4月に引き続き、東北の保育園や大学で復興支援コンサートをしてきました。
最初に訪問したのは岩手県下閉伊郡にある山田中央保育園。
保育園の目の前の道路を挟んだ向こう側まで津波が押し寄せ、間一髪津波の被害を逃れたそうです。
保育園の子どもたちはみんなとても元気でいっぱいで、一緒にたくさんの歌あそびを楽しみました。
次に訪問したのは、4月に訪問した釜石保育園です。
以前は園舎の前に大きな瓦礫や津波で流れてきた車がありましたが、きれいに撤去されていました。
平成23年4月(前回)訪問
平成23年7月(今回)訪問
2日目最初に訪問した下矢作保育園です。
子どもたちが大好きな下矢作保育園の先生たちに前に出てきてもらい一緒に踊ると、こどもたちはより一層大喜びでした。
次に向かったのは大船渡市の赤崎保育園。
ふれあい遊びを始めると、とっても嬉しそうな顔を見せてくれ、保育園の先生やお友だち・スタッフの方々と一緒に楽しく遊びました。
最終日、最初に訪問したのは佐沼保育園です。
2日目に訪問した「下矢作保育園」と同じように、先生方に前に出てきてもらい一緒に歌あそびを楽しみました。
先生が前に出てくると、子どもたちはおおはしゃぎでとても嬉しそうでした。
4月に訪れた岩手県一関市にある修紅短期大学を訪問しました。
当法人に入職した、修紅短期大学の卒業生からもお話しをさせて頂きました。
その後、修紅短期大学の幼児教育学科の保育士を目指す学生さんから思わぬサプライズを頂きました。
当法人で親しまれている歌「こころの花」を、手話を合わせて歌ってくれました。
最後に訪問したのは、仙台にある東北福祉大学です。
修紅短期大学と同様に、当法人の職員の中に卒業生が多く親交が深い学校です。
保育実技系のふれあい遊びや、歌あそびを楽しみました。
同じ時を共有し、少しでも学生さんたちに元気を受け取ってもらえたなら幸いです。
前回の復興支援でも訪問した釜石保育園に今回も行くことができ、長期的な支援活動に繋げることが出来ました。
前回、歌あそびを終えて園を出る際に「またきてね!」という言葉をかけられました。何気なく子ども達が言った言葉だったのだと思いますが、その言葉がずっと忘れられずにいました。
必ずまた行きたいと思っていたので、こころの中に残っていた想いが叶えられることが出来ました。今後も支援を続けていきたいと思います。
また被災された保育士の方々は、地震の混乱の中で、自分の家族の安否も分からないまま預かった子どもたちを必死に守り続けたということは、当たり前なのかもしれないが「人としても保育士としても尊敬」の一言です。
保育士になって2年目の自分は今回の支援活動で「保育士はすごい!」と保育士という職業に改めて誇りを感じました。
今必要とされているもの。
被災者の方々の言葉に耳を傾け、心に寄り添い、ともに笑顔を分け合うこと。
「またきてね!」の子どもの想いを叶えることこそが必要なのだと思います。
「こころの支援」
何よりも大切な「こころ」が一日でも早く元気になることを願って、これからも東北に復興支援に行きたいと思います。