ちゃんこ鍋から学ぶ力士の強さ──葛西大きなおうち保育園の探究×製作×食育の保育実践【2024年度まとめ】
すくわくプロジェクトについて
すくわくとは?
すくわくプロジェクト→園での子どもの探究活動に補助を出すプロジェクト
探究活動とは?
探究活動は、子どもたちの興味や関心を引き出し、主体的に取り組む活動です。テーマとして「光」「音」「植物」などを選び、それぞれの保育園や幼稚園が持つ環境や特長を活かして行います。大切なのは、子どもたちが夢中になって遊び、発見する「過程」を楽しむことです。
結果や目的(「これができるようになった」という成果)よりも、子どもたちが「どうしてそうなるのかな?」「もっと試してみたい!」と考え、行動するプロセスが重視されます。そのため、活動内容はあらかじめ決まっておらず、子どもたち自身の興味や関心をもとに、自由に進められていきます。
相撲を起点に食や文化への理解も広がる
「どうしてお相撲さんは強いの?」「なにを食べたらあんなに大きくなれるの?」──そんな素朴な疑問が、食・運動・表現へと広がる深い学びにつながっていきました。
葛西大きなおうち保育園では、相撲ごっこを楽しむ中で芽生えた「強くなりたい」という子どもたちの声をきっかけに、力士の体格や食事への関心が高まり、ちゃんこ鍋づくりを通じた探究活動が展開されました
実寸大の力士パネルと自分の身体を比べ、「なんでこんなに大きいの?」と不思議に思った子どもたちは、家庭や調理の先生にインタビューを行い、ちゃんこ鍋の具材や味付けを調べ始めました。「相撲部屋によってスープの味が違う」という発見から、スープごとに4チームに分かれて創作を進める工夫も生まれました
製作活動では、廃材や素材を使って自分たちのちゃんこ鍋を再現。「お肉いっぱい入れよう」「野菜もバランスよく!」という声が飛び交い、食育活動で培った知識と、力士への憧れが自然と結びついていきました。完成した鍋はクラスで展示され、保護者にも思いが伝わる形となりました
活動を通して、子どもたちは探究力・表現力・協働性・身体づくりに対する意識を深めることができ、相撲を起点に食や文化への理解も広がる貴重な時間となりました。

