神田川ほとりに花咲く保育園園だより（令和5年度7月号)

＜神田川ほとりに花咲く保育園　園だより＞

【園長より】
気温が高く、湿度も高い、梅雨らしい蒸し暑さが続く毎日。夏がすぐそこまで近づいているのを感じ、玄関先のひまわりや朝顔もすくすくと育っています。朝顔は葉っぱだけでなく蕾も膨らみ始め、もうすぐ顔を見せてくれそうです。
いよいよ、子どもたちが楽しみにしていた水遊び・プール遊びが始まります。先日、プール開きの集会では、水遊びを安全に楽しめるよう、子どもたちと一緒に約束事の確認をしました。保育者も園内での研修を通して安全管理意識を高め、夏の遊びの準備を行っています。これから益々、暑さも増し梅雨が明けると夏本番。暑さ対策や安全・体調管理に配慮しながら、夏ならではの遊びを楽しんでいきたいと思います。
みんなで育てている、「ミニトマト・きゅうり・きぬさや」も少しずつ実をつけ始めました。日々、観察や水やりを通して気づきを共有したり、観察画を描いたりしながら子どもたちは収穫し、食べる日を楽しみにしています。トマトは来月末頃に「トマトジャムできたらいいね」と話しています。自分たちで育てた野菜はどんな味がするのか、今から楽しみです。
6月24日(土)に行われた懇談会への参加ありがとうございました。保護者の皆様と顔を合わせて、子どもたちの姿や成長の様子を中心に交流・懇談できたことを嬉しく思います。　懇談会でもお知らせいたしました通り、今年度初めての試みとなる、小学校の体育館での運動会を開催予定です。子どもも大人も楽しめる交流の場にできたらと計画しておりますので、日程の調整などご協力よろしくお願いいたします。事前アンケートにもご協力いただき、ありがとうございました。今後の運営に活かしていきたいと思います。今後とも、園運営へのご理解ご協力の程お願い申し上げます。
園長　渡邉　理沙

【おしらせ】

＜行事について＞
・年間行事予定表にて11月ごろとお知らせしておりました、運動会は10月21日(土)に開催いたします。　今年度は金富小学校の体育館をお借りして全クラス対象の運動会を予定しております。

＜今後の予定＞
７月の予定
7日七夕
5日身体測定
10日体育指導（幼児）
13日健康診断（１、2歳児）
28日誕生会

８月の予定
１日健康診断（1歳児、幼児）
25日誕生会

【クラスだより】

＜１歳児　うさぎ組＞
季節の変わり目で気温が上がり蒸し暑い日が続いていますが、子どもたちは汗をかきながら室内や園庭で元気いっぱい遊ぶ姿が見られます。最近は日常の中で、自分で出来る事が少しずつ増えてきています。中でも　食事の前後には、エプロンケースの自分のマークが貼ってある所から自分のエプロンを選んで取ったり片付けをしたりする姿が見られます。また、園庭に出る際は靴のマジックテープを「びりびり」と言いながら剥がして靴に興味を持ったり、園庭から戻る際には保育者が手を添えながら自分で靴下の先を引っ張り、「ぽんっ」と言って脱ごうとしたり、徐々に身の回りへの興味が深まっている姿に成長を感じます。
今後も子どもたちの興味のある事に寄り添い、靴下やエプロンをケースに片付けてみようとする姿を認めていき、出来る事を増やしていきたいと思います。
今月から水遊びや氷遊び、泡遊びといった遊びを行っていきます。水や氷等の感触を楽しめる遊びを取り入れていき、夏ならではの遊びの楽しさを味わえるようにしたいと思っています。

７月のねらい
〇適切な水分補給や休息を取り、安全な環境の中で快適に過ごせるようにする。
〇排泄後や戸外遊び後等には、保育士等と一緒に手洗いを丁寧に行い、清潔に過ごせるようにする。
●保育士等や友達に、喃語や一語分、仕草等で自分の気持ちを表現しようとする。
●水の感触に触れ、水の面白さや冷たさを味わい、保育士等と季節の遊びを楽しむ。

＜２歳児　ひよこ組＞
ひよこ組での生活に慣れてきて、友達に「あそぼう」と言って遊びに誘ったり「〇〇ちゃんきてないね」と友達が登園していないことに気が付いたりする事が増えています。また、靴下入れや洋服棚のマークを指差しながら「○○くん(ちゃん)の！」と保育者に伝える姿が増えてきており、友達への関心が高まってきています。
七夕の制作では折り紙を千切ったり、糊付けをしたりして短冊作りに挑戦しました。好きな色の折り紙を選び、糊付けでは「ちょっとずつ付けようね」という保育者の話をよく聞いて、少しずつ糊を付けていました。徐々に指先の細かい作業が出来るようになり、成長が感じられます。是非、子どもたちが作った作品を見たり、子どもたちにどのように作ったのか話を聞いたりしながら一緒にお願い事を考えてみてください。
梅雨が明けると、更に暑くはなってきますが、夏の暑さに負けずに思う存分身体を動かしたり、水遊び等の夏ならではの遊びを楽しんだりして、たくさんの経験が出来るように日々の保育に努めていきたいと思います。

７月のねらい
○水遊び等の夏ならではの遊びを楽しみながら夏の季節を快適に過ごす。
〇衣服の着脱など身の回りの事を自分でやってみようとする。
●夏の時期の動植物や自然に触れたり観察したりして興味や関心を持つ。
●保育士等や友達と一緒に身体を動かすことを楽しむ。

＜３歳児　はな組＞
お集まりの際、季節の歌を元気良く歌う姿が見られています。特に「あめふりくまのこ」がお気に入りで歌詞見て風景を想像しながら1番と2番を覚える事が出来ていました。3番以降の歌詞にも興味を示す姿が見られ、「つぎはなにかな」と歌う事を楽しみにしている様子でした。
梅雨に入り雨が多い中、室内で身体を動かす活動を多く取り入れていました。ホールでは、玉入れを行い、籠に玉を入れる事に苦戦しながらも頑張って玉を投げる姿が見られて、勝つと「やったー」と喜びを友達と共有し達成感を味わい、負けても「つぎはかとうね」と挑戦しようとする意欲が沸いている姿が見られています。
また、晴れた日には、園庭での感触遊びを楽しんでいます。砂場では、湿った砂で泥団子を作ったり、穴を掘って川を作ったりして遊んでいて、泥団子や深く掘った川が出来上がると「ぼく（わたし）のどろだんご、こんなにおおきいよ」「みずながれた、かわになったね」等と友達同士で見せ合う姿が見られます。
これから水遊びが始まる為、水遊びならではの宝探しやワニさんレース等の遊びを取り入れて、友達と一緒に水に触れて遊ぶ事の楽しさを味わっていきたいと考えています。

７月のねらい
〇一人ひとりの健康状態把握に努め、熱中症などに気を付けるようにしていく。
〇思いを受け止め、安心した気持ちで過ごせるようにしていく。
●水遊びでの約束事を守り、水に触れる楽しさを味わう。
●自分の気持ちを言葉で伝え、関わって遊ぶ楽しさを味わう。

＜４歳児　ほし組＞
暑さも日々増していき、本格的な夏もすぐそこまで来ていますね。園庭に出ると「こおりおにやろう」と友達に声を掛け、汗をかきながら、たくさん身体を動かして集団で遊ぶ事が増えてきています。
室内遊びでは、言葉や文字に触れる事が増え、保育者に「ことばのカードやりたい」と、言葉に興味を持って、友達と一緒に遊ぶ姿が見られています。また、自由遊びの際に室内の環境が変わり、ひらがなマグネットやあいうえお表に興味を示す姿が見られました。ひらがなマグネットを使って遊んでいる際は、自分の名前に入っている文字を探し、並べて自分の名前を作ると、「せんせい、なまえできたよ」と言って保育者に見せて完成した事を喜ぶ姿が見られました。あいうえお表を見て遊んでいる際は、紙にひらがなやカタカナを書いていました。ひらがなの書き方が分からない時は「これどうやってかくの？」とあいうえお表を指差し、保育者に聞く姿もありました。今後も、遊びの中で言葉や文字に触れる機会を増やしていきたいと思います。
これからの季節は、熱中症等、子どもたちの体調にも気を付けながら、こまめな健康観察や水分補給を心掛けていき、安心して遊べる環境を作っていきたいと思います。

７月のねらい
○夏季の健康や安全に留意し、快適に過ごせるようにしていく。
○着替え等、身の回りの事を丁寧に行えるようにしていく。
●プール遊びや、泥遊び等の夏ならではの遊びを喜び、思い切り遊ぶ。
●友達とのやり取りを通して、自分の思いの伝え方を知り、相手の思いにも気付いていく。

＜５歳児　つき組＞
毎月楽しみにしている月刊絵本を手に取ると「こんかいはどんなはなしかな？」「どんなしーるがはいってるかな？」と楽しみにしながら絵本を開いています。その中でも、今月とても気に入ったページは雲の変化の話とクイズになっている話でした。雲の変化のページでは、雲の形や夕焼けによって明日の天気がどうなるかと言う話でした。読み進めていく中で空を見ながら「あしたは、ひこうきぐもがあるからあめかな？」と空の天気に興味を持っています。
また、クイズのページを読み進めていく中で『なぞなぞがたのしい』という事に気付き「せんせい、くいずだして」とリクエストする事が多くなりました。保育者が色んなクイズを出すと「えーとなんだろう？」と一生懸命考えながら様々なクイズに挑戦し、クイズに答えられた時には「やったー！」と喜んだり、間違えても、答えの意味を知ると「そういうことか」と答えに納得したりしています。
今後も子どもたちの興味が持てるように子どもの気付きに耳を傾けていき、更に関心が深められるようにしていきたいと思い
ます。

７月のねらい
〇梅雨から夏にかけて、健康、安全、清潔に留意し、快適に過ごせるようにしていく。
〇思いを受け止めてもらいながら、安心して生活出来るようにしていく。
●水遊びやプール遊びのルールを知り、守って遊ぶ。
●様々な素材を使って表現する楽しさを味わい、自由な発想から遊びを展開していく。

＜幼児クラスで育てていたカブトムシの幼虫が成虫になりました＞
去年度、姉妹園の『新宿三つの木保育園』からいただいた、カブトムシの幼虫が成虫になりました。以前から幼虫がいる土に霧吹きをして成虫になるのを楽しみにしていた子どもたちでしたが、成虫になっているのに気づくと「みんなみて！かぶとむしになってるよ」「つのがないからめすだね」と興味を示していました。カブトムシが何を食べるのかが気になっていた子どもたちは図鑑を見て「ぜりーをたべるんだって」「すいかはあげちゃだめだけどばななはたべてもいいんだって」と発見を楽しんでいました。また、「のぼることができるきがないとよわっちゃうんだって」「おちばにかくれてねるってかいてあるよ」と虫かごに入れる為の材料も調べていて生き物を大切にしようとする気持ちが更に高まっていました。今後もカブトムシを育てていく中で生き物に興味を持てるように遊びの中で餌を上げたり観察したりする時間を設けていきたいと思います。

【保健のページ】

今年の夏は気温が高くなる予報が発表されており、夏本番に向けて、こまめな水分補給の習慣や、徐々に暑さに身体を慣れさせる(暑熱順化)など対策を始めましょう。水分補給や体調管理に気をつけながら、涼しい時間帯は外遊びをして、暑さに負けない体づくりを心がけましょう。

＜暑熱順化について＞
体を暑さに慣れさせることが重要なため、実際に気温が上がり、熱中症の危険が高まる前に、
無理のない範囲で汗をかくことが大切です。日常生活の中で、運動や入浴をすることで、汗をかき、体を
暑さに慣れさせましょう。暑熱順化には個人差もありますが、数日から2週間程度かかります。暑くなる
前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始め、暑さに備えましょう。
《有効な対策》
屋外(例)　ウオーキング：意識して少し汗をかくような動きをしましょう。
室内(例)　入浴：シャワーのみで済ませず、湯船にお湯をはって入浴しましょう、入浴の前後に十分と適度な塩分を補給し、入浴して適度に汗をかくと良いでしょう。
＊せっかく一度暑熱順化ができても、終日暑さから遠ざかると暑熱順化の効果はなくなってしまいます。
暑熱順化ができているかをいつも意識し、まだ暑熱順化できていない時には、特に熱中症に注意しましょう。
《暑熱順化が出来ていない可能性が高いタイミング》
梅雨の晴れ間：梅雨で雨が降り、気温が下がると暑熱順化した体も、元に戻ってしまいます。
梅雨明け：梅雨明け後は、晴れて気温が高くなる日が続くことが多くあり、暑熱順化できていないことで熱中症が急増します。
お盆明け：帰省や移動などで疲れている場合にも注意が必要です。

＜熱中症＞
１、子どもが熱中症になりやすい要因
①発汗機能が未発達　②体格的の特徴（熱しやすく冷めやすい）③暑熱順化・季節馴化が遅い
2、子どもの熱中症を防ぐポイント
②顔色や汗のかき方を観察しましょう。
子どもを観察した時、顔が赤く、ひどい汗をかいている場合には、深部体温がかなり上昇していると推察できるので、涼しい環境下で十分な休息をしましょう。
③適切な飲水行動を学習させましょう。
喉の渇きに応じて適度な飲水ができる（自由飲水）能力を磨きましょう。
④日頃から暑さに慣れさせましょう。
日頃から適度な外遊びを奨励し、暑熱順化を促進させましょう。
⑤服装を選びましょう。
幼児は衣服の選択・着脱に関する十分な知識を身に付けていないため、保護者は熱放散を促進する適切な衣服を選択し、環境条件に応じて衣服の着脱を適切に行いましょう。

＜野外活動について＞
夏の野外活動は、暑さ指数（WBGT値）を基に行っていきます。
暑さ指数(WBGT値)が31℃以上または外気温が
35℃以上では室内活動に変更致します。
プール活動の中止基準は、水温と気温を足した50℃以下、65℃以上です。
【食育だより】

＜先月の食育の様子＞
4月に植えた胡瓜・ミニトマト・絹さやが大きくなってきました。
給食で食べれるのをみんなで楽しみにしています。

＜7月の献立について＞
7月の目標は「夏野菜を食べよう」です。夏野菜には、紫外線から身を守るために必要な抗酸化作用をもつ栄養素が豊富に含まれています。また、水分やカリウムを豊富に含むものが多く、体温を下げてくれる効果も期待されます。気温が高い時には食欲も減退してしまう為、暑い夏を乗り切れるように子どもたちが食べやすい味付けにするなど工夫しながら献立にも様々な夏野菜を取り入れていきます。

＜家庭でできる食育＞
とうもろこしは保育園の献立でも人気の食材です。
まるごとのとうもろこしを１本皮をむいて、調理し（蒸す、ゆでるなど）すぐに食べられるのは夏ならでは！
とうもろこしの皮むきを通して、皮やひげの感触を感じることができます。
スーパーや八百屋で手軽に手に入るのも嬉しいポイント。ご家庭でもぜひとうもろこしの皮むきをして、料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。

Letter

神田川ほとりに花咲く保育園 令和5年度7月 園だより

神田川ほとりに花咲く保育園　令和5年度7月　園だより