Letter
園だより
日中はまだ夏の暑さが続いていますが、賑やかだったセミの声もいつしか遠くなってきました。季節の移ろいを感じながら、子どもたちの夏の体験が次の成長につながっていくことを楽しみにしています。
先日、子どもたちと三田丘の上公園に行った際に「セミのこえがきこえないね」と気づく子がいました。引率していた先生と「でも遠くで聞こえない?」「前に来た時よりは聞こえないね」などと会話を弾ませていました。私はそのやり取りを聞いて、子どもの気づきとそこから広がる会話に感心しました。
私自身、セミの声を聞くと「夏が来たな」と感じるだけでなく、ある記事を思い出します。数年前にインターネットで話題になっていた小学生の研究です。
一般的に「セミは7年間土の中で過ごし、地上に出てからは7日程度しか生きられない」と広く知られています。しかし、その小学生は「もし本当に7日しか生きられないなら、8月中旬にはすでに死がいがたくさんあるはず。」と考えました。そして、鳴き始めの時期と死がいが多くみられる時期から「セミの寿命はもっと長いのではないか」と考え、30日程度と仮説を立てたのです。
彼は毎朝公園に出かけ、捕まえたセミに日付を書き込み、その後に見つけたセミの死がいと照らし合わせて記録をとりました。その結果、セミは平均20日から25日程度生きることがわかったそうです。この調査にはお父さんも協力し、毎日一緒に捕まえたり探したりして支えたといいます。私はこの記事を読んで、お父さんの献身もさることながら、常識を疑う発想力、仮説を立てる推理力、そして実際に行動に移した子どもの力に強く心を打たれました。
冒頭の子どもの言葉も、ただ「そうだね」と返していたら会話はそこで終わってしまったかもしれません。しかし今回の先生のように「どうしてだろうね」と問いかけたり、自分の感想を添えたりする気づかいがあることで、子どもの興味や関心はさらに広がっていきます。
先日、園内で「環境としての保育者」というテーマで研修を行いました。その中で、相手の立場に立って考える「気づかい」と「言葉かけ」の大切さを学びました。一言で「よい環境」といっても、物や情報があふれる現代では取捨選択が難しいものです。だからこそ、保護者の皆さまもご自身のあたたかい「気づかい」を基準に、子どもにとってのよい環境を一緒に考えていただければと思います。
| 日付け | 内容 | クラス |
| 2日 | ヒーローバス@駒沢オリンピック公園 | 3歳児クラス |
| 4日 | ヒーローバス@駒沢オリンピック公園 | 4,5歳児クラス |
| 8日 | 異文化交流 | 3,4,5歳児クラス |
| 9日 | ヒーローバス@駒沢オリンピック公園 | |
| 10日 | 避難訓練 | 全クラス |
| 11日 | キミトミライトひろば(離乳食講座) | 地域家庭 |
| 18日 | 誕生会 | 全クラス |
| 19日 | スポーツプロジェクト | 5歳児クラス |
| 25日 | 健康教育 | 3,4,5歳児クラス |
| 25日 | 身体測定 | 全クラス |
| 26日 | 乳児親子交流会 | 1,2歳児クラス |
| 30日 | 清拭・水遊び終了 | 全クラス |
「夏の遊びから学んだこと」
暑い夏が続いており、少しでも涼しい気持ちになりながら室内での遊びが楽しめるように、氷を使ったお絵描き遊びを活動に取り入れました。初めは大きな紙や氷、冷たい感触に驚いたようでなかなか遊びが広がらず、どうしてだろうと悩みました。そこで氷や紙を小さくし、床で大胆に遊べるように環境を見直すと、なんと自分から氷を手に取り、真剣な眼差しでぐるぐる、ちょんちょんと思い思いに描いてみたり、色が溶けて広がる様子を観察し、「きゃー!」とキラキラした笑顔を見せてくれたりと子どもたちがわくわくしているような表情や姿が見られました。心から楽しんでくれている事が表情から伝わり、とても嬉しい気持ちになりました。この活動を通して、子どもの発達や姿から環境を作っていくことの大切さを学び、保育の面白さを感じました。子どもたちの今の姿を大切にしながら発達に合わせた楽しい活動をたくさん取り入れていきたいです。
「最近のお手伝い」
少しずつですが、自分で靴下やエプロンをケースから取り出したり、玩具を元の場所に戻したりと身の回りの事に対して”やってみよう”とする気持ちの芽生えを感じます。保育者が「お手伝いしてくれる?」と声を掛けると積極的に取り組んでおり、成長に驚かされる毎日です。やりたい気持ちを大切に、子どもたちの気持ちを汲み取りながら、保護者の皆様と成長を楽しんで見守っていきたいです。
「なりきりあそびから感じたこと」
暑い日のじゃぶじゃぶ池での出来事です。
「がおー」と声が聞こえたのでその声の先を見てみると水の中でうつ伏せになりワニのモノマネをする子がいました。
「いっしょにやろう」と誘ってくれたので、新しい遊び方だなと感じつついざ自分も真似してみると全身に冷たい水が浸かる心地いい感覚や、普段大人からは見えない景色が面白く新しい発見でした。そんなことを考えているうちにいつのまにか5人ほどワニになりきっており、すっかりかわいい群れが出来上がりました。
公園からの帰り道では「わにおもしろかったね」や「またやりたいな」と話す様子があり、1人が発見した楽しい遊びが周りに広がる事でみんなの良い思い出として残る事が嬉しく感じました。
今月は友だちとの集団遊びを楽しむ事を目標としています。今回の思い出を大切に、子どもの楽しい気持ちに共感しながら遊びを発展させていきたいです。
「かわいい動き」
最近は「できるかな」や「ラーメン体操」等の歌に合わせて身体を動かす遊びがみんなのお気に入りです。音楽を流すととてもかわいい振り付けを見せてくれるのでぜひご家庭でも一緒に踊ってみてください。
「自画像に挑戦!」
先日、絵の具を使って自画像を描きました。筆を使って絵を描く事が好きな子どもたちですが、いざ自分の顔を描くとなると「どうかくの?」「こうかな?」と慎重に取り組む姿が見られました。
しかし鼻や眉毛を描く際には実際に触ってみたり、髪の毛を描く際には鏡を見に行ったりしたことで「ぼくはかみみじかいからまゆげみえてる!」など、子どもたちの中で気付きがたくさんあったようで、スラスラと描き出していました。実際に顔を見ることや触ることで子どもたちもイメージがしやすくなるのだと、私自身もとても勉強になる活動でした。
最近は、絵の具、はさみ、折り紙などできることが少しずつ増えて、「つくりたい」という気持ちが強くなっている様子が見られます。今月から暦の上では秋になるため”芸術の秋”にちなんで色々な描画や制作活動を取りいれていきます。
「夢のおはなし」
最近は、子どもたちの中で夢の話をすることがブームなようで、登園した際や昼食中に「ぼくゆめをみたんだよ」と話をしてくれる姿があります。
好きなキャラクターやお化けが登場したことをニコニコで話す子どもたち。本当に夢なのか現実なのかは分かりませんが、3才頃のこどもはかわいいなと思いました。
「色とりどりの発見が、心を育む」
廊下に飾ってある【虹色のさかな】は見ていただけたでしょうか。1人1人違った色味で見ていて明るい気持ちになる作品です。子どもたちは絵の具の色を混ぜて、鱗1つ1つを丁寧に塗る事に取り組みました。初めは、赤、青、黄、緑色の4色をパレットに出しました。そこから自分が作りたい色を保育者に尋ねたり、絵の具を混ぜてみたりと真剣な表情で色の実験に夢中になっていました。絵の具を混ぜる時のわくわく感と、色が変化するドキドキ感が子どもたちの興味・探求心に繋がったのだと思います。色塗りが完成すると、魚を友だちと見比べて褒め合ったり、大きな魚を両手で持ってテーブルの周りをスイスイと気持ちよく泳がせたりと親しみをもっている姿を見てこの制作をして良かったと心から思いました。今後も子どもたちの心に残る制作活動に取り組むと共に、気付きや発見に耳を傾け、学びに向かう力を一緒に育んでいきたいです。
「順調です!」
箸の使用を開始してから半月が経ちました。想像以上に子どもたちの持ち方が安定していること、食べる意欲に繋がっていることに驚いています。子どもたちはまた1つステップアップした事に喜びを感じている事が食事時間の雰囲気で伝わってきました。保護者の皆様にはヒヤリングやご自宅での取り組みにご協力頂き、感謝しています。今後も、座り方や皿を持つ等の食事のマナーも伝えながら楽しい食事時間にしていきたいです。
「必殺技はっけん!」
先日のスポーツプロジェクトでは陸上の先生に走り方を教えてもらいました。ケンケンで走ったり、スタートの姿勢を意識して構えたりと、普段とは少し違う動きを楽しんで取り組んでいました。練習を重ねるうちに「ちょっとはやくなった!」と嬉しそうに話す姿も見られ、最後に行ったリレーでは、熱い走りを見せ接戦を繰り広げていました。「勝ちたい」という思いを強くもち、バトンを渡されたらすぐに走りだしたり、応援の声を大きくしてみたりと自分なりに考えて挑戦する姿に胸が熱くなりました。
今月から運動会の練習が始まります。リレー遊びや器械体操等を取り入れながら、自信へとつなげていける活動を大切にしていきます。
「集中力アップ!ちょこっとゲーム」
最近は、ワンルーフゼミの前の集中タイムに導入した両手を広げて片足立ちのバランスゲームが大人気です。日常でも何秒キープできるかを友だちと見合っています。色々なポーズを日常でもワンルーフゼミの導入としても楽しみながら取り組んでいます。
うさぎ組では【かぼちゃの種取り】を行いました。スプーンや指を使って、上手に種を取ってくれた子どもたち。種を取ってU字型になったかぼちゃを口元にあて、「にこー」と笑う姿がとてもかわいらしかったです。
ひよこ組では【とうもろこしの皮むき】に行いました。「きょう、とうもろこしのかわむきでしょ?」と、食育活動を楽しみにしていた子も多く、皮をむく目は真剣そのもの。20本あったとうもろこしの皮をあっという間にむき終え、ひげまできれいに取ってくれました。
星組・月組では【ブルーベリーパフェ作り】を行いました。事前にパフェのぬり絵をしていたこともあり「フルーツいっぱいのパフェつくるよ!」と、子どもたちはわくわくが止まりません。同じ材料でも仕上がりはそれぞれ異なり、個性が光っていました。「もったいなくてたべられないよ」と言いながら大事そうに食べる姿から、自分で作ったパフェへの愛着が感じられ、とても素敵でした。
花組では、初めてのクッキングとして【ドレッシング作り】を行いました。漏斗を使って材料を注ぐ姿は真剣で、丁寧にドレッシングを作ってくれました。給食の時間には花組特製ドレッシングをかけて、もりもりと野菜を食べる姿が見られました。おかわりする子もいましたよ!やはり、自分で作ったものは特別なようです。
食育活動を通して、子どもたちは食べ物への関心を高めたり、自分でやってみる楽しさを感じています。ご家庭お時間があるときには一緒に食事の手伝いをしてみてください。食卓での会話に花が咲きますよ。
9月はきのこやさつまいも、梨といった秋の実りを使用した心も身体もほっこりできる献立となっています。秋の食材を使用したうさぎスイートポテトや梨のジャムサンド、お彼岸ではおはぎを取り入れ、日本の伝統的な文化に触れられる工夫をしています。
秋といえば「実りの秋」。美味しい食べ物がたくさん収穫される季節です。
まだまだ残暑厳しく、体調不良を起こしやすいですが、秋の味覚を存分に味わい、元気に乗り切りましょう。
また、栄養たっぷりの旬の食材を知って味わうことは食材への興味が増し、乳幼児期に重要な味覚形成にも役立ちます。
「きのこ割き」
きのこを割いたり、ちぎったりすることで普段何気なく食べているきのこの不思議な形や香りをしっかりと観察することができます。
実際に自分の手で触れ、香りを感じる体験が食への興味をもつきっかけになります。
<材料> 6個分
3. 耐熱ボウルにさつま芋を入れ、600wのレンジで5分程度柔らかくなるまで加熱し、
大きな塊がなくなるまで潰す。
4. 3にバター、砂糖、牛乳を入れてよく混ぜ合わせる。
5. 6等分に丸めて表面に卵黄を塗り、2で作った耳を乗せ、黒ゴマで目をつける。
6. 200度に予熱したオーブンで、5∼7分焼き色が付くまで焼いて完成。
季節の変わり目は疲れが出やすく、体調を崩しがちです。 元気に活動できるよう、今一度、子どもたちの健康を見直しましょう。
非常用品は備えていますか?もしものとき、すぐに取り出せるよう、決まった場所に用意しておきましょう。また定期的に中身をチェックし、過不足や破損、不備がないか、使用期限が切れていないかなど確認しましょう。常備薬や衛生用品もすぐに持ち出せるよう、準備しておくと安心です。また避難場所の確認、家族と離れた時の連絡方法、待ち合わせ場所、連絡先を確認しておきましょう。
厚生労働省が救急の日に合わせて国民に救急医療や救急業務についての理解と認識を深めてもらうことを目的に、9月7日から9月13日を「救急医療週間」と定めています。小さな子どもはまだ何が危険か予測することが難しく、好奇心が旺盛なため予期せぬ怪我に繋がる事があります。
※薬、洗剤、ライター、炊飯器、刃物、針、ボタン電池、カプセルトイの景品等は、誤って飲み込ん だり触ったりすると危険です。また、トイレットペーパーの芯(直径39mm)を通る大きさのものは、 子どもの口に入ってしまうため、誤嚥・窒息予防のためにも手の届かないところに置くようにしましょう。
※子ども家庭庁「子どもの事故から守る!事故防止ハンドブック」も参照してください。
子どもたちの動きが活発になり、怪我が多くなる時期です。すり傷は流水で汚れを落として絆創膏を貼る、鼻血が出たら小鼻を押さえる、やけどは流水で冷やすなど、簡単な処置方法を覚えておくと便利です。
この機会に、子どもたちと一緒に処置方法の確認や、おうちにある救急セットも見直ししてみてください。