「いっこたべる!」と苦手な食材を一口食べてみようと頑張っています。苦手な食材を一口でも食べることができた際は、たくさん褒めて意欲に繋げていきたいと思います。

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<今月のめやす>
・生活リズムを整えながら、健康に過ごせるようにする。
・遊びの中で保育者や友だちに簡単な言葉や喃語で思いを伝えようとする。
<お楽しみ>
・絵本を通して手遊びを楽しもう!

暑かった8月は水遊びや感触遊び(ワカメ、スタンプ、氷、粘土など)にたくさん取り組んでいます。手形スタンプ遊びでは、自分の手形が画用紙に写ると「あった!」「みてみて!」など楽しそうに保育者に伝えてくれる姿がありました。ワカメの感触遊びでは、両手でギュギュっとにぎったり、広げて窓ガラスにペタンと貼り付けたりしながら楽しみました。
また、排泄やシャワー後などの着替えでは保育者の援助のもとシャツに腕を通したり、ズボンに足を通したりと意欲的に行う姿が見られています。
今後も身の回りの事を意欲的に行い、自分でできた達成感を味わえるようにしていきたいと思います。

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<今月のめやす>
・身体を動かす楽しさを感じながら四肢の発達を促していく。
・戸外遊びを通して秋の自然に触れて遊ぶことを楽しむ。
<お楽しみ>
・リズム体操や歌を楽しもう!

8月は暑い日が続いたので、寒天や氷、ワカメ、水風船などを使いさまざまな感触遊びを行うことで、夏を楽しく感じることができたように思います。
最近では保育者が絵本を読み始めると、少しずつ保育者の前に子どもたちが集まって嬉しそうに見ている姿が増えてきました。擬音が多い絵本が人気で「ぱり、ぱり」「ぽりん」などと真似して言ってみたり、擬音に反応してはっ!と、目や口を開いて嬉しそうな表情を見せてくれたりもしています。「だるまさん」の絵本もとても人気で、保育者と一緒に身体を揺らしたり、保育者の動きを模倣して保育者や友だちと笑い合いながら身体を上に伸ばしたりするなど、言葉に合わせ全身を使って絵本の世界を楽しんでいます。
これからも、保育者が仲立ちや遊びの手本となることで、少しずつ友だちと一緒に遊ぶ楽しさを感じていけるようにしていきたいと思います。

 

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9月1日は防災の日、9月9日は救急の日です。この日を目安に、年に1度は救急箱や避難経路の確認、備品の整理などをしておきましょう。また、新型コロナウイルス感染症対策グッズも非常持ち出し袋に入れておくと安心です。

 

防災の日

9月1日は「防災の日」です。いざという時に備えて、ぜひ家族全員で確認をしましょう。

〈非常時の持ち出し品の準備〉

リュックの中には非常時の持ち物を詰めておきましょう。
感染症対策としてマスク、アルコール手指消毒剤、体温計などを追加して入れておきましょう。

〈避難する場所〉

避難場所がどこなのか、そこまでの経路を確認しておきましょう

〈地震で倒れやすい物がないか〉

棚の上に置いてある物は下ろし、倒れそうな物は固定するなどの工夫をしましょう

〈家族とはぐれた場合の連絡方法〉

はぐれた時の待ち合わせ場所や緊急連絡先はいつも身に付けるようにしましょう

 

救急の日

ご家庭に救急箱はありますか?お子さまがけがをしたり、具合が悪くなったりした時にすぐに使えるように準備をしておきましょう。

●中身を点検しておきましょう
(薬、ガーゼ、テープ、ばんそうこう、爪切り、ピンセット、体温計、脱脂綿、綿棒、包帯、はさみ、は入れておくと便利です)。
●薬の使用期限は1年に1度は確認しましょう。
●消耗品は使ったら買い足しておきましょう。

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●0・1・2歳児の連絡帳について

当園では、Kindyの連絡帳機能を使用し、お子さまの生活の様子についてご家庭と連携をとらせていただきます。
保育園での生活において、家庭での様子を把握し子どもたちと過ごすことは、生活を連続したものと捉え、健やかな成長発達に欠かせないものと考えております。
連絡帳へ記入(睡眠・食事・排泄・お子さまの様子)のご協力をお願いいたします。
日々お忙しいとは存じますがご協力のほどお願い申し上げます。

●遅刻、欠席の場合の連絡について

遅刻、欠席をする場合には7:30~9:00までにご連絡ください。
離乳食、アレルギー食対応の方は8:30までにご連絡ください。

●登園靴について

登園靴は災害時の避難靴として使用する場合があります。
サンダルなどは控え、足全体がしっかり覆われており、歩きやすいものでの登園をお願いいたします。

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先月の食育の様子

~テーマ野菜のお話~

「枝豆」「きゅうり」
テーマ野菜は何かな、というクイズをすると、「おまめ!」
「きゅうり!」と元気な返答が返ってきました♪きゅうりはとても身近な野菜なので、どちらもとても興味を持って聞く様子が見られました。
食事の際にも「おいしい!」とにこにこ食べていました。

 

~~郷土食「鹿児島」のお話~

8月の郷土食は「鹿児島県」でした。鹿児島の有名な食べ物や名所について、クイズを通して楽しく学ぶ様子がありました。
食事の際にも鹿児島の方言で「おいしい!」と話す子や、「かごしまのごはん、おいしいね」とよく食べていました。

テーマ野菜【茄子、さつま芋】

今月のテーマ野菜は、食卓にもよく登場する「茄子、さつま芋」です。

茄子

焼く、煮る、揚げる、漬けるなどさまざまな調理法が適しています。皮の色素は「ナスニン」というポリフェノールの一種で、抗酸化作用があります。また、切り口の変色の原因となる「クロロゲン酸」にも、老化やがんを予防する効果が期待できるといわれています。園では子ども達が大好きなミートソーススパゲティや、牛肉とガーリックバター風味に炒めたりして食べやすいよう工夫して提供します。

さつま芋

食物繊維が豊富で、切り口からでる「ヤラピン」という成分が腸の働きを促すため、便秘の改善に効果的です。皮の部分にはアントシアニンが含まれており、抗酸化作用があります。
園では子どもたちに人気のスイートポテトや、さつま芋チップスなどおやつとして提供したり、サラダや味噌汁に取り入れたりして、バリエーション豊かに食べることができるさつま芋の魅力を伝えていきます。

きれいに食べよう

園での食事にも慣れ、食べることに意欲的な姿が見られるようになってきました。今月は、きれいに食べることや正しい姿勢や食具の持ち方などの食事マナーが身に付くように、食育活動を通して伝えていきます。

①自分の喫食量を知る

自分で食べられる量を考え、完食することで達成感に繋がります。

②食後のテーブルをふりかえる

3~5歳児を対象に、自分の使った場所は自分で綺麗にする習慣がつけられるよう台布巾や紙ナプキンを用意し、声を掛けています。

③正しい食具の使用

指先の発達を促す遊びを通して、スプーンや箸の持ち方を学んでいます。食具の持ち方が安定することで、丁寧に集めて食べることができ、食べ残しが無くなっていきます。

・9月献立について

9月は、残暑もあるため秋の食材を使用しつつ、さっぱりとした献立や喉ごしの良いおやつを取り入れたりしています。
また、食欲がわくような味付けや、見た目も美味しそうな献立となるようにしています。

・十五夜

園では、十五夜によく食べられる里芋の旨煮や、さつま芋を使用したお月見団子を提供します。収穫祭を通して食物に感謝する気持ちを伝えていきます。主菜は子ども達に人気のある月見つくねを提供する予定です。