神田川ほとりに花咲く保育園園だより　令和4年度2月号HP

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記録的な寒波が訪れ、肌を刺すような厳しい寒さが続いていますね。園庭の水道にも氷ができている様子を見て、子ども達も冬ならではの発見を味わっていました。
1月後半にかけては、感染症の広がりによるご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんでした。家庭保育へのご協力や積極的な通院をしていただいたこと感謝申し上げます。
「ありがとうと感謝しますは魔法の言葉」実際にはもう少し違う言い方だったかもしれませんが、入職1年目で務めていた法人姉妹園の職員トイレに置いてあった、日替わりカレンダーに記されていた中で記憶に残っている一節です。
当園で昼の掃除として、幼児クラスのトイレ掃除をしているのですが、年度初めの頃は「何してるの？」「どうして毎日お掃除するの？」と、食後トイレに来る幼児クラスの子ども達から聞かれていました。秋の終わり頃から「あ、またお掃除してるの？ありがとう」という言葉が。最近では「いつもありがとう」「きれいにしてくれてありがとう」という子ども達の声が増えて心が温まります。

その時に発するありがとうは大げさなものではなく、あくまで自然体で、ともすれば素っ気ない言い方にも聞こえますが、そのあまりにも自然な流れで発せられるありがとうが本当に疲れを吹き飛ばしてくれる力を持っていました。このありがとうを言われたら、またやろうという気持ちしか湧いてきません。ありがとうを言われた時の気持ちは、きっと子ども達も同じだと思います。どんな些細なことでも「ありがとう」と一言添えるだけで、気持ちは前向きになるでしょう。
有ることが難しいから『有難い』。当たり前に感じていることも、実は当たり前ではないことかもしれない。そんな気持ちで毎日たくさんのありがとうを子ども達に届けていきたいと強く思いました。

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＜１歳児　うさぎ組＞ width=51
寒さにも負けずに室内はもちろん、戸外でも元気いっぱいに遊んでいます。戸外へ出る際の準備では「ぼうし！」「うわぎきる！」等と言いながら衣服を手に取り、意欲的に準備をしています。着脱には少し苦戦しながらも友だちや保育者と一緒に上着の袖に腕を通したり、チャックを上げ下げしたりと楽しそうに行っています。
また、表現遊びに興味関心を持ち、友達との手繋ぎ歩きからの「むっくりくまさん」「あぶくたった」等といった簡単なルールのある小集団遊びが大好きです。保育者が「やる人―？」と声を掛けると「はーい！」「やるー！」と言って手を挙げながら嬉しそうに駆け寄って行くと「いれて！」と言って手繋ぎの輪の中に自然と入る姿や手繋ぎの輪に誘い入れる姿も見られています。
今月も子どもの伝えたいという気持ちを受け止めていき、上手く言葉や思いを伝えられない時は保育者が代弁し、関わりを楽しんで過ごしていきたいと思います。
【今月のねらい】
・一人ひとりの体調に留意しながら、寒い時期を元気に過ごせるようにする。
・保育士等や友達と、見立て遊びやごっこ遊びを楽しむ。
・絵本、戸外遊び、制作等を通して、季節を感じながら行事や遊びを楽しむ。

＜２歳児　ひよこ組＞ width=56
カルタ遊びに興味を持ち、保育者が読み札を読み上げると、カルタの絵柄を見てみたり、文字を見てみたりしながら「あったよ」「せんせいこれ？」等と話し、カルタ遊びを楽しんでいます。
初めてカルタを行った時には「どこにあるのかな？」とカルタを一生懸命探していましたが、繰り返し行っていく中で絵柄や平仮名を覚え、保育者が読み札を読み終える前に絵札を取る事が増えてきます。カルタ遊びを通して、あいうえお表を見ながら「○○ちゃんのなまえここにあるよ」とお友達の名前を見つけたり、「ひ」の札を読み上げると「ひよこの『ひ』だね、どこにあるかな？」と言いながら探したりしています。また、あいうえお表や絵本を見ながらカルタで覚えた文字を探し、言葉に興味、関心を持っています。
今後も、遊びを通して言葉に触れていき、文字への関心を深められるようにしていきたいと思います。
【今月のねらい】
・寒暖差に留意しながら、風邪の予防に努め健康的に過ごせるようにする。
・保育士等に見守られ、身の回りの事等が自分で出来るようになる。
・生活や遊びの中でルールや約束事がある事を知る。
・ごっこ遊びや集団遊びを通して、友達との関わりを楽しむ。

＜３歳児　はな組＞ width=49
新しい年が始まり、子ども達は十二支に出てくる動物達に興味を示していました。園では『十二支の歌』をお集まりの時間に歌ったり、十二支の絵本を読んだりした事で更に興味が湧いている様子が見られます。友達に「わたしはいのししどしだけど～くんはなにどし？」と聞いて一緒だと気づくと「いっしょだね」と喜ぶ姿や星組の子ども達にも何年か聞く姿等も見られ、正月らしい友達との関わりをしていました。
四肢を養う遊びとして十二支なりきり遊びも取り入れてみました。子ども達は「とらはこうだよ」と四つん這いになって走ったり「うさぎはぴょんぴょんとぶんだよ」と膝をしっかり曲げてから高く跳んだりと十二支に出てくる動物達の動きを想像しながら身体を動かす事を楽しんでいます。今後も子ども達の興味、関心を大切にしながら遊びに取り入れられるようにしていきたいと思います。
【今月のねらい】
・手洗いの方法を見ながら丁寧に手を洗い感染症予防をしていく。
・衣服の着脱や片付け等身の回りの事を丁寧に行う。
・集団遊びや自由遊びを行う中で友達との関わりを楽しむ。
・冬の自然を見たり触れたりする事を楽しむ。
・遊びの中で文字や数字に触れる事を楽しむ。

＜４歳児　ほし組＞ width=45
冬休みが終わり、久し振りに会った保育者や友達に、朝のお集まりや遊びの中でお正月の出来事を思い出しながら「せんせい、きいて！じんじゃにいったよ」「おもちたべたよ」等の思いのまま話しをしていました。
保育者が子ども達にけん玉やコマを披露した事で、「やってみたい」と子ども達もけん玉を手に取って遊んでみたり、紙コップで作ったけん玉を使って上手く玉を乗せることが出来ると「やった！はいった」と喜んだりして正月遊びを楽しんでいました。また、新聞紙とペットボトルのキャップでコマを作り、子ども達で「さいごまでまわってたよ」と競争して伝承遊びを楽しむ姿も見られます。
『十二支の歌』の歌をお集まりの際に歌った際には、歌の歌詞の意味を言葉や絵本伝えたで、「ね、うし、とら、う・・・」と十二支を覚えて歌っていました。
その他にも日輪寺へお正月飾りを奉納しに行った事や、クッキングで餅つきをした事、おせち料理や七草がゆを食べた事等、お正月ならではの風習を堪能しました。
今後も、季節の行事に興味や関心を持つ事が出来るようにしていきたいと思います。
【今月のねらい】
・冬の寒さに負けず、戸外で身体を動かして遊ぶ。
・友達との関わりが深まめながら、協力して遊ぶ。
・異年齢児との関わりの中で、年下の友達に対して思いやりの気持ちを持って遊ぶ。
・冬の自然に興味を持ち、見たり触れたりする。
・季節の行事に興味や関心を持って参加する。
・保育士等や友達と一緒に制作を楽しむ。

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私たちの体は「自然免疫」と「獲得免疫」によって、ウイルスや細菌などの病原体から守られています。獲得免疫は病原体に感染しないと抗体を作れないのですが、子どもは大人よりも病原体に感染した経験が少ないため、大人よりも獲得免疫が未熟です。ヒトは生後10ヶ月頃～5歳頃までに、約300もの病原体に感染するといわれており、多数の病原体に感染する中で少しずつ獲得免疫を強化していきます。
～免疫力を高めるポイント～
１．食事で腸内細菌を獲得する
積極的に摂取したいものが、ヨーグルトや納豆などの発酵食品、野菜や豆類などの水溶性食物繊維を含む食品、バナナや大豆などのオリゴ糖を含む食品です。また、免疫細胞の活性化には、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が必要なので、これらの栄養素を含む食物をバランス良く摂取することも大切です。
２．規則正しい生活を心がける
食事の時間が不規則だと腸内環境が乱れて疫力が下がりやすくなるため、
毎日同じ時間に食事をするようにしましょう。
３．体温温調節機能を発達させる
体温が1℃上がると免疫力が5～6倍上がり、1℃下がると30%下がるといわれています。できるだけ外で遊ばせたり運動させたりして汗腺を発達させ、しっかり体温調節ができる体作りを行いましょう。
４．外遊びさせる
外遊びで土や植物などに触れると、それらに生息する細菌にもれることができます。また、日光（紫外線）を浴びると体内でビタミンDが作られます。さらに、外遊びでストレスが解消されると、副交感神経の働きが高まり体がリラックスするため、免疫細胞が活性化するという効果もあります。
５．薬を飲ませすぎない
体調が悪化している場合は上手に薬を使う必要がありますが、薬を飲ませすぎないことが大切です。
６．予防接種も行う
7．笑う
作り笑いでも少しは効果があるようですが、心からお腹や頬が痛くなるくらい笑う。

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2月に入りまだまだ厳しい寒さが続いています。今月のテーマ野菜は大根です。大根はビタミンCが豊富で抵抗力を高める効果があるといわれています。大根は、葉のシャキシャキとした食感が美味しい「菜飯」や皮の栄養の入った「皮入りみぞれ汁」を提供し、様々な食感や風味を味わえるようにしていきます。
節分献立では「鰯の蒲焼」や大豆の入った「鬼除け汁」を提供する予定です。節分ならではの食材を取り入れ、献立を楽しんでもらいたいと思います。
また冬野菜の収穫も最盛期を迎えます。現在、園では二十日大根の栽培を行っています。収穫した野菜は子どもたちとどんな料理にしたいか話し合い、日々の献立に取り入れています。旬の野菜を食べる日を子どもたちも今から待ち遠しいと話しています。

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節分とは「季節を分ける」という意味があり、それぞれの四季に存在します。特に、2月3日の春の節分は一年の区切りとされ、大切にされてきました。現在、一般的には冬から春の変わり目の「立春」の前日を「節分」と呼び、新しい季節を迎えるために豆まきや節分飾りで鬼や邪気を払う習慣とされています。
【節分献立紹介】
鰯の蒲焼丼：鰯には、焼く時に出る煙や強い臭いで邪気を追い払うという意味があります。子どもたちが食べやすいよう甘辛い味付けにして提供します。
鬼まんじゅう：鬼の金棒のようにゴツゴツしていることから鬼まんじゅうと呼ばれています。どんな形に見えるかクイズなどしながら節分について楽しく伝えていきます。

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食事は、食べ物を育てたり収穫したりする農家・漁師・畜産家などの生産者、食べ物や食事を運ぶ運送業者、食べ物を売る小売店の人、それらを調理する人など、たくさんの人が関わっています。食事の前に言う「いただきます」には食べ物とこの人たちに対する感謝の気持ちが込められています。
毎日食事がいただけることに感謝の気持ちをもって、残さず食べられるように伝えていきます。

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神田川ほとりに花咲く保育園令和4年度2月号園だより