社会福祉法人 東京児童協会

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4歳児クラスが作る卒園児へのプレゼント!シミズオクトさん協力のフォトフレーム作りを開催| 南砂さくら保育園

4歳児クラスが作る卒園児へのプレゼント!シミズオクトさん協力のフォトフレーム作りを開催| 南砂さくら保育園

東京都内に24の認可保育園と認定こども園を運営する東京児童協会が掲げる保育の特徴のひとつに、”子どもたち一人ひとりがよりよく成長できるよう、理想的な保育環境づくり”があります。東京児童協会の園に通う子どもたちは、園生活の中でさまざまな経験をしながら成長していきます。

今回は、舞台美術や空間デザインなどのイベント会社であるシミズオクトさんにご協力いただき、廃材を使ったフォトフレーム作りを南砂さくら保育園にて開催。4歳児クラスの子どもたちが、卒園生のためのプレゼント作りを体験しました。

南砂さくら保育園には、芸術による表現力・感性を育てるためのアトリエルームがあります。子どもたちは、日々このアトリエの中で夢中になって芸術に触れることができます。

アトリエルームで子どもたちにアートを教えるアトリエスタの菜穂先生が中心となり、このアトリエルームからさまざまな作品が生まれています。

シミズオクトさんから廃材をご提供いただき、子どもたちと作品作りするようになって3年。SDGsの観点からも、この廃材を使った工作の時間をとても大切にしています。

例年は、5歳児クラス(年長)の子どもたちに体験をしてもらうのですが、今年は、4歳児クラス(年中)の子どもたちが体験。

3月に卒園を控えた年長のお兄さん、お姉さんたちのプレゼントとしてフォトフレームを作成します。

子どもたちにわかりやすく説明するためにはどうしたらいいか、事前の打ち合わせがしっかり行われていました。

今回使用するフォトフレームセット。事前に、プレゼントする相手のイメージに合わせてフレームには色付けをしてあります。

実は、この1つ1つのパーツはそれぞれに形が違い、組み立てが少し複雑、4歳児の子どもたちは、間違えずに作ることができるのでしょうか。

 

シミズオクトさんのみなさんも、4歳児クラスのみんなに作り方がうまく伝わるようにいろいろと工夫をこらしてくださいました。

「できるだけわかりやすく説明しようとは思っていますが、やはり想像以上に難しいです。凹凸の部分を、先生が「階段」と説明しているのを聞いて、なるほど! と思いました。すごくわかりやすいなぁと。普段の現場では、「わかっていて当たり前」という前提で指示を出していますが、言葉足らずになっていることがあるんだろうなと、普段の仕事で足りていないことが見えてきたりします。色々な気づきがあるので、年に1度のこの会を楽しみにしています」(シミズオクト:松枝さん)

子どもたちも、作り方の説明を真剣に聞いています。「できるかな?」「できそう!」。

普段から作品作りに慣れている子どもたち、フォトフレーム作りにも意欲満々です。

フォトフレームを渡す相手のことを考えながら、飾りつけやメッセージ書き。とっても真剣に集中してできていました。。

菜穂先生は、クラス全体を見渡しながら子どもたちがちゃんとできているかを見ています。

事前の打ち合わせや、菜穂先生や他の先生たちがしっかりと子どもたちが作業する様子を見守りながら、指示を出しているので、子どもたちも楽しそうに作業をしていました。

とは言え、子どもの集中力は長くは続かないので、作業の進め方や子どもたちの集中力を切らさない工夫をこらしながら進めていきます。

凹凸を合わせて糊付けをするところなど、難しいところはシミズオクトさんや先生たちが補助します。

どんなフォトフレームができるのかなぁ。子どもたちも、完成形が見えてきてワクワクしています。

板をスライドして写真を差し込める仕組みになっているので、糊付けがとっても難しいのです。

「私たちは普段、舞台やイベントの設営をしています。その現場で出た廃材を使ってフォトフレームセットを作り提供しています。この取り組みを通して、「作って、誰かに喜んでもらえること」を経験してほしいなと思っています。セットを作るときは、普段現場に出ることがない事務のスタッフにも手伝ってもらうのですが、手を動かし廃材がまた園児たちの手によって作品に変わることに関われてうれしいと言います。年に1回のことではありますが、この取り組みは今度も続けていけたらと思います」(シミズオクト:松田さん)

3月に卒園を迎える年長さんたちに、きっと喜んでもらえる素敵なプレゼントが完成しました。