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東京児童協会コラム
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園での相撲大会に、本物のお相撲さんが登場!|神田淡路町保育園大きなおうち
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都内に24の保育園を運営している社会福祉法人 東京児童協会は、全園で相撲大会を実施しています。コロナ禍により実施を見合わせていましたが、今年復活!相撲を通して礼儀や日本の伝統を学んだり、勝ち負けを通した心の育み機会としています。
今回は、園で開催する相撲大会に合わせ、お相撲さんドットコムさんのご協力のもと、立浪部屋から2名の力士の方にお越しいただきました。子どもたちに相撲のルールやシコの踏み方など、直接教えてもらうという機会を得ました。
24園中、17の園が6日間に分けて相撲教室を体験することができました。初日となった神田淡路町おおきなおうちで行われた相撲教室をレポートをお届けします。
お相撲さんにいろいろ教えてもらいましょう!
この日は、神田淡路町保育園大きなおうちに近隣3園の年長クラスが集まり、4園での相撲大会開催となりました。
神田淡路町保育園大きなおうちの菊地惠子園長が、子どもたちに向けて相撲大会についてのお話をします。
少し前に、国技館にて1月場所の観戦に行った子どもたち。それ以来、夕方になると職員室に相撲の結果を聞きに来るほど、相撲に夢中になった子がたくさんいたそう。
本物のお相撲さんに相撲を教えてもらった後は、自分たちが実際に相撲を取ります。見ていると、子どもたちの表情がとてもワクワクしています。
相撲大会に向け、子どもたちが自分で考えたしこ名。オリジナリティが溢れていて、とってもかわいいですよね!
さて、いよいよお相撲さんたちの登場です!
おっきぃ~! 子どもたちから大歓声
目の前に登場したお相撲さんたちは、想像よりもはるかに大きな体をしています。
子どもたちは、「おっきぃ~!」「ほんものだぁ!」と大喜びです。
この日、園を訪れてくれたのは、立浪部屋の2名の力士。
説明をしてくださるのは、常幸龍 貴之さん(奥でマイクを持つ方)。そして、現役力士である上戸関(真ん中の方)、幸奄美関(手前の方)。
相撲のルールや、お相撲さんの練習の仕方についての説明をした後は、シコの踏み方を教えてくれます。
子どもたちも、見よう見真似でシコを踏んでみます。
続いて行うのは、「攻めの型」。
左右交互に、腕をしっかり伸ばします。この後、相撲大会を控えた子どもたちが真剣に体を動かしている様子が印象的です。
最後は、「股割り」。大きな体をしたお相撲さん2人が、股を広げてペタっと床に体をつけると、「すごーい!」という声が。
「体を柔らかくしておかないとケガをしてしまうので、お相撲さんはみんな体が柔らかいんですよ」(常幸龍さん)
真似をしてみると、子どもたちは体が柔らかくてお手のものといった様子でした。
お相撲さんと相撲を取ってみよう!
最初に、上戸関と幸奄美関が相撲を取って見せてくれました。
こんなに間近で取り組みを見ることができるなんて、子どもたちにとって貴重な体験になったことは間違いありません。
1人対5人で、「はっきょいのこった、のこった~!」
子どもたちは真剣に向かっていきますが、お相撲さんにひょいっと持ち上げられる子どもたち。
先生たちも大興奮で、楽しい取り組みの時間となりました。
子どもたちから質問がいっぱい!
最後には、質問コーナーがありました。
――どのくらいご飯を食べますか?
丼に2杯のご飯を食べます。
――どうやったら、パパに勝てますか?
パパにハグして、大好きだよって言うと良いと思います。
――朝ごはんを食べないのに、どうして勝てるの?(お相撲さんは朝食を食べずに稽古するんだそうです)
毎日、たくさん稽古をしているからです。
――なんで押しあうの?
押し出したら勝ちだからだよ。
――得意な組手はなんですか?
上戸関→押し出しです。
幸奄美関→左の手の下に入りこむ技が得意です。
最後に、子どもたちに相撲を教えていただいたお二人に感想を聞きました。
上戸関「昨日まで1月場所だったのですが、子どもたちの元気なパワーをもらって疲れを感じることなく、逆に元気をもらいました」
幸奄美関「みんなから元気をもらいました。今日の経験をきっかけに、将来相撲をやりたいという子が増えたら良いなと思いました」
素敵な時間を、ありがとうございました!