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東京児童協会コラム
- 東京児童協会
国立競技場でサッカーのエスコートキッズ体験&サッカー交流会
「富久ソラのこども園ちいさなうちゅう」、「新宿三つの木保育園もりさんかくしかく」の園児たちは、サッカーチーム「クリアソン新宿」が国立競技場で開催するサッカーの試合のエスコートキッズとして参加! 本番前には、コーチや選手との交流会も実施されました。その様子をレポートします。
2園合同でエスコートキッズ体験
新宿を拠点に活躍するサッカーチーム「クリアソン新宿」が、4月9日の「新宿の日」に合わせて、国立競技場でサッカーの試合を実施。そこで、同じく新宿区にある「新宿三つの木保育園もりさんかくしかく」と「富久ソラのこども園ちいさなうちゅう」にお声がかかり、エスコートキッズという大役を務めることになりました。
同じ新宿エリアを拠点としていることもあり、地域に根ざした体験を日々行う両園にとって願ってもない初めての試みです。
サッカーの試合前の入場で選手をエスコートする大役だけに、本番前には交流会が実施されました。
クリアソン新宿のコーチ&選手との交流会
本番前の交流会では、コーチと選手の4名が参加。はじめに、クリアソン新宿の伊藤 大介コーチから「みんなと仲良くなりたいから、だいちゃんと呼んでください。みんなとは、同じ新宿で活躍する仲間ですね!」と笑顔で子どもたちに挨拶。「だいちゃん!」と早々に打ち解けた様子の子どもたち。
ここで、“だいちゃん”から子どもたちに「宿題」が課されました。それは、「チーム名とこの日参加するコーチ&選手の名前を覚えること」。
同じく、コーチとして活躍する土田雄弘さんに加え、ミッドフィルダーの中山雄登選手、ゴールキーパーの浅沼優瑠選手からも自己紹介。
まずは、ボールを頭上高く上げてキャッチ! 次に頭上にボールを上げている間に手を叩く動作をいれて、難易度アップ。「できなくても大丈夫。たくさん失敗してくださいね」と、初めてサッカーをする子どもでも安心できるように優しく指導してくれます。
今度は、手でボールを真上に投げて足でキャッチ。
体育館を目一杯使って、ボールを足で運ぶ“ドリブル”の練習も行いました。
コーチから「みんな上手!今度はチームになってやります。チームでやるには、お友だちと協力しないといけないよね」と、チーム戦でのコツも教わります。
選手もそれぞれ1人ずつ入り、3チームに分かれて行われたチーム戦。手をつないで輪になり、指定の場所にドリブルをしながら早くゴールしたチームが勝利という子どもたちにもわかりやすいルール。
ボールを蹴ることだけに集中していると、ほかのチームにぶつかってしまうこともあるので、しっかり周りを見ることも大切だとコーチから教わります。
勢い余って輪からボールが飛び出してしまってしまったり、転んでしまったりするハプニングもあり、楽しいながらも、ドリブルの難しさを体感する子どもたち。
今度は、本番さながらのサッカーの試合を行います。戦いの前にそれぞれのチームで作戦会議。
コーチや選手が中心になり、みんなで協力すること、ゴールを決めることなどを教わり、「エイエイオー!」と気合も十分入ったところで、いざ試合がスタート。
今回は途中で2つ目、3つ目のボールも投入され、3つのボールでサッカーを行いました。焦って思わず手でボールをつかんでしまったりなど、プチハプニングもなんのその、全員が笑顔でボールを追いかけ、ゴールを目指します。
試合が終われば整列して挨拶。「相手がいるから戦いができたんだよね。だから、勝っても負けても、試合の最後は「ありがとうございました」と、しっかりお礼をいいましょう」とコーチ。スポーツマンシップも学び、心地よい疲労感で楽しく交流会を終えました。
頼もしいエスコートキッズ!
2023年4月9日、国立競技場で開催された、JFL第5節 クリアソン新宿vsブリオベッカ浦安戦。この選手入場で、エスコートキッズとして参加した子どもたち。
ちょっとドキドキしたけど、クリアソン新宿の選手たちと手をつないで、堂々と国立競技場に足を踏み入れます。
サッカーのみならず、さまざまなスポーツが行われる国立競技場でのエスコートキッズ体験は、とっても貴重な経験になりましたね。ちなみに、子どもたちの声援が届いたのか、当日の試合は、2-1でクリアソン新宿が逆転勝利をかざりました!