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東京児童協会コラム
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東京児童協会×UNITED ARROWS コラボの園Tシャツ|先生たちが作るTシャツプロジェクト

都内に24の保育園・こども園を運営する社会福祉法人 東京児童協会は、同法人の保育園・こども園に通う全園児、約2,000名に園Tシャツを無償で提供しました。
今年も、株式会社ユナイテッドアローズが展開するファッションブランド「UNITED ARROWS green label relaxing」とのコラボレーションが実現。
法人内では通称「園T」と呼ばれているこのTシャツは、運動会や特別活動、遠足など、行事の際に園児も先生も着用することが恒例となっています。
オレンジのものが令和6年度のもの、水色のものが令和5年度のもの、毎年みんなおそろいで着る東京児童協会のユニフォーム的存在です。
この園Tは、保育士・栄養士・看護師など、園の先生たちと「UNITED ARROWS green label relaxing」が一緒に制作しています。
この記事では先生たちの思いや工夫が詰まった園T制作の裏側をレポートします!
目次
東京児童協会の「園T」って?
東京児童協会では毎年オリジナルの園Tシャツを制作し、園児たちへ無償提供しています。作り始めた目的は色々あるのですが、
- 散歩や公園などの公共の場でも、自園の子どもたちだとすぐわかるように
- 「大きなおうち」の一員であるという気持ちを育むため
- イベント時に着ることが多いので、子どもたちの行事への気持ちを高めるために
- 「子育てのプロ」である保育士が考え、子どもが気持ちよく着れる機能性を求め、子どもたちが気持ちよく園生活を過ごせるように
このような思いを込めて、毎年制作しています。
そして東京児童協会の「教育保育理念」の中に
わたしたちの願いは、家庭と保育園が思いをひとつに一人ひとりの子どもたちの笑顔あふれる毎日を実現することです。
わたしたちの夢は、歴史の希望である子どもたちが、現在を最もよく生き、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うことです。
とあるのですが、まさに
子どもたちの笑顔あふれる毎日を彩り、
子どもたちの望ましい未来がイメージできるような
そんなTシャツ制作を目指しています。
園Tシャツプロジェクト2025、スタート!
まずは、園の先生方から前年の着心地や使用感について意見を収集。そこから見えてきた要望にはこのようなものがありました。
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速乾性(行事が連続した際にもすぐ使えるように)
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袖がすぼまっていないもの(脱ぎ着がしやすく、下に長袖も重ねやすい)
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お尻が隠れるくらいの丈(かがんだときに背中が出ないように)
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首周りがきつくないもの(着脱のしやすさを重視)
大人の目線だけでなく「子どもたちが気持ちよく着られること」にこだわるのが、まさに先生たちならでは。
「子どもたちのために」という愛情が、ひしひしと伝わってきます。
いよいよ、打ち合わせ開始
まずは素材選びから
Tシャツ制作には決めることがたくさんありますが、まずは「素材」から。
代表の園長先生が実際に素材を確認し、オンラインでつながる各園の先生たちの意見を集約します。
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「たくさん洗うので乾きやすい素材が良いけれど、着心地は妥協したくない!」
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「下に肌着を着ない子もいるので、透けない素材がいい」
そんな声をもとに、今年は昨年よりもさらに吸水速乾性の高い素材を採用。
連日お洗濯しても大丈夫!
次はカラーとデザイン選び
公共の場で目立ちつつ、子どもも先生も気持ちが明るくなるようなカラー。
そんな「機能」も「想い」もデザイナーさんに伝え、いくつかの候補が上がってきました。
「どっちもかわいいね…!」
子どもたちが着た姿を思い浮かべながら、最終のカラーとデザインを決定。これが最も迷う瞬間でした。
オンラインで繋がる各園の先生たちにも投票してもらった結果、今年は明るいパープルに、「UNITED ARROWS green label relaxing」らしいコピー「Be Happy!」を添えたデザインに決まりました!
ポスターモデルも、園の子どもたちが担当!
園Tシャツ配布と同時に、各園に掲示する園内ポスター。
この撮影モデルを務めるのは、園に通う子どもたちです。例年、とっても素敵な表情を見せてくれます。
今年は「すみだ中和こころ保育園」の園児たちがモデルに!
元気いっぱいの男の子4名が参加してくれました。
プロのカメラマンによるスタジオ撮影に、最初はぎこちない雰囲気だった子どもたちも、徐々に慣れてきてカメラマンさんの指定するポーズに応えます。
撮った写真がパソコンに映る様子を見ながら、「宣伝の写真ってこうやってできていくんだね」と感じる体験にもなりました。
最後の集合写真はワイワイと。同行してくれたお母さんたちからも「笑って~!」と声をかけて頂き、笑顔になるお手伝いを。
慣れないことに最後はお疲れモードになりそうなところを、ぐっと頑張ってくれました。
ポスターも完成、商品も到着!いよいよ各園へ
職員用も含めて、事務局にたくさんのTシャツが届きました。
事務局職員が丁寧に検品・仕分けを行い、いよいよ各園へと旅立っていきます。
このTシャツを着て、子どもたちが楽しい思い出をたくさん作れますように。
制作からお届けまで、関わるすべての職員の「想い」が込められた東京児童協会の園Tシャツ。
子どもたちの成長は早く、このTシャツを着られる時間は短いかもしれません。
それでも、長く心に残る思い出になることを願って、今年も全ご家庭へお届けします。
今年も、たくさん着てくださいね!