Letter
園便り
2024.06.12
亀戸こころ保育園 令和6年度6月園だより
旧中川沿いの紫陽花が緑色から紫やピンクなど色づき始めています。また、雨上がりにはナメクジが園庭側の窓を上っていく様子を観察している姿も見られています。梅雨の季節に出会うことが出来る生き物、植物がこれからたくさん季節の移り変わりを、教えてくれます。
じめじめした梅雨が近づく中で、水分補給、着替えをし体調管理もしていきたいと思います。雨の日には、大好きな戸外遊びが少し減りますが、雨の音を聞いてみたり、雨の中を歩いてみたり…と子どもたちといつもと違った梅雨ならではの季節を知る遊びをたくさん取り入れて、発見や喜びを学びにつなげていきたいと思います。
幼児クラスでは、レインコートを着て雨の日散歩に出かけていきたいと思います。雨具の扱い方なども含めて安全に楽しく活動をしていきたいと思います。
梅雨の季節は、湿度・温度ともに高くなり、また天気が変わりやすいこの時期は体調を最も崩しやすくなります。大人も子どもも梅雨に負けないよう、規則正しい生活と感染予防に努めて過ごしていきましょう。
~交通安全指導~
令和6年5月20日(月)に、城東警察署の方より安全指導の実施をしました。
3.4.5歳児対象に、DVDを見ながら、外で遊んでいる時の注意点や気を付けていくこと、横断歩道の渡り方を教えてもらいました。
園内に横断歩道を設置し、下記順番に沿って体験をしています。
ご家庭でも戸外遊びやお出かけの際、ルールを守り気を付けて
横断歩道を渡るようにしましょう。
【横断歩道の渡り方】
①横断歩道の前で止まる(車や自転車が飛び出してくる可能性がある)
②手を挙げる (これから渡ることを周知に伝える)
③右左、後ろ確認 (自転車や人、車が来ていないか確認)
④渡る
※信号が青になっていることを確認してから渡りましょう。
~保育の風景・今年度のテーマ『力』~
自分の思いを伝える力『生きる力』
新年度が始まり、2ヶ月が経ちました。
はじめて保育園で生活をする友だちは、親と離れると泣いてしまう姿が多く見られましたが、少しずつ気になる玩具に手を伸ばしてみたり、遊びたい場所に歩いて行ってみたりと保育園の環境、先生、友だちに慣れていきました。
自分の思いを「泣いて伝える」「言葉で伝える」「行動してみる」など子ども自身が、考えて色々な表現で思いを伝える事は、生きる力の第一歩だと思います。対話が難しい月齢でも、その場の雰囲気を感じる事ができます。
また、伝える方法は、成長と共に変化してくると思います。日に日に成長していく姿を一緒に見守っていきたいと思います。
~5月はこんなことがあったよ~
環境や職員にも慣れてきて、仕草や喃語で気持ちを表現することが増えています。寝心地が良くないな おいしい! もっとちょうだい等、力強く訴えるようになって逞しさも感じます。
個々の発達に応じて探索活動も盛んになり、歩行やハイハイ、寝返り等で移動する中、慎重さも備えつつも、クラスの友だち、年上の友だちからの刺激を受けて手を伸ばしたり、真似をしてみようとしたりする場面も多くなっています。春の自然に触れるだけでなく、感触遊びもしています。見るもの触れるもの全てが初めてで始めは戸惑い気味でしたが慣れてくると自ら触れて触ってるよと、得意げな顔や笑顔を見せて知らせてくれています。
★今月の目標★ ★お楽しみ★
・身近な保育士等に気持ちや要求を受け止めてもらい、 ・様々な感触遊びを楽しもう!
信頼関係を築けるようにする。 ・散歩先や園庭など広々した場所で探索を楽しもう!
・食べる事への意欲を大切にし、楽しみながら食事が摂れる
ようにする。
・梅雨時期の衛生管理や感染症に気を付けて快適に過ごす。
園庭や散歩先では保育者や転がるボールを追って走ったり、シャボン玉に触れてみようと手を伸ばしたりと、身体 を伸び伸びと動かして好きな遊びを楽しむ姿があります。身の回りの自然や虫にも興味が出てきて「だんごむし!」 と言いながら落ち葉の下を探したり、葉っぱに穴を開けお面のようにして「おばけ!」となりきったりしています。
衣服等の着脱では保育者の援助を受けながらズボンを「ぎゅー」と自分で引き上げる姿も増えてきました。自分で行おうとする姿が見られた際には最後まで見守り、達成感や満足感に繋げていきたいと思います。
★今月の目標★ ★お楽しみ★
・身近な自然に興味を持つ。 ・雨の音を聞いてみよう!
・梅雨時期の衛生面に気を付け、快適に過ごせるようにする。 ・音楽に合わせてからだを動かして遊ぼう!
・思いを受け止めてもらい安心感を持って過ごす。
戸外活動の為の準備にも慣れてきて、「お外に行くよ」と伝えると、見通しを持って洋服を準備したり、帽子や 靴下の脱ぎ着をしたりを意欲的に行う姿が見られています。また、ズボンやTシャツの着脱も頑張っており、難しい 際には「てつだって!」と教えてくれています。
「むしさんいるかな?」「ダンゴムシさんいた!」と、戸外での虫探しブームが続いているひよこ組の子ども達。観察しながら「おおきいね」「あ、うごいたね」「ごはんたべているのかな?」等、生き物の不思議さを感じています。また、虫探しを通して「いっしょにみようか」と友達と関わり、発見や面白さを共有する姿が見られます。
★今月の目標★ ★お楽しみ★
・梅雨期を心地良く過ごす。 ・クレヨンでのお絵描きをたのしもう!
・梅雨期ならではの自然や生き物に興味を持つ。 ・リズムダンスを楽しもう!
・身の回りのことを保育士等に手伝ってもらいながら行おうとする。 ・紫陽花を見に行こう!
かけっこや玉入れなど友だちと一緒に身体を動かして遊ぶことを楽しんでいます。玉入れのダンスでは少しずつ振り を覚え始めると隣の友だちと笑い合いながら踊る姿が増え、音楽が流れると自然と身体を動かす姿が見られるように なってきました。
幼児クラスになり、生活の流れに慣れてくると少しずつ何を準備するのか、次に何をするのか保育者の言葉に耳を傾け自分の出来る範囲で取り組もうとする姿が増えています。これからも子どもたちの意欲を尊重し見守りながら様子に応じて手助けをしていけたらと思います。
★今月の目標★
・梅雨の自然に親しみながら散歩を楽しむ。
・清潔を保ち快適に過ごせるようにする。
・他児との関わりの中で、優しい言葉を使おうとする。
玉入れやリレーなど友だちと力を合わせ身体を動かすことを楽しんでいます。リレーでは初めはバトンを友だちに 繋ぐ事が難しく、落としてしまったり相手の手に渡すことが上手くいかない姿が見られましたが、繰り返し遊ぶうちに手を前に出すと相手が取りやすい事に気付き、相手のことを思いやる振る舞いについて考える機会にもなっています。保育者が話を始めると少しずつ話をしている人の方へ身体を向け、目を見て話を聞く姿が増えてきました。これからも話を聞く姿勢が身に付くよう働き掛けていきたいと思います。
★今月の目標★
・自分の身の回りのことを自分で考えて行おうとする。
・梅雨の自然に親しむ。
組体操やバルーンなど様々な運動遊びを楽しんでいます。その中で友だちと協力することの大切さを感じたよう で、普段の生活でも困っている友だちに手を差し伸べたり優しく声を掛けたりする姿が増えてきています。
自分たちで育てたい夏野菜を決め、ホームセンターまで苗を買いに行きました。丁寧に苗植えを行い、「おおきくなあれ」と水やりなどの世話をしたり、成長観察をしたりして野菜を収穫できる日を楽しみにしています。
★今月の目標★ ★幼児クラスのお楽しみ★
・梅雨の自然に親しむ。 ・運動会に楽しんで参加しよう!
・時計の読み方に興味を持つ。 ・雨の日散歩を楽しもう!
・身の回りの整理整頓をする。 ・時計や時間に親しみを持とう!
~6月4日~歯と口の健康習慣~
ものを食べるのに欠かせない「歯」。乳歯が虫歯で抜けてしまうと、食べることに支障が出る為、身体の体調にも影響します。小さいころから歯磨きの週間をつけて、歯を守りましょう。
また、歯医者さんは歯を守る強い味方です。歯がきちんと磨けているか、虫歯はないかなど、歯のトラブルを予防するために、お子さんと一緒に家族で定期的に歯科検診を受けるのもおすすめです。
【虫歯はこうできる!】
①糖分をもとにプラークができる
口の中の糖分をエサに、虫歯菌が繁殖し、ネバネバとしたプラーク(歯垢)をつくります。
プラーク1mgには、なんと虫歯菌が10億個以上もあります。
↓
②虫歯菌が酸を出す
プラークの中で虫歯菌が糖分を取り込み、酸性の物質を出します。
↓
③酸が歯を溶かす
虫歯の出やすい酸が、歯の表面を溶かし、やがて歯に穴が開いて虫歯になります。
表面だけが溶けた「初期虫歯」なら、歯みがきをしっかりすることで、本格的な虫歯に進むのを防げます。
【歯みがきで虫歯を防ぐ~歯みがきを好きになる3つのポイント~】
★ポイント①:『好きな歯ブラシを使わせる』
子どもが選んだ歯ブラシのほうが、楽しく、自分で進んで歯みがきできます。仕上げみがき用には、本人が使うものとは別に、サイズや年齢に合ったものを選びましょう。
★ポイント②:『やさしく見守る』
歯みがきタイムは、食後の忙しい時間帯なので、つい「早く!」「ちゃんとみがいて!」などと言いがち。でも、子どもは、楽しいほうが取り組みやすいもの。優しい気持ちで見守ってください。
★ポイント③:『仕上げみがきは痛くしない』
歯を強くみがいたり、粘膜や歯茎に歯ブラシがあたると、痛くて仕上げみがきをいやがるようになってしまいます。手の甲に歯ブラシを当ててこすったときに、毛先が広がらない程度の力加減を目安に、優しく丁寧にみがきましょう。
※当法人では、保育園内での事故防止の為、歯みがきはしておりません。代わりに、ブクブクうがいを実施しています。ご家庭で歯みがきの指導をお願いいたします。
~6月の献立について~
6月の目標は「よく噛んでたべよう」です。6月4日の虫歯予防DAYでは、カミカミランチを実施し、子どもたちに咀嚼の大切さを伝えていきます。また、気候が暑くなり食欲が落ちやすくなる時期ですが、こまめに水分補給をし、しっかり食事を取って、熱中症対策を行っていきましょう。園では、暑い時期でも食べやすい「トマトとささみの素麺」や「レモン牛乳プリン」を献立に取り入れています。
~季節のおすすめレシピ『レモン牛乳プリン』~
[材料(大人2人 子ども2人分)]
A : 牛乳(250ml) / グラニュー糖(大さじ2) / ゼラチン(4g)
B : 水(40ml) / ゼラチン(2g) / グラニュー糖(大さじ1) / レモン汁(大さじ1)
[作り方]
①鍋にA(ゼラチン以外)をいれ温めます。 ※沸騰しないように注意!
②煮詰まったらゼラチンをお湯(分量外)で溶かしいれ,容器にいれ冷やし固めます。
③別鍋にBをいれ中火でふつふつするまでかきまぜます。
④バットなどに流し入れ冷やし固めます。
⑤フォークなどでクラッシュし、固まった牛乳プリンの上にBをのせて完成です。
~6月の行事 『カミカミランチ』~
咀嚼の大切さを伝えていき、顎を強くするためによく噛む食事を多く取り入れています。
~家庭でできる食育のポイント『旬の野菜~そら豆の剥き方~』~
さやの筋部分にそって上から下に爪を入れ、左右に開き、そら豆を取り出します。生のまま剝く場合、そら豆の膨らんだ黒い筋の裏側に爪を立てて全体を剥き取ります。ゆでてから剥く場合、 そら豆の黒い筋の反対側に包丁で浅く切れ目を入れます。鍋にお湯を沸騰させ、酒と塩を入れます。そら豆を加え中火で約2分ゆでてザルに上げます。粗熱が取れたら、切り込みから優しく皮を剥きます。