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園だより
園だより
朝晩の涼しい風に秋の訪れを感じる頃となりました。今年は例年のような厳しい残暑も和らぎ、お散歩やお出かけの道中でも心地よい秋の気配が漂っております。
さて、今年7月下旬に作家の東野圭吾さんの訃報が報じられました。私自身、本を読む楽しさを知るきっかけとなった作家であったため、大きな驚きと寂しさを感じております。SNS等でもその死を悼むとともに、作品内の様々な名言が紹介されていました。その中で、一人の保育者・教育者として特に心に残った一節があります。
「最初の教えを間違えると、子供にとんでもない将来をつくる」
小説の中では、かつて生徒のトラブルを隠蔽した教師に対し、主人公の刑事(加賀恭一郎)がその言葉を投げかけます。その場は凌げても、「問題からは逃げればよい・隠せばよい」という誤った手本を示された生徒は、成長した後に再び同じ困難に直面した際、同様に隠蔽へと走ってしまうという物語の一幕です。
当法人の紹介動画でもお伝えしている通り、私たち保育者は現場で子どもたちの数多くの「はじめて」に出会います。だからこそ、私たち大人が常に子どもたちの見本となっていることを、深く認識しなければならないと感じます。
子どもが喜んだ時、怒った時、悲しんでいる時、あるいは仲間と楽しんでいる時や互いの意見がぶつかり合った時——。私たちがどのようにその感情に寄り添い、共感し、行動を示すかが、子どもたちにとっての基準(手本)となります。
物語で描かれたのは大きな事件での判断でしたが、実際の保育現場で重要なのは、日々の何気ない一幕の積み重ねです。その一つひとつの接し方が、その後の子どもの成長の土台を築いていきます。大人もまた、時には悩み、間違えることがあります。それでも子どもたちから目を背けず、寄り添いながら「共に困難を乗り越える力」を育んでいきたいと考えております。乗り越え方に唯一の正解はありませんが、一人ひとりの気持ちに丁寧に耳を傾け、豊かな歩みを支えてまいります。
今月も、子どもたちの日々の変化と成長を温かく見守っていきましょう。
どうぞよろしくお願いいたします。
※文章中の引用:東野圭吾『麒麟の翼』(講談社)より
| 日付 | 内容 | クラス |
| 1日 | 引き取り訓練 | 全クラス |
| 8日 | ヒーローバス@駒沢オリンピック公園 | 3,4,5歳児クラスAチーム |
| 8日 | キミトミライトひろば | 地域家庭 |
| 10日 | 避難訓練 | 全クラス |
| 11日 | 身体測定 | 全クラス |
| 11日 | 健康教育 | 3,4,5歳児クラス |
| 11日 | ヒーローバス@駒沢オリンピック公園 | 3,4,5歳児クラス※詳細後日 |
| 12日 | 乳児親子交流会 | 1,2歳児クラス |
| 14日 | 異文化交流 | 3,4,5歳児クラス |
| 15日 | ヒーローバス@駒沢オリンピック公園 | 3,4,5歳児クラスBチーム |
| 16日 | 造形活動 | 5歳児クラス |
| 16日 | ヒーローバス@駒沢オリンピック | 3,4,5歳児クラスAチーム |
| 17日 | 誕生会 | 全クラス |
| 24日 | ヒーローバス@林試の森公園 | 3,4,5歳児クラスBチーム |
| 29日 | スポーツプロジェクト | 5歳児クラス |
| 30日 | 清拭・水遊び終了 | 全クラス |
〇乳児親子交流会について
お子様とたくさん触れ合い、遊んでいただきながら保護者様同士の懇談も楽しんでいただけたら幸いです。
【日 付】
【時 間】
【内 容】
→保護者様もお子様と一緒に遊んでいただきます。
→日頃から口ずさんでいる歌や踊っているダンス、親子体操などをします。
【持ち物】
【服 装】
動きやすい格好
ある日の絵の具遊び活動の一場面です。
子どもたちはスタンプや筆を使用しながら、色が広がる様子や色と色が混ざっていく様子に目を輝かせていました。そこでさらに色の広がりが楽しめるよう保育者も一緒に筆を持ち、丸や四角を描いてみました。
すると、自分なりに筆を動かして描く中で「おはな」や「ぴーぽー」と自分の描いたものを何かに見立てる姿が見られました。
その姿を見て大人からするとただの丸や線に見えるものも、そこでは素敵な花や自動車に見えるのだと驚きました。
子どもたちの見ている世界は私たち大人が見ているよりもイマジネーションであふれているのだなと改めて感じました。
だからこそ「これは〇〇色」と大人が決めるのでなく、一人ひとりが感じたことや見つけたものをそのまま大切にしていきたいですね。固定概念に縛られず、子どもたち自身が「やってみたい」「こんなふうにみえる」と楽しい発見を重ねられるような制作や戸外での遊びを、これからも一緒に楽しんでいきたいと思います。
「一口食べてみよう!」
昼食での出来事です。
先月からうさぎ組の子どもたちは食事の際に、保育者に励ましてもらいながら苦手な食材も一口食べるようになってきました。何をどのくらい食べるのかはそれぞれ差はありますが、好き嫌いがでてきたことも含めて成長しているようです。
一口食べた後に「もういっかい」と笑顔を向けたり、人差し指を立てたりするかわいらしい姿に、保育者はたくさん食べ過ぎにならないようにしてしまいます。
先月はじゃぶじゃぶ池にたくさんの水遊びをしました。徐々に場所に慣れてくると「せんせい、こっちにきてよ!」と誘ってくれたり、「こことみずがちがう!」と水の量や色の変化に気付いて教えてくれたりしていました。「先生に見てほしい」「一緒に感じてほしい」という思いを様々な言葉で伝えられるようになっています。「やって」や「やだ」という簡単な言葉で思いを伝えていたと思っていたら、いつのまにかいろいろな言葉で伝えられるようになってましすね。
また、大人では見過ごしてしまいそうな点に気付き、それを言葉にして伝えてくれる姿に子どもならではの豊かな視点を感じました。これからも子どもたちの「みつけた!」「つたえたい!」という気持ちを大切に、一緒に発見や喜びを共感していきたいと思います。
「とうもろこし」
食育で自分たちが皮を剥いたとうもろこしがおやつに出てくると、「うわー!」と大喜び。Aちゃんが「これAちゃんがやったの」と言っていたので「Aちゃんかもしれないし、Bくんかもしれないね」と返すと「じゃあCちゃんかもしれないね」と言いながら、嬉しそうに手に取って食べていました。
かわいい言葉のやり取りにおいしさも倍増でした。
今年度、私たちの園では「世界のとびら」をテーマにさまざまな国の文化や遊び、食べ物などに触れる活動を楽しんでいます。「この国はどこにあるのかな?」「どんな食べ物があるのかな?」「どんな遊びをするのかな?」と世界への興味や好奇心を少しずつ広げてる子どもたち。
活動の中では、国旗、音楽、絵本などを通して各国の文化に触れたり、その国ならではの遊びを楽しんだりしています。言い方は違うけどルールが似ていたり、国旗を見ながら、「これ、あかとしろだからにほんとにてるね!」「こっちはほしがいっぱいあるよ!」と、色が違うだけで同じだったり似ていたり様々な発見を友だち同士で気づき、伝え合う姿が見られます。また、給食や食育活動では、世界の料理を取り入れ、実際に味わう経験もしています。「おいしい!」「はじめてたべた!」という食の体験も、子どもたちにとって世界を身近に感じるきっかけの一つです。
世界には、私たちとは違う文化や暮らしがある一方で、笑ったり、遊んだり、おいしいものを食べたりする楽しさは同じです。一年を通してたくさんの「世界」と出会う中で、子どもたちの好奇心を育み、違いを楽しみ、互いを認め合う心につなげていきたいと思います。
「つぎはどこのくにかな?」と子どもたちのワクワクする気持ちと共に、これからも子どもたちと一緒に、楽しく世界を旅していきます!
【はなぐみ】
【ほしぐみ】
【つきぐみ】
「小さな夏の思い出」
ある日、公園でカマキリを見つけた子どもたち。「かってみたい!」という気持ちを受け止めみんなで飼育してみることになりました。名前もぴーちゃんに決まり、みんなで「なにたべるのかな?」「どんなおうちがいいのかな?」と調べたり、様子をじっくり観察したりと、すっかり人気者のぴーちゃん。
ところが、園で飼い始めてもなかなか餌を食べてくれません。「どうしてたべないのかな?」「おなかすいてないのかな?」と、子どもたちなりにぴーちゃんのことを考える姿が見られました。そこで、みんなで話し合い、ぴーちゃんが元気に過ごせるように、見つけた場所へ逃がしてあげることにしました。「げんきでね!」と声を掛けながらぴーちゃんを自然に返しました。
たった数日の出来事でしたが今回の経験を通して、ただ「生き物を飼う」だけではなく、生き物にもそれぞれの生活や命がある事、相手のことを考えてどうするかを選ぶ事を、子どもたちなりに感じることが出来たように思います。
そして、これからも身近な生き物との出会いを大切にし、「さわってみたい」「しりたい」という子どもたちの好奇心を、命を大切にする気持ちへと繋げていきたいと思います。
うさぎ組でピーマンの種取りを行いました。ボウルの中のピーマンを見せると興味を示して一斉に手を伸ばす子どもたち。丁寧に一粒づつ種を取る子もいれば、大胆にピーマンを扱う子もいて個性が現れていました。皆で種取りしたピーマンはおやつの夏野菜ピザとして提供しました。嬉しそうに口に運び食べの進みがとても良かったです。
9月の目標は「キレイに食べよう」です。暦の上では秋になりましたが、まだ暑さの残る時期です。園では子どもたちが無理なく完食の達成感を味わえるような献立の工夫をしています。
「梅和え」や「和風麻婆豆腐丼」などさっぱりとしてのどごしの良い献立や、
「卵雑炊」や「豆乳五目うどん」など日々の気温に合わせて温度調整しやすい献立、
そして「秋茄子のトマトパスタ」や「さつま芋マフィン」など秋野菜を子どもたちがより
食べやすいような献立として取り入れていきます。
関東大震災を教訓に9月1日が、防災の日に創設されました。園では、大規模地震を想定した引き取り訓練を行い、防災の日献立を提供します。防災の日献立は、地震が起きた時に備え、火や電気を使わなくても食べることのできる備蓄食を使用して提供します。
十五夜は秋の野菜が豊富に収穫できたことを神様に感謝する日です。その感謝を込めて、お団子やお餅、ススキや里芋などをお供えして、お月見をします。日本の四季、食文化を伝えられるよう、園ではお月見うどん、満月ゼリー、みたらし風さつま芋団子など満月に見立てた献立を提供していきます。
きのこには、食物繊維やビタミンD、ビタミンB群などの栄養素が含まれ、夏の暑さで疲れた体を癒して体調を整えるのにぴったりの秋の食材です。きのこを割いたり、ちぎったりすることで普段何気なく食べているきのこの不思議な形や香りをしっかりと観察するきっかけを作ることができるのではないでしょうか。
「高野豆腐のラスク」
※オーブンを予熱しておく。
ココアやきな粉、メープルシロップ等を加えても美味しくできます。
まだ暑い日が続いています。暦の上では秋ですね。夏の疲れが出やすい時期でもあり体調を崩しやすくなります。十分な睡眠で身体を休め、朝ごはんをしっかり食べて元気に過ごせるよう体調管理をしていきましょう。
地震や台風などの災害はいつ起こるかわかりません。各園において引き取り訓練をこの時期に行いますが、いざという時に慌てないためにも、ご家庭で防災用品や非常食の準備ができているか確認してみましょう。また、避難場所はどこか、家族と離れた時の連絡方法、待ち合わせ場所などをお子さんと一緒に話し合っておくと安心です。
9月9日の「救急の日」を含む1週間は「救急医療週間」です。子どもたちは好奇心いっぱいで、毎日の生活の中に思わぬ危険が潜んでいます。
子どもの目線で部屋の中を見渡してみると、思わぬ危険に気付くことがあります。大きな事故やけがを防ぐためにも、この機会におうちの安全について見直してみましょう。
子どもたちは遊びや活動の中で、けがをすることがあります。すり傷や切り傷は流水で汚れを洗い流し出血している場合は清潔なガーゼなどで圧迫して止血します。打撲ややけどは患部を冷やします。また、お子さんの急な発熱やけがで受診に迷ったときは、小児救急電話相談「#8000」、東京消防庁救急相談センター「#7119」を利用することができます。いざという時に慌てないよう、相談先や受診先を確認しておきましょう。