“どうして強いの?”から始まる探究の連鎖──神田淡路町保育園の子ども主導トレーニング実践記録【2024年度まとめ】
すくわくプロジェクトについて
すくわくとは?
すくわくプロジェクト→園での子どもの探究活動に補助を出すプロジェクト
探究活動とは?
探究活動は、子どもたちの興味や関心を引き出し、主体的に取り組む活動です。テーマとして「光」「音」「植物」などを選び、それぞれの保育園や幼稚園が持つ環境や特長を活かして行います。大切なのは、子どもたちが夢中になって遊び、発見する「過程」を楽しむことです。
結果や目的(「これができるようになった」という成果)よりも、子どもたちが「どうしてそうなるのかな?」「もっと試してみたい!」と考え、行動するプロセスが重視されます。そのため、活動内容はあらかじめ決まっておらず、子どもたち自身の興味や関心をもとに、自由に進められていきます。
「体が小さいのに、なんで勝てるの?」
「体が小さいのに、なんで勝てるの?」──その素朴な問いが、子どもたち自身による“強さ”の探究活動の始まりでした。
神田淡路町保育園では、相撲というテーマを通して、子どもたちが自ら疑問を持ち、調べ、考え、実践するプロジェクト型保育を展開しました。
立浪部屋の朝稽古見学やテレビ中継、YouTubeや雑誌などから力士のトレーニング方法を学び、「自分たちも強くなりたい!」という意欲が自然と広がります。グループで話し合いながら、柔軟・体幹トレーニングや押し込み稽古などを日々の遊びや活動に取り入れ、大人相手の取り組みにも本気で挑戦する姿が見られました。
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「なぜこの動きが必要なの?」「どうすれば強くなるの?」と問いを深め、トレーニング内容を壁に掲示して仲間と確認し合うなど、活動は知的好奇心と自己効力感を刺激しながら進展。保育者はあくまでサポーターとして環境と素材を提供し、子どもたちの“やってみたい”を原動力にした実践が育まれました。
本記事では、子どもたちが自ら“強さ”を探究し、実際の行動へとつなげていった1年の記録を、写真とともにご紹介します。

