社会福祉法人 東京児童協会

Letter

便

2022.11.04

令和4年 11月花房山目黒駅前保育園333 園だより

 

11月お便り pdf

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運動会終了後、秋も深まってきました。子どもたちはドングリ拾い、黄色や赤い葉を探したりと自然の発見を楽しんでいます。秋の花、秋の葉、実など、図鑑で調べ、実際に見つけ触れるなど、心豊かに自然を満喫してほしいと願っています。

~小学校とのジョイント事業~
品川区立第三日野小学校と保育園の子どもたちが関わりを持ち、小学校との円滑な接続を図ることができるように、活動を行っています。今年度は、直接学校を訪問し、校内を歩き見学する学校探検や、1年生と一緒に授業体験をする時間を持つことができています。
夏の学校探検では、どんな教室があるか、音楽室やプール、授業の様子を見学しました。前回は1年生の教室で、七夕の制作を体験。先日は国語の授業で漢字の成り立ちについて、1年生と学ぶ体験でした。山、水、上、下など、絵から漢字になることを学んだ子どもたちです。漢字になる前の絵の塗り絵をしたり、絵と漢字を線でつなげたりと、隣に座る1年生の教えてもらいながら、プリントを完成しました。
「1年生がやさしく教えてくれた」、「1年生になったら、あんなふうになりたい」など、感想を聞きました。次は音楽の時間の体験の予定を組んでいます。小学校とのかかわりから、就学への期待感を育むことができ、うれしく思います。園でも、丁寧な挨拶、正しいいすの座り方、話を聞くことの大切さなど伝え続けていきたいと思います。集中したらあとは、「思いっきり遊ぶ」などで過ごしていきたいと思います。

~日々の安全管理~
333では、0歳児クラスから幼児クラスまで、散歩をする機会が多いです。出発前、現地到着、帰園時、到着時と点呼をし、子どもたちの確認をしています。歩く道の安全確認、職員の周知を行い、安心安全で戸外活動ができるよう、心がけています。また室内の安全点検、玩具や、備品等について、安全が確保されているか、日常の点検を行っています。保護者の皆様には、欠席、遅刻などのご連絡を引き続きお願いし、全園児の登園及び欠席の確認ができるよう、ご協力をお願いいたします。

~保護者の皆様の入室について~
2年ぶりに、保護者の皆様の御入室を開始いたしました。「このような玩具で遊んでいるのか…」「楽しい雰囲気」などと感想をいただいております。保護者の皆様が、実際に子どもたちの様子、環境などをご覧いただき、子どもも大人も支え合う理念につなげられるよう、今後もどうそよろしくお願いいたします。

~大きなおうち」の教育について その3  「造形」~
今回は杉アートについてです。毎月、白梅大学教授 杉山先生に来園いただき、年長児アートを楽しむひとときとなっています。333にも、少しずつアート作品が増えてきました。目黒通り沿いの窓には、地球や大きなおうちをイメージした卒園製作、エントランスには、昨年度の卒園製作カラーをイメージした作品が飾られています。333運動会の入場門、先週は、ハロウィーン衣装など今年の年長児も積極的に取り組んでいます。自分のはさみやクレヨンを用意する、先生にしっかり挨拶をする、クイズや3つの工程をわかりやすい説明を聞く。そのうえで、ローラーペイント、ステンシル、切るなどに進み、自分の描きたい絵を描くためのイメージづくりの塗り絵を楽しみ、絵を描き、デコレーションのシール思う存分貼っています、ごみはどうするのか、後片付けも自分でしっかりとできるようにしています。自ら考える、絵画、制作への興味関心、ルールを守るなどの育みになっています。3,4歳児も完成した 作品にシールを貼るなど、協同にもつながっています。

~お願い  与薬について ~
基本的に与薬はいたしませんが、医師の診断でどうしても、日中の時間に必要な際、医師、保護者が記載する指示書をもとに、ご相談をしながら、お受けすることがあります。指示書は、嘱託医でなくとも、かかりつけ医で構いません。ご不明な点は、職員までお声がけください。インフルエンザが流行する季節に入ります。健康に留意し過ごしてまいりましょう。

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戸外活動では、どんぐり公園やミニパーク、特養の芝生など、色々なところへ行きました。木の実を見つけたり、落ち葉の上を歩いたり触れたりして、季節を感じながら探索を楽しんでいます。広い芝生に降りると嬉しそうにシャボン玉の中を走り抜けて行ったり、「よーいどん」の掛け声で、遠くにいる保育者のところ目掛けて走ったり歩いたりして、身体を動かしながら楽しんでいます。まだ歩行をしない子も、バギーから芝生の上に降りてみました。初めは緊張した様子で座っていましたが、慣れてくるとハイハイで興味のあるところまで探索を楽しんでいます
また、友だちと同じ空間で同じ遊びを楽しむようになっています。一人遊びをしている子を見て、楽しそう!というように同じ空間に自然と集まり、遊びを真似する姿があります。その中で、どうぞと玩具を渡したり、受け取ったりと、関わりも増えています。自己主張も増えており、玩具の取り合いになることもありますが、保育者に気持ちを受け止めてもらいながら、思いやりや我慢の気持ちが芽生え、人との関わりを楽しんでいます。
今月も、戸外で秋の自然に触れ、身体を動かして遊びながら、友だちとの関わりをたくさん楽しめるよう、見守っていきたいと思います。
<今月の目標>
◇感染症や気温の変化による体調の変化に注意し、健康で快適に過ごせるようにする。
❖戸外活動で秋の自然に触れ、保育者や友だちとの関わりを楽しみながら、一緒に身体を動かして遊ぶ。

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10月は自然物に触れたり、心地良い風に触れて散歩を楽しんだりと、様々な秋に触れる中で、食を通して季節を感じられたらと、秋の野菜を使った野菜スタンプを活動に取り入れました。食べたことがある野菜でも、調理の見た目や切り方や色が違うと、初めて見たかのように「これなあに?」と興味津々で手に取ってじっくり見ています。臭いをかいでみて「あまい~」「ちょっとくさい」と感想を口にしながら、絵の具を付けてスタンプを楽しんでいました。その日給食にその野菜が出てくると、食材一つひとつ手に取って「これにんじん?」「おいもあった」と嬉しそうに保育者に見せたり、野菜が苦手な子どもたちも、「これ、えのぐでつかったね」「あかいのパプリカ!」と、小さく切った野菜を口に運ぶ姿も見られるようになりました。今後も季節の野菜を身近に感じて、様々な食材に興味を持ち、好きな食べ物がたくさん見つかるといいなと思います。生活面では、出来るようになったことが増えて身の回りの事を「自分で!」とやってみようとする姿も増えてきました。まだまだ難しい場面もたくさんありますが、傍で見守ったりさりげなく援助して、最後まで自分でできたという達成感を味わえるようにしていきたいです。
<今月の目標>
◇気温差に留意し、健康で快適に過ごせるようにする。
❖身の回りのことを保育者に手伝ってもらいながら、できる喜びを味わう。

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10月1日に運動会が無事終わり、子どもたちの中で大きな自信がついた1か月。まだまだ運動会の余韻が残り「うんどうかいまたやりたい」「うんどうかいたのしかったね?」と嬉しい声が聞こえてきます。どんぐり公園や希望ヶ丘公園に行くと、子どもたちが保育者になりきり、『いちについて、よーいどん』と声をかけると周りの子が走り出し、運動会ごっこを率先して楽しむ姿が見られます。固定遊具や巧技台遊びを繰り返し行う事で体幹がつき走る事はもちろん、飛ぶ・またぐ・渡る・ぶら下がる等、自分の身体を上手くコントロールしながら動かせるようになってきました。
先日はどんぐりの『お家』を見つけ、そのお家をめくってみると中から小さなどんぐりが出てきて驚き、どんぐりが落ちていた木の下に立って上を見上げると、お家がいくつもありました。どんぐりがどこで実り、どのようにして地面に落ちているのか観察し、よりどんぐりについて深く知る事ができています。秋の自然に触れたり図鑑を見て調べながら、発見する喜びを楽しみました。
体力もどんどん付いてきて、三田公園等の遠い公園にも行くことができるようになってきました。今月も様々な公園に足を運び、季節ならではの自然に親しんでいきたいと
思います。
<今月の目標>
◇寒暖差に留意し、健康で快適な生活を送れるようにする。
❖戸外や散歩を通して身近な自然に親しむ

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ぐっと気温が下がり、子どもたちも「寒いからジャンパー着てお散歩に行こう」「今日はあったかいから大丈夫」と気温の変化に気が付き自ら身支度を行っています。子どもたち同士の関わりの中では、少しずつ「こうされたのが嫌だったよ」「もう叩いたりしないでね」など「〇〇が嫌だったから、こうしてほしい」と話す姿が増えてきました。自分の願望、達成したい事だけでなく、相手にも気持ちがある事に関わりの中で少しずつ触れる機会が増えています。相手の気持ちを知り、尊重する事は大人でも難しい事です。子ども達にも、さまざまな経験の中で人と関わり、「こう思う友だちもいる」と色々な経験をしていければと思います。10月は秋空ランチや秋の実り献立、ハロウィンなど様々な行事があり、子どもたちも「あ、スープにカボチャが入ってる!」「このお魚、おいしいな」と食材に興味を持っている姿がありました。子どもたちの食事の際には、保育者が近くで見守りながら姿勢や食べ方など声をかけていますが、幼児室の椅子の高さや食具にも少しずつ慣れ、足を組んで座っている事や友だちとの会話に夢中になって食事がなかなか進まない姿も見られます。改めて、食事の際のマナーやきまりを丁寧に伝えていき、知って身に着けていけるようにしたいと思います。
<今月の目標>
◇自分の身の回りの環境に関心を持って生活していけるようにする。
❖様々な経験を通して色々な気持ちを味わう。
❖食具を正しく使い、食事のマナーを身に付ける。

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葉も少しずつ色付き、子ども達も季節の変化を感じています。先月は少しでも苦手な食材を口にすることが出来るように、秋の美味しい食材を紹介したり、鉄棒など力を使う運動遊びの後に「苦手な食べ物を食べるとパワーが付くよ」と話をしました。すると、頑張って食べるようになり、「先生食べれた!」「頑張ったよ!」と笑顔で話す姿が見られました。しかしまだ、食事中に姿勢が崩れてしまったり、集中力が切れ、食事が進まなくなってしまう姿も見られるので、引きつづき、食事のマナーを子ども達に伝え、食事を楽しく、味わいながら進められるように声をかけていきたいと思います。また、友だちとの絆も深まり、「○○君一緒に遊ぼう!」「一緒に絵本見よう!」と自分から遊びに誘う姿も増えてきました。しかし、友だちと一緒にいることが多い分、気持ちがぶつかり合ったり、自分の気持ちが伝えられずに葛藤する姿も多く見られたので、様々な活動の中で自分の意見や考えを出し合い、自己表現できる場を設けることにしました。自分の経験したこと、伝えたいことをみんなに聞いてもらう事で、嬉しくなり、他の友だちや保育者の話しにも少しずつ興味を持って聞くようになりました。今後も様々な葛藤があるかと思いますが、子ども同士でも「大丈夫?」「こうしたかったの?」と友だちの気持ちに寄り添う姿も見られるので、改めて、友だちとの関わりを持ちながら日々の生活や遊びの中で安心して自分の気持ちが表現できるように見守っていきたいと思います。
<今月の目標>
◇自分の不安や葛藤の気持ちを安心して表現し、安心感を持って過ごせるようにする。
❖友だちとの共通のイメージを持って遊び、友だちとの繋がりを深める。

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運動会を終えて、また1つ成長した先月は様々なことに意欲的に取り組む姿勢が見られるようになってきました。「先生、ハロウィーンパーティーでお化け屋敷をしたいな」と子どもたちからのリクエストで、お化け屋敷計画が決まり、はな組、ほし組に楽しんでもらおうと経路を考えたり、クイズを考えたりと積極的にアイデアを出していました。準備を始めると「スズランテープを使ったら隠れられるんじゃない?」と意見した子に周りも「いいね、そうしようよ!」と同意し、同じ気持ちで活動に取り組むことができていました。また活動に集中できていない子がいると「〇〇くんもできると思うよ、一緒にやろうよ」と優しく声をかけ誘ってあげる思いやりの気持ちも見られました。表現活動では、様々な音楽を流し曲に合わせた感情表現をしました。うれしい、悲しい、怒り、しあわせなど様々な感情を全身で表現しています。最初は照れていた子も次第に開放的になっていました。数名のグループを決めて、創作ダンスも行っています。それぞれのイメージを共有しながら、踊りを考えていくことは難しい面もありましたが、組体操なども取り入れながら楽しいダンスを完成させていました。大きくなった会に向けて、今後も様々な表現活動を行っていきたいと思います。
<今月の目標>
◇季節の変化に留意し、健康で快適に過ごす。
❖様々な遊具や用具を使い、運動遊びを通して体を動かすことを楽しむ。
❖身近な自然と触れあう中で、様々なものに興味を持ち学びへ繋げていく。

💉ほけんだより💉
<今月の保健目標>
・寒さに負けない身体をつくり風邪を予防する
直近1、2シーズンは、マスク着用や手指衛生の徹底により、インフルエンザの感染が大きく抑えられていました。しかし、この影響もあり、今年はインフルエンザの大流行が懸念されています。
重症化を防ぐためにも、ワクチン接種をお願いいたします。13歳未満の子どもは、ワクチンを一回接種するよりも、二回接種する方が、抗体価の上昇が高くなります。このため、間隔をあけて二回接種を受けることが重要です。
冬の感染症について
感染性胃腸炎とは?インフルエンザとは?ノロウイルスやロタウイルスなどに感染し、症状⇒高熱、倦怠感、食欲不振、関節痛、筋肉痛等発症します。
症状⇒激しい腹痛、嘔吐、水様便、高熱(38℃)まれに、合併症が起こることもあります。
などが見られ、1~3日程度で治癒しますが、便中へのウイルス排出は3週間程度続くことも。インフルエンザに罹患した際は、出席停止となります。
感染性胃腸炎に罹患し、登園再開する際は、登園届が必要となりますので、忘れずにお持ちください。登園再開の際には、医師が記入した意見書が必要となりますので忘れずにお持ちください。
丁寧な手洗いについて、今月も、幼児クラスを中心に健康教育や、日々の関わりの中で伝え、定着を図っていきます。ご家庭でも、引き続き、手洗い、うがいをお願いします。

🍚食育🍚

11月に入り秋も深まってきました。食欲の秋、スポーツの秋と園では体を動かす機会も多くなり、子どもたちの活動量や食事量も増えてきます。また、収穫の秋でもあり1年で一番食べ物が豊富に収穫出来る季節となりました。園で収穫したさつま芋や稲刈りしたお米、手作りした味噌を使用した献立を盛り込んでいます。今月のテーマ野菜は蓮根です。煮物以外にもサラダやおやつに取り入れています。テーマ野菜の献立の日では、蓮根のシャキシャキした食感と、もちっとした食感が味わえる献立を取り入れています。冬に備え、バランスよく食べて寒さに負けない体を作れるようにしましょう。
~子どもの成長に合わせた食具を使いましょう~
・0歳(手掴み食べ)
食具を使う前の手掴み食べは今後スプーンや箸の持ち方、食事の意欲に大いに関わってきます。手掴み食べは食べこぼしも多く時間もかかりますが、自分で食べようとする気持ちを大切にしてあげましょう。
・1~2歳児クラス
子どもの成長に合わせて持ちやすい物使いやすい物を選択するのも大切です。園では、子ども達が持ちやすいよう柄の太く食材がすくいやすいよう食器の縁がしっかりと立ち上がっている食器を使用しています。
・箸の正しい持ち方について
①1本の箸を鉛筆持ちする
親指、人差し指、中指で箸を1本持ち、中指を曲げ伸ばして、先端を上下に動かします。
②もう1本の箸を差し入れる
親指の根元から差し入れ、薬指で支え固定します。
③上の1本を動かす
下の箸を固定し、上の箸を人差し指・中指の操作で動かして物をつまむようにします。子ども達が「使いたい」・「やってみたい」という気持ちを大切にしつつ、ご家庭でも無理なく進めましょう。まずは、スプーンやフォークの三点持ちが安定するようになってから、取り入れることをお勧めします。